化粧で美しくなれる 1
化粧をすることで本当に美しくなれるのでしょうか。経験的には、イエスを答えると思います。あるいは、美しいかどうかは主観的なものなので見た人がどう感じるかに依存する、という人もいるでしょう。
美しくなったかどうかに主観が入る余地があることは否定しませんが、ある程度客観的に化粧のもつ効果について見定めることはできると思います。以下簡単に見てみましょう。はじめにスキンケアについて。これは肌のコンディションを整えるために必要な行為と思います。特に洗顔、紫外線対策、乾燥対策)は重要と考えています。人間は元々何もしなくても体を正常な状態に維持するはたらき(ホメオスタシス)が備わっています。しかし他方で、自動的に汚れを落とす機能と強力な紫外線・乾燥から守る機能はありません。そのため洗顔を怠るとアカツキやニキビの様な皮膚病になったり、外見も汚くなります。また、無防備で紫外線や乾燥に曝されると皮膚は痛んでトラブルを引き起こしたり重い皮膚病になってしまいます。なぜ、汚れを落とす機能と紫外線・乾燥から身を守る機能がついていないのかといえば、それは一言で言えば進化と関係があります。近年のオフィス環境のような乾燥した環境や紫外線量の増加などに対してまた人類の皮膚がまだ十分に適用しきっていないからです。ゆくゆくは適用していくのでしょうが、それには非常に長い時間がかかります。
我々の祖先は知恵を絞り、泥を塗って日焼けをしのいだり、動物の脂を肌に塗って乾燥を防いだりしていたのです。これらがベースとなり、現在の化粧品に発展してきたのです。現代の環境下では化粧品は気休めの商品ではなく、体の機能を維持するための生活必需品とすらいえます。現代社会では化粧品は第二の皮膚とも言える、と私は考えています。