化粧における自然派
非常に多くの種類のある化粧品の商品の中に最近、といってもここ10年くらいの一つの傾向として見れるものは、無添加とか自然派を打ち出した化粧品が一般的に流通するようになってきたことです。消費者としてもなんとなく、一般的な化粧品よりは肌に良さそう!といったイメージで世に広まってきている感があります。デパートの化粧品売場にもずいぶん増えてきました。
自然派を打ち出した化粧品の利点は何かについて少しみてみましょう。まずはじめに無添加化粧品の定義とは何でしょうか。多くの無添加化粧品と呼ばれるものは、表示指定成分(厚生省が指定した注意表示義務のある102種類の成分)が入っていないものをさしているようです。
表示指定成分入ってないということは防腐剤などを配合していないので体にやさしい、安全というキャッチフレーズへとつながっています。要は、防腐剤は細菌などの小さいな生物を殺す化学薬品だから、やはり人間の体にも良いわけがないから避けましょう、というのが出発点です。他にも、体に良くないという理由で無香料、無着色といった商品も見うけられます。中には、首をかしげてしまう?界面活性剤無添加などという代物まであります。
結論から言いますと、大抵の製品は一般化粧品であろうと、無添加化粧品であろうと大枠の成分でみると差は極僅かです。健常者が使用する場合は実はあまり関係がないと思います。ただこういったコンセプトの化粧品が誕生したのかについては事情があります。化粧品使用者の中にはごく稀に特殊な体質の方がおり、微量な成分でも相性が悪いものに反応してアレルギーを起す方が居りました。そこで、消費者団体の圧力などにより、国が表示指定成分という、ごく僅かな確率ですがアレルギー体質で化粧品かぶれ等のトラブルが起こす可能性がある方の為に、過去に事例があったものや可能性がある成分をピックアップして、消費者保護の意味でそういった成分を商品に表示して注意を促すという法律を作りました。この法律が、無添加化粧品というジャンルを生み出すきっかけになったわけです。