松本 純の「今月の野鳥」



私の趣味のひとつにバードウオッチングがあります。
”今月の野鳥”と題し、毎月野鳥を紹介したいと思います。

今月の野鳥「ムギマキ」(2017年11月)

オスは上面が黒、下面が橙色で、目の後ろと翼の白斑が目立ち、
メスは 上面全体が褐色で、尾の白色部がないヒタキ類。 
シベリア東部から サハリンにかけての狭い地域で繁殖し、
日本には旅鳥として春秋に 渡来するが、見ることは稀である。





今月の野鳥「マミチャジナイ」(2017年10月)

バイカル湖からカムチャッカにかけての地域で繁殖し、東南アジアで 越冬する。
日本には秋の渡りの途中、旅鳥として現れる。春の渡りの 時期の記録は少ない。
白い眉班が明確な鳥。





今月の野鳥「カケス」(2017年9月)

赤味を帯びた褐色の体。頭上は白地に黒の斑。目の周囲は黒く、 虹彩は白。
飛ぶと翼の白色斑が目立つ。
日本では九州以北の林で繁殖し、冬は低地や南に移動する。





今月の野鳥「ツツドリ」(2017年8月)

ポポ、ポポという太い鳴き声が、筒を叩いているように聞こえるので この名がある。
ユーラシア大陸の温帯と熱帯に分布し、日本には 夏鳥として渡来する。
標高500m以上のよく茂った森にすみ、 姿を見ることは少ない。






今月の野鳥「カッコウ」(2017年7月)

日本で繁殖するホトトギス類の中では最も開けた環境に棲息し、高原、 明るい林、
川原、低木の生えた草原などで見られる。
夏鳥として、北海道から九州までの各地に渡来する。





今月の野鳥「ホトトギス」(2017年6月)

ウスリーから東南アジアにかけて繁殖し、日本では北海道南部から 九州まで
の地域に夏鳥として渡来後、繁殖する。 繁殖期にオスは、”特許許可局”と
聞こえる大きな声で鳴く。





今月の野鳥「コマドリ」(2017年5月)

赤い胸を反らし、朗らかな声で囀る小鳥。
夏鳥として渡来し、本州中部では主に1000m以上の山地に棲息し、林床にササ類の生えた
暗い林を好む。繁殖期には「ヒンカララララ」とか「チッツルルルル」という、よく響く大きな声
で囀る。これを馬のいななきに似ているとしてついたのが、駒鳥の和名である。






今月の野鳥「ノジコ」(2017年4月)

目の周りが白く、黄緑色をし日本特有のホオジロ類。
本州の主として中部地方以北の山地で局地的に繁殖する。
冬期は台湾やフィリピンに渡るが、西南日本に留まるものも いる。






今月の野鳥「ヤマセミ」(2017年3月)

水辺にすみ、白と黒の鹿の子模様が美しい。冠羽があり、頭が大きく見える。
名前は山の渓流に生息するカワセミを意味し、一年中、つがいで広い テリトリー
を設けているので、見ることは難しい。






今月の野鳥「マヒワ」(2017年2月)

全体に明るい黄色と黄緑色の鳥で、
2本の黄色い翼帯がある。 ユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、
日本では北海道で少数繁殖するものが あるが、大陸から冬鳥
として全国に渡来する。






今月の野鳥「ベニヒワ」(2017年1月)

雪原で枯草をついばむ、赤い額を持った小鳥。ユーラシアと北米大陸の亜寒帯から寒帯
で広く繁殖し、日本へは冬鳥として明るい林や草原、農耕地に渡来する。
主に北海道と東北地方北部で見られる。






今月の野鳥「モリムシクイ」(2016年12月)

英国から北欧、西ロシアにかけてのユーラシア大陸西部に生息し、冬はアフリカに渡る。
国内では日本海側や北海道でわずかに確認され、 渡りのルートを間違った”迷鳥”の
可能性が高い。 今秋、関東に初めて飛来した。






今月の野鳥「アカゲラ」(2016年11月)

赤、白、黒の配色が美しいキツツキ。上面は黒色で白色の横縞があり、肩羽の先の白色羽が目立つ。
下面は淡黄褐色と赤色。雌雄ほぼ同色だが雄の後頭は赤い。 本州と北海道の低山から亜高山帯に
生息している。






今月の野鳥「アオゲラ」(2016年10月)

ほぼ全身が灰緑色の中型のキツツキ。腹は淡色で黒い横縞がある。
雌雄ほぼ同職だが、雄は頭上が赤色、雌は後頭のみ赤い。
本州以南に生息する日本の固有種であり、山の広葉樹林や
針広混交林に 多く、ピョーピョーと良く響く声で鳴く。






今月の野鳥「イワヒバリ」(2016年9月)

ユーラシアの温帯に分布し、高山の岩礫帯で繁殖する。
日本では本州の 中部と北部の高山で繁殖する。 頭部から腰、胸は灰色。
上尾筒、腹 などは赤褐色で、淡色の羽縁がある。下嘴は黄色で、よく目立つ。






今月の野鳥「ホシガラス」(2016年8月)

白星を散らしたようなまだら模様を持つ鳥。
四国以北の 1500m以上の亜高山帯に留鳥として生息する。針葉樹の実が主食で
ハイマツの実を特に好んで食べる。






今月の野鳥「ホオアカ」(2016年7月)

高原で囀る、名前の通り頬が赤いホオジロ類の小鳥。 背の低い草原を好む鳥で、
北海道や東北地方では平地の牧場や 農耕地の周辺で、中部地方以南では山地
の高原で繁殖している。






今月の野鳥「ブッポウソウ」(2016年6月)

青緑色の体に赤い嘴と翼の白斑が目立つ、鳩より少し小さい鳥。 アジア東部から
オーストラリアで繁殖し、日本には本州、四国、九州に 夏鳥として渡来し、やや
局地的に繁殖する。
ブッ、ポウ、ソウと鳴くコノハズクと以前混同されていたため、 この名がついている。






今月の野鳥「キビタキ」(2016年5月)

黒と白と黄色の配色が非常に美しい、軽やかに囀る広葉樹林の鳥。
夏鳥として渡来し、ほぼ全国の丘陵や山地で繁殖する。






今月の野鳥「ウソ・アカウソ」(2016年4月)

笛のような声で鳴き交わす、頬が紅色の小鳥。ユーラシア大陸の亜寒帯で 広く繁殖し、
日本でも本州中部以北の亜高山帯で繁殖し、冬期は大部分が 標高の低い山地や
丘陵地に移動する。
冬鳥として渡来する別亜種として、胸が淡い紅色を帯びるアカウソがある。






今月の野鳥「ルリビタキ」(2016年3月)

背中の琉璃色と脇腹の橙色のコントラストが鮮やかな森の鳥。
日本では北海道、本州、四国の高い山で普通に繁殖し、 冬期は山麓、
丘陵や暖地に移動する。






今月の野鳥「ベニマシコ」(2016年2月)

冬の高原や低地の林を彩る赤い鳥。尾が長く、翼に2本の白帯がある。
ユーラシア大陸東部の亜寒帯で繁殖、日本では北海道と青森県の
草原で繁殖し、冬は南下する。





今月の野鳥「ミヤマホオジロ」(2016年1月)

東部シベリアなどから冬鳥として渡ってくる顔の黄色い短い冠毛がある小鳥。
10羽ぐらいの群れで平地の明るい林などにすんでいる。






今月の野鳥「アトリ」(2015年12月)

ユーラシア大陸の亜寒帯針葉樹林で広く繁殖し、日本には冬鳥として全国に渡来する。
冬の水田で群れを作る、橙色の胸と白い腰を持った小鳥で、 小さく”キョキョキョ”と地鳴きする。





今月の野鳥「トラツグミ」(2015年11月)

黄色と白と黒のまだら模様からトラの名がついている。
さえずりが非常に変わっており、口笛に似たヒーという非常に細い 声で鳴く。
薄暗い森の中にすんでいて、姿を見る機会は少ない。





今月の野鳥「オオワシ」(2015年10月)

黄色い大きなくちばしと、くさび形をした長めの尾を持つ黒と白のワシ。
オホーツク海沿岸地方で繁殖し、日本には冬鳥として北日本に渡来する。
関東以西ではごく稀である。

一年間猛禽類を紹介してきましたが、来月からは森林、草原の野鳥を
紹介したいと思います。






今月の野鳥「サシバ」(2015年9月)

白い眉班とのど中央に太い黒色縦線を持つ、褐色のタカ。 日本には夏鳥として渡来後、
北日本から九州までの間で繁殖し、 冬は東南アジアで過ごす。
 飛翔時、尾にはくっきりとした 横縞が出る。






今月の野鳥「ハチクマ」(2015年8月)

飛翔中、頭部がペン先のように細長く突出する、翼の非常に長いタカ。
日本には夏鳥として渡来後、通常本州以北で繁殖する。 東南アジアで越冬する。
低山や丘陵の林に棲み、八チの幼虫や さなぎを好んで食べる。






今月の野鳥「チゴハヤブサ」(2015年7月)

腹面に縦班があり、すね毛と下腹が赤茶色のハヤブサそっくりの猛禽。
日本では北海道と東北地方北部で少数が繁殖し、冬期にはインド北部から 中国南部
に渡るが、一部は本州中部以南に留まる。




今月の野鳥「ハヤブサ」(2015年6月)

頬に太いひげ状の黒色班を持ち、上面が薄墨色の猛禽。 日本では北海道から九州で
少数が繁殖し、その多くは留鳥。 冬期には国外から渡来した個体も加わって少し数が増す。





今月の野鳥「ツミ」(2015年5月)

顔全体が黒い小さなタカ。日本ではほぼ全国で繁殖し、暖地では留鳥だが、
寒地のものは秋冬を暖地で過ごす。 オスは胸から脇が橙褐色で目が暗紅色。
メスは胸から腹に黒色横斑があり、 目が黄色。






今月の野鳥「ハイタカ」(2015年4月)

白い眉斑と黒い眼帯を持つ小さなタカ。 ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に広く繁殖地を
持つ。 日本でも本州以北で繁殖し、留鳥だが一部は冬期に 暖地へ移動する。





今月の野鳥「ハイイロチュウヒ」(2015年3月)

オスは上面の大部分が灰色で下面が白いチュウヒ類。 ユーラシア大陸の亜寒帯や
北アメリカで繁殖し、日本へは 冬鳥として渡来するが数は少ない。






今月の野鳥「チュウヒ」(2015年2月)

翼をV字形に保ってアシ原や草原の上を低く飛ぶ細身のタカ類。
日本では本州中部以北に少数が繁殖。冬に大陸から主に、 本州以南に渡来する。






今月の野鳥「オオタカ」(2015年1月)

顔に顕著な眉斑と黒い眼帯のある大きなタカ。北アフリカ、ユーラシア、 北米大陸の亜寒帯
から温帯に広く繁殖地を持つ。
日本では山陰から近畿以北で繁殖する留鳥で、特殊鳥類に指定されている。






今月の野鳥「ケアシノスリ」(2014年12月)

白い尾の先に黒褐色の太い帯を持つ、白っぽいノスリ類。脚が足指のつけ根
まで 羽毛に覆われていることから”毛脚”ノスリと呼ばれる。 日本へは冬鳥として、
少数が主に北日本や日本海側地方に渡来する。






今月の野鳥「ノスリ」(2014年11月)

体も翼も小太りの感じのタカ。日本では四国以北の亜高山から 平地の林に棲み、
付近の荒地、川原、耕地など開けた場所で、 ネズミ、カエル、鳥などを餌としている。






今月の野鳥「イヌワシ」(2014年10月)

北半球に広く分布。日本では本州の山岳地帯に繁殖する最大の猛禽。
個体数が少なく、繁殖力も弱いので、絶滅が心配される種の一つである。




今月の野鳥「ヨタカ」(2014年9月)

疎林に渡ってくる夏鳥で、夜間キョキョキョと長く鳴き続ける。暗闇の
中で飛び、蛾など昆虫を捕食する。昼間は横枝に沿って静かにとまっ
て休んでいる。



今月の野鳥「ノゴマ」(2014年8月)

日本では北海道に夏鳥として渡来し、草原で繁殖する声の美しい鳥。
チョロチリー、チーチョロチーなどとさえずる。
雄の喉が赤く丸いので、”日の丸ドリ”というあだ名もある。



今月の野鳥「コルリ」(2014年7月)

姿は見せず、笹ヤブでさえずる青い鳥。日本には夏鳥として本州中部
以北と、北海道の産地に渡来し繁殖する。下やぶの中で行動するので、
姿を見ることは少ない。



今月の野鳥「オオルリ」(2014年6月)

高い木の梢で美しい声でさえずっている小鳥。よく茂った林などに住ん
でいることが多い。雄は上面が青く、胸と腹が白、名前の通り瑠璃色で
非常に美しい。



今月の野鳥「アカショウビン」(2014年5月)

水辺の森に棲む赤い鳥。透き通るような美しい大きな嘴をかすかに開い
て、キョロロロと尻下がりの甘い声で鳴く。低山のよく茂った林に姿を見
せる夏鳥である。



今月の野鳥「ヤマドリ」(2014年4月)

日本固有の鳥で、雄の尾羽は長く美しい。
深い山の奥に棲むため、人の目につきにくく、数も少ない。



今月の野鳥「ヒレンジャク・キレンジャク」(2014年3月)

北半球の寒帯で繁殖し、南へ渡って越冬する。繁殖する数や南のどこま
で渡るのかは、その年の木の実のなり方に大きな影響を受けるようである。





今月の野鳥「イスカ」(2014年2月)

イスカは餌の松ぼっくりを食べやすい様に、嘴の先端は鋭く尖り、上下が
食い違っています。冬鳥として、針葉樹林に渡来します。