目次

西山周辺の活断層は!?
西山を守る会 結成一周年記念集会のご案内
99名参加 西山市道の監査請求 新年の展開
西山尾根道(市道)を酉戻そう!!
黄色いチラシ情報
コラム:裸の王様?

おことわり:Web版では広告を掲載していません。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
正月は5日(水)より営業いたします
   荻田印刷・編集室

平成17年1月1日号NO.290号 Web版
荻田印刷 TEL・FAX 046-241-8990
1981年創刊 毎月1日発行
編集発行人:荻田豊 上荻野車庫前
西山を守る会ホームページ
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郵便振替口座(名称・西山を守る会)
00260-1-41948

西山周辺の活断層は!?

 十二月十六日の読売新聞朝刊に、政府の中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」が公表した被害想定の中間報告が、また二十日の神奈川新聞は愛知万博会場に推定活断層が存在していることを報じていました。西山を守る会では、市や県に対して、採石は山のバランスを崩し地震を誘発する危惧があることを訴えています。

★遺したい相州アルプス
 市は平成九年三月に「厚木市地震被害想定調査報告書」を発刊しています。その七ページに「厚木市周辺における活断層の分布」が掲載されています。そこには政府中央防災会議報告書にもある伊勢原断層が「活断層であることが確実なもの(確実度T)」として、また経ケ岳−仏果山間と国道四一二号線に沿って下荻野−半原間の二ケ所に「活断層の疑いのあるリニアメント(確実度V)」が紹介されています。
 そこで、西山を守る会では、結成一周年を記念して、かながわグリーンネット(神奈川の自然と環境を守る連絡会)の仲間である日本地質学会会員で県立生命の星地球博物館学芸ボランティアの蝦子貞二氏をお迎えして左記の演題で講演会を開催します。ぜひ聞きに来てください。

★皆さん歌ってください
 記念講演に先立ち、西山を守る会のテーマソングを発表します。曲名は「風の唄」、作詞・作曲は山のギター弾きさんです。次にその詞を紹介します。

風の唄  作詞作曲 山のギター弾き  (楽譜をクリックすると曲が聴けます)

一、風の唄が聞こえてくるよ
  遥か昔と同じように
  オオタカ舞うこの稜線は
  荻野の里をやさしくつつむ
  高取、華厳、経ヶ岳と続く
  西山の峰はふるさとの山
  タブの木陰、ヒオウギの花
  ツツジの尾根やホタルの群れ
  山がくれた 宝物
  守ろうよ緑の山を
  伝えよういついつまでも



 
二、風は今まで見続けてきた
  山を削り失くしたものを
  石小屋、鳶尾、館山の景色
  山は二度とは生えては来ない
  夕日が沈む山の向うには
  お日様が沢山落ちてると聞いた
  幼い頃のいろんな思い出が
  今もまぶたの中に映る
  心の中の 宝物
  守ろうよ緑の山を
  伝えよういついつまでも
  西山はふるさとの山
  伝えよういついつまでも


 テーマソング発表のほかに、会員有志によるギター・尺八・琴の演奏もあります.新春にふさわし曲を予定しています。お楽しみください。
 なお、一部では、発会から監査請求までの一年間の活動−月例登山、バザー、土曜サロン、大看板づくり、オオタカの勉強会・観察会・巣の発見、シンポジウムなど−を報告します。

★「西山を守る会」は
 会の目的は、荻野高取山周辺が採石事業で破壊されることを未然に防ぐことです。
 会の名称は、昔から荻野の人たちが、自分たちの住む里の西側にある山々、高取山・華厳山・経ケ岳を西山と呼んでいることに由来します。
 入会は随時受け付けております。年会費は、家族会員千五百円、個人会員千円です。申込みお問い合わせは、事務局TEL 046-241-8990 荻田印刷まで。



西山を守る会 結成一周年記念集会のご案内

◆日 時 1月10日(成人の日)午後2時から
◆会 場 上荻野分館(上荻野バス停前)
◆内 容
     1部 午後2時 1年間の活動報告
             〜発会から監査請求まで〜
     2部 午後3時 テーマソング発表
           新春ミニコンサート
           ギター:花上哲雄・高倉秀基
           尺 八:櫻井 武(越天楽)
            琴 :田辺千代(春の光)
     3部 午後4時 記念講演
          後世に遺したい相州アルプスの地形・地質遺産
          〜藤野木一愛川構造線、青野原一煤ヶ谷構造線と活断層〜
          講師:蛙子貞二氏(箱根を守る会)
◆資料代  500円
◆申込み  事務局 TEL 046-241-8990 荻田印刷



99名参加 西山市道の監査請求 新年の展開

 西山市道の違法な財産処分に対する住民監査請求は、12月6日受付、要件審査をパス、12月17日正式受理され監査に入りました。監査結果は、受付から60日以内に出ます。
 請求書を仕上げて提出までの僅か5日間、一気に99名の請求参加を頂いたことは、市道廃止の暴挙が確実に認識されはじめていることの証左と受止めています。
 酉の新年1月12日、請求者を代表し監査委員に対して証拠の提出と意見陳述をすることになっています。
 西山の上昇気流に乗って悠々飛翔するオオタカをイメージし、西山問題の全体像を鳥瞰、先なる行政訴訟をも見定め、気息を整えて出番に備えています。
      『西山を守る会』  代表 花上義晴



西山尾根道(市道)を戻そう!!

★再度「不可解な都市計画」
 先月号で、厚木市が平成十年三月に都市計画に関する基本方針として「厚木市都市マスタープラン」を策定し、その中で、荻野地域の「景観形成の方針」を、「高取山などの山地や丘陵の保全、まちのふちどり(背景)の保持とともに、現在の尾根筋や山頂の優れた見晴らしの場の確保(継承)」としているにも係らず、翌年の七月に相模興業鰍ニ「華厳採石工場における岩石採取拡大計画に係る覚書」を結び、十五年九月議会に尾根道の廃止を提案、十二月議会 で可決してしまったことを紹介しました。
 再度書きます。市長は、一期目ですばらしいプランをつくり、その翌年の二期目早々にそのプランを危うくする覚書を締結し、三山期目に入ると直ぐにプランとはまったく逆なことを提案したのです。

★山上助役の発言
 私は一昨年の十二月十五日に都市経済常任委員会を傍聴しました.この日は九月議会で継続審議になった西山尾根道の廃止について審議されました。議会の傍聴は初めての経験でしたが、そこでのやり取りは、議論と言うよりは、腹芸、田舎芝居のオンパレードで、厚木演劇鑑賞会会員の目で観ると何とも面白いものでした。
 太田議員の発句石を揶揄した品格のない戯れ句に始まり、九月議会での正論を百八十度変えた関戸議員などの役者が出尽くしたあと、真打ち登場とばかり発言した山上助役のそれは、役所言葉に慣れていない私には何とも理解し難いものでした。その箇所を転載してみましょう。
 「先ほど来、質議の中で理解していただいたと思うんですが、この案件はまさに神奈川県全体、そしてひいては厚木市、非常に日本の国土は狭いわけでございますが、そういう中で土地利用をどう考えるかというところの視点から、県下全体の土地利用をどう図るかという意味で土地利用調整条例というのを県が持っておりまして、その中で、きょうの道路問題も含めて個々の法律はたくさん結果的には出てくるわけでございますが、そういった個々の法律を超えて、その開発がこういう状態の中にあってどうあるべきか、こういう観点からまず議論されているのが土地利用調整条例であります。そういう意味で、この中では非常に広い角度から審議がされて、その事業者からの申請計画、開発計画の申請に基づいて、内容がまず第一段階として審査がされる。そしてそれを第二段階、今度は環境アセスという角度から見たときにどうなるかというのが第二段階。そういうものが終わって、きょうあるような道路法、ほかにも法律が幾つかあるかもしれませんが、そういった個々の法律では判断できない部分を総合的にやつていく。こういうやり方の制度でございまして、本案件も制度の中で審議がなされてきたと。
 この事業の内容が採石をとるということで、この現代社会的にはなかなか理解しにくい分野ではあるんですが、私どもとしては、正当な企業活動の一つという中でこれを受けとめて、一定のルールに沿って手続を進めてきていただいた、こういうふうな理解をしております。そういう中にあって、今日的に、きょうの一委員会でもそうですが、いろんな意見が出されました。この段階で、今後は私どもと事業者、あるいは県と事業者、いろんな場面があると思うんですが、そういう中できょうの議論を踏まえて、実際の今後の事業活動の中で、将来に向けて今までの議論の中で最大限皆さん方の意見が反映できるように努力をしてまいりたいと、こういうふうに思います。」
 言葉遣いは丁重であっても、何故か私には「あんたら、市会議員のレベルでの話しではないんだよ」と、市民の代表に対して慇懃無礼なものいいに聞こえました。だから私は心の中で叫びました。
「何だ、あんたは、厚木市の助役でなく、企業の回し者かよ」と。

★審議の幕引きは地元選出議員
 この発言を受けて、地元荻野選出の和田議員が、「ありがとうございました。そのように私どもも要望して、何としてでも市民の皆さんに迷惑をかけないような方法で、何としてでも皆様方の力をお願いしたいと、そういうようなことで、議案第八十九号の認廃については、この辺で採決をしていただきたい、このように思います。よろしくお願いします。」
と、西山の地元の人たちが頼りにしていた議員が、真っ先に採決を促す発言をしたのです。私はこのとき、彼の本性をきっちりと見させていただきました。

★山上助役の前歴
 話は山上助役の発言に戻します。一般市民には馴染みのない土地利用調整条例と環境アセスについて山上助役がふれていますが、傍聴したこの時点では私はどんな条例なのか理解していませんでした。しかしこの一年で学習しました。そしてこれを私流に解釈すると、どちらも業者とお役人に都合良く出来ているものだということがわかりました。まず最初の土地利用調整条例は、尾根道の廃道が決まっていなくても、それを前提にして進めることができること。二番日の環境アセスは形骸化されていること。そして何よりも、市道の認廃は市固有の業務であって、県とは直接山関係がないことです.それなのに彼の発言はあたかも都市経済常任委員会以外のところで決まっているかのようなもののいいようです。
 俄然、市民利益を無視する発言をした助役の前歴に興味が湧いてきました。そこで就任当時の新聞記事を調べてみました。それによると、平成十一年四月一日が就任の日で、県土木部参事砂防課長、河港課長、土木部技監を歴任、財団法人都市整備技術センター副理事長とありました。就任三ケ月後に市は相模興業鰍ニ「華厳採石工場における岩石採取拡大計画に係る覚書」を結んでいるのです。



黄色いチラシ情報

●西山を守る会1月月例登山
●日時 1月23日(日)雨天30日
    午前9時半 上荻野分館集合
●交通 小田急線本厚木駅北口発半原行きバス8時20分乗車、上荻野バス停下車
●持ち物 弁当・飲み物
●コース 上分館→上荻野浅間神社→用野→ゴルフ場→大沢→華厳枝尾根→華厳山(602m)→高取山(522m)→発句石→主尾根道→三つ沢・上飯山分岐→三つ沢枝尾根→切り通し→敬和荘→宮本老人憩いの家→東谷戸入口バス停
●装備 登山コースのため登山靴・杖
●事故は自己責任



コラム:裸の王様?

◆昨年八月発行のJAあつぎに松沢知事がエアガンを発砲する写真が掲載されていました。記事を読むと、「睦合地区棚沢で野生サルによる農作物被害に苦しむ住民からの強い要望で現状視察に訪れた」とのことでした.この時に、経ケ岳側に住んでいた猿が、宮ケ瀬ダムの工事が始まった頃から国道を渡り鳶尾山側に移ったことや西山の採石を許可すると猿の住む奥山はさらに狭くなり、里山や住宅地に出没せざるをえなくなることなどをどなたかが知事に話したのだろうか。
◆やはり昨夏七月、かながわの県政を語る会の県央地区代表が西山を守る会の土曜サロンに見えられました。彼を連れてきた市議は一月頃から「夏に知事を厚木に呼ぶので、その時は会員を動員してくれ」と盛んに言っていたのに、この日を境に雲行きがおかしくなり、結局は実現しませんでした。この代表、知事の目線でなく自分自身のそれで判断をしたのだろうか。
◆かながわグリーンネットの会員の勧めで、いのちとくらしと雇用・営業を守る神奈川県民実行委員会の県への合同要求に加わり、九月に知事に要求書を手渡し、十一月に回答をいただきました。その内容はお役人さんの回答で、要求を出す前から想像していた範囲内でした。ここでも知事の生の声は聞かれませんでした。
◆知事は九八条委員会、西山を守る会は議案第89号と似たような数字では縁があるのですが、果たしてこちらの声は知事の耳に届いているのだろうか。