|
目次 荻野にも西山荘がありました 今昔70余年の感慨「事を成すは人に有り」 黄色いチラシ情報 東丹沢西山尾根道裁判第三回公判は9月5日 三百号到達記念イベント コラム:次代に繋ぐ おことわり:Web版では広告を掲載していません。 |
|
平成17年9月1日号NO.298号 Web版 荻田印刷 TEL・FAX 046-241-8990 1981年創刊 毎月1日発行 編集発行人:荻田豊 上荻野車庫前 |
|
|
西山を守る会ホームページ ../tanabe_chiyo 郵便振替口座(名称・西山を守る会) 00260-1-41948 |
|
|
荻野にも西山荘がありました 西山荘といえは、皆さんはテレビドラマでお馴染みの水戸黄門さまの隠居所(茨城県常陸太田市)を思い浮かべるのではないでしようか。昭和二十年代後半上荻野にも西山荘(せいざんそう)がありました。 ★荻野に機(はた)やを 終戦後、外地からの帰還者らにも仕事の場を提供しようということもあり、荻野村々議の花上守次さんらが議会で議決し、地元の有 力者であった神崎栄三郎さんや田口昇さんらと共に個人的に資金を出し、半原から糸工場を誘致しました。その場所は、国道沿いのま つかげ台入口交番の反対側にある美容院前の小道を下り、旧道に突き当った左側にある高杉家のところです。糸屋は洋画家の大貫松三 さんのお兄さんの久寿さんで、丸久機業といいました。しかし、経営は長続きしませんでした。 ★西山荘として その後この建物は加藤頴治さんの手に移りました。加藤さんは、自由民権家で荻野小学校第五代校長の加藤政福さんの次男で、早世 された兄にならい教師になり、その後、戦後最初の県会議員を務めました。二期目は落選し、昭和二十六年十一月から三十年四月まで 荻野村の村長を務め、その時に糸屋の建物を手に入れ、そこを料亭にし、西山荘と名付けました。今でもこの地に立つと、荻野西山の 三山、経ケ岳・華厳山・高取山が目の前に見え、「西山荘」と命名したその気持がよく理解できます。後年、空家になっていたこの家を 買われたのが高杉さんのお父さんでした。 ★大貫松三筆襖絵
六月下旬、その高杉さん宅から「家をリフォームしているので、松三さんが絵や書を措いている襖がいらなくなったので差し上げま
す」と電話をいただきました。早速伺い四枚組二点計八枚の襖をいただいてきました。痛みが激しく元の姿を正確には想像出来ません
が、「月下有香」との題が書かれた一組には、白梅と紅梅がかすかに見受けられ、もう一組は上欄写真(部分)のもので、「山邨豊緑」「花鳥○○」「清○○○」「枯中在娩」と判読でき、「昭和二五松三」の署名と落款が確認できました。★立軌会創設翌年の作品 昭和二十五年は松三さんが四十五歳の時です。その前年の昭和二十四年に牛島憲之、山下大五郎、須田寿、飯島一次、円城寺昇、榎 戸庄衛ら七名で立軌会を創設しています。そして、五年後の昭和三十年に東京美術学校同級生の会・六窓会のメンバー、東山魁夷・橋 本明治・杉山寧・加藤栄三・大須賀カらと半原の中津川で鮎漁をしています。 ★『大貫松三展』平壕市美術館で 旧盆明けに平塚市美術館の端山学芸貞から当紙にFAXが送られてきました。その企画書に書かれている趣旨の一部を抜粋します。 「・・・松三を育み苦しい時代には援助したのは愛川町の人々であった。したがって愛川町の撚糸機などの実物資料も展示し、作家を生 み育み援助した街の産業と人々、歴史を紹介する。また作品を所蔵し大切にしてきた人々のコメントなども作品と併せて掲示すること で、松三を取り巻く多くの人々の存在を示したい。このように本展は作品展というだけでなく、地域、人々、産業、歴史的背景がわかる 資料を並置する博物誌的な展覧会である。これは展覧会をみる人々に展示物をより親しいものとして感じていただくことの試みであり、 作家や作品をみるための手がかりが多様であるような展覧会の試みです。…」 嬉しいじやありませんか、これは、当紙が十八年前に始めた「地元のコレクション展」と同じ趣旨です。尚、展覧会は、10月1日か ら12月23日までです。会期中テーブルトークが開かれ、当紙は10月23日に出演し、十四年前に開催した大貫松三展にまつわ る話をすることになっています。 ★それつけても 東丹沢西山尾根道裁判の原告である当紙としては、裁判官が黄門さまのようであることを願います。 今昔70余年の感慨「事を成すは人に有り」 昭和4年完成、同56年取壊した荻野小学校の旧二階建て本館校舎。それまでの校舎は老朽・採光不良、建替えは村最大の懸案であった。新校舎設計は時の校長曽根廣蔵氏。100年の構想に立ち、中でも贅沢に広い廊下は、雨の日の体操とゆとりの効用を考えた曽根校長の見識の所産と言われた。校長と村長・村議意気投合し、未曽有の不況下、校地拡張を含め、挙村一丸、大事業は完成した。その時、村有林だった西山が大きく財源に貢献した。当時、二階建ての威容と直線100m、一周200mのグランドは愛甲郡一で、学童の気宇を育て、誇りを高めた。 時移って今、学童の面前で西山を削らせるという市長に見識なく、市教委に気概なし。地区指導層もまた同じである。 『西山を守る会』代表 花上義晴 黄色いチラシ情報 ●『黄色いチラシコレクション』へ 自由民権百二十周年建碑実行委員会の大畑哲さんから天野政立の自叙伝『所世録』と絵はがきセットをいただきました。 ●日本のガラス展の招待券プレゼント 会期 9月1日(木)〜6日(火) 会場 渋谷・東急本店7階特設会場 日本を代表するガラス作家97人の芸術作品の華麗な競演をご覧ください。先着10名様。お申込みは荻田印刷まで。 ●満 員 御 礼 5月号で「地元出身の中村歌女之丞を応援しよう」と呼び掛けました歌舞伎観劇バスツアーは80名を超え盛況でした。また来年もよろしくお願いいたします。 東丹沢西山尾根道裁判第三回公判は 9月5日(月)午後4時半 ●傍聴しよう 標記の通り9月5日に第三回公判が開かれます。裁判所に市民の関心の高さを示すためにも、多くの方々に傍聴をしていただきます よう、よろしくお願い申し上げます。裁判所は地下鉄みなとみらい線「日本大通り駅」二番出口より三十秒です。 第三回公判 ◇日時 9月5日(月)午後4時半 ◇場所 横浜地方裁判所502号 法廷 (五階控え室集合) ◇参加一般・会員自由 閉廷後、裁判所はす向かいの開港記念会館二階七号室で梶山正三弁護士に当日の裁判の内容を解説していただきます。勿論、質問も 承ります。前回は狭い会議室でご迷惑をおかけしましたが、今回は広い部屋を確保しました。終了後、希望者は馬車道にある生香園で夕 食をとります。予算は二千円です。夕食会に参加される方は、予約の関係上、3日(水)までに事務局に電話申込みください。 ●第三回地元報告会 梶山弁護士の解説ビデオを見ながら第三回公判を振り返ります。 ◇日時 9月10日(土)午後3時 ◇会場 荻野公民館和室 ◇参加一般・会員自由 ●清源院の西山筆法堂額を見て飯田孝さんのお話を 七月号で紹介しました荻野山中藩の最後の殿様・大久保教義西山筆の法堂額「湘江禅林」を清源院さんに見せていただくことになり ました。当日は、郷土史家の飯田孝さんに教義の時代(明治維新の頃)の清源院の話などをしていただき、また、井上篤太郎(自由民 権家・京王帝都電鉄社長)の墓から西山を眺めながら、彼と西山の関係などを荻田が説明します。 第四回西山展望塾 ◇日時 9月17日(土)午後3時 ◇場所 三田・清源院山門前集合 ◇講師 飯田孝さん ◇参加 一般・会員自由 ※事務局に電話申込みを ●エコツアーの材料・観光資源 八月登山はヒオウギの花を楽しみに登りました。残念なことに、今年は株は見かけましたが、花は観察できませんでした。しかしな がら、登山口に向かう途中、用野の民家の庭先には咲いていました。 山のギター弾きさんの情報によれば、山中湖村では「ヒオウギの里祭り」(7月20日〜8月10日)を開催し、会期中、エコツーリズム推進協議会の協力でツアーガイドが高指山の観察場所に案内をしたそうです。 このように、丹沢の西端にある高指山と東端の荻野高取山では、ヒオウギが夏を彩るのです。西山ではまだまだ未知なる魅力が発見 できそうです。ちなみに、今回も相模興業の立入禁止看板のある松石寺分岐の尾根道ぶ大型の猛禽類を目撃しています。 山ビルは8月7日登山では見かけませんでした。登山日一週間以内に雨が降らず、登山道が乾いていたためでしょうか。 さて、九月の登山ですが、今年も玉子ダケ(きのこ)の採取を楽しみに登ります。 月例西山登山 ◇9月18日(日) (雨天19日) JA荻野支所午前九時集合(本厚木駅北口午前8時20分発半原行き乗車、東谷戸入口下車) ◇JA→横林→深堀→大平→ゴルフ場→付け替え市道→松石寺登り→新四国八十八箇所石仏群 →松石寺分岐(相模興業採石場を見下ろす)→高取山→大たるみ→華厳山(昼食)→大沢 →ゴルフ場→用野→上荻野バス停(上分館・解散) ◇弁当・飲み物・登山靴・つえ ◇参加一般・会員自由 (事故は自己責任。厚木市民はふれあい保険適用) ●登山マップ差し上げます 会では、神奈中バス停(東谷戸入口・源氏河原・上荻野)から、大厚木ゴルフ場を通り、荻野高取山と華厳山を巡る登山マップをつ くりました。希望者に進呈いたしますので、秋の登山シーズンに是非荻野西山を体感してください。 ●急募!そば栽培部長 当会では、堀隆次さんを看板部長と呼んでいます。その彼がリーダーとなって造ったサンデーマート鳶尾店前の大看板のある畑にそばの種を撒き、育て、収穫し、そば粉にし、そば打をし、皆で食おうという計画を立てました。そこで、そば栽培のノウハウを持った方を捜しています。そば栽培部長になって一緒に遊んでもいいよと言う方は事務局までご連絡ください。白い花で道行く人の目を楽しませたのち、皆で美味しくいただきましょう。 ●一緒に西山を守ろう 当会は、会費やカンパ、バザーなどの資金で運営しています。是非多くの皆様に入会していただき、末永く活動して行きたいと思いま す。入会は随時受け付け、年会費は三千円です。会費などは、郵便局にある払込取扱票に口座番号00260-1-41948と加入者名の「西山を守る会」、さらに通信欄に会費、カンパなどの内訳を明記して入金してください。後日、入会月を含む十二カ月間有効の会員証を郵送します。 お問い合せは、事務局の荻田豊まで。TEL 046-241-8990 三百号到達記念イベント 画家を囲んで昼食会 当紙は十一月号で三百号になります。これを記念して十一月に宮木薫展を飯山のアツギ・ミュージアムで開催いたします。 そのイベントの一環として「画家を囲む昼食会」を企画しました。 絵を趣味とする方々、井上五川門弟子孫の方々、野仏ファンの方々、是非ご参加ください。終戦直後の相模地区の美術界の様子など もお聞きできるものと思います。 参加者個々の干支絵を当日の記念品とします。前もって画家に描いていただきますので、お早めにご予約ください。なお、展覧会会 期は11月1日〜29日で、西山・松石寺石仏・来年の干支絵などを展示即売いたします。 日時 11月13日(日) 正午〜 場所 アツギ・ミュージアム 会費 一万円 (食事・干支絵) 定員 二十名 申込 荻田印刷 略歴 1920年横浜生れ 祖父は三増の宮木五蝶(井上五川の門弟・津久井功雲寺天井画師弟制作)国画会会員 深川・正覚寺天井画伊香保・水沢寺襖絵 横浜・本覚寺障壁画など # # # # # カレンダー承ります カレンダーは年間を通してPRできます。是非ご検討を。 喪中はがき承ります まだ早いですが、準備はお早めに!! どちらも、ご用命は、荻田印刷へ。 コラム:ちがい ◆今年の厚木商工会議所主催の「企業フォーラム」の講師の一人は長野県小布施町の造り酒屋で取続役を勤めるセーラ・マリ・カミングスさんです。女史は七月十六日付読売新聞の「ひとりのチカラ・チャレンジャーたちNo.10」でも紹介されていました。そこに書かれていた彼女の言葉が当紙の気持にぴったりだったので手帳に書き留めておきました。 ◆セーラ女史は小布施の町で、伝統的な日本酒造りの再構築に情熱を注ぐだけにととまらず、街全体の文化づくり、地域づくりをしています。三年前に、上荻野卓球部(昔公民館の卓球大会に出場・今は旅行会)で小布施に行きました。そんな縁もあり、彼女の講演は親近感を持って聞きました。余談ですが、部では今月11日に万博に行き、三重のパラミタミュージアムで開催中の小林貢展(上荻野在住のガラス工芸家)を観て来ます。 ◆厚木愛甲環境施設組合(管理者・山口巌雄厚木市長)の中間処理施設(ごみ焼却施設、粗大ごみ処理施設)の候補地新聞発表は地元棚 沢自治会にとっては唐突だったようです。市長のこの政治手法は西山の時と同じです。しかし、荻野自治連とは違い棚沢のリーダーは適格な判断をし、素早く臨時総会を開きました。その結果、市長に計画の白紙撤回を求める陳情書を提出し、断固反対の看板をいち早く掲げ、署名活動もしています。 ◆セーラ女史の言葉は、「『出来ない』理由はだれでも言える。出来る方法を必死で考え、実行することが大事」というものです。 | |