目次

西山問題に対する市議の姿勢
西山は一級品
黄色いチラシ情報
ヒオウギ苗販売! … 西山を守る会
コラム:見聞の活用

おことわり:Web版では広告を掲載していません。
※当紙は、コンサーベーション・アライアンス・ジャパン(アウトドア自然保護基金)の支援を戴いています。


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平成19年6月1日号NO.319号 Web版
荻田印刷 TEL・FAX 046-241-8990
1981年創刊 毎月1日発行
編集発行人:荻田豊 上荻野車庫前
西山を守る会ホームページ
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郵便振替口座(名称・西山を守る会)
00260-1-41948


   

西山問題に対する市議の姿勢

「西山を守る会」では、厚木市議会2月定例会に「西山市道廃止・付け替え議決の再審議を求める陳情」を出しました。 この結果が掲載された5月1日発行の「あつぎ市議会だより」を見た知人が、「議員は二度も間違えを犯した」と言っていました。 今月下旬に市議選が告示されます。 そこで、当会がこれまでに出した6件の陳情書に対して、議員がどのような判断をされたのかを検証してみましよう。


★陳情書の内容
「西山を守る会」が2月定例会に提出した陳情書の概要は次の通りです。 市議会議員の先生方が平成15年12月議会で審議された時は、厚木市や相模興業が提供した片寄った資料でしか判断ができなかったと思われます。 しかし、当会が東丹沢西山尾根道裁判をおこしたことにより、今年2月7日の結審までに原告(当会)側は107点、被告(市)側は19点の証拠を裁判所に出しております。 そこで、これらをよく検証され、議員先生が任期中に自らの責任で再審議し、市民(陳情者)の意見も良く聞き、司法の判断(5月30日に判決)を待つのではなく、市民のためになる政治判断をすることを求めるものでした。

★不可解な民主党とネット
当会が議会に提出した6件の陳情書の件名と各会派ごとの賛否の一覧表を作ってみました。 平成15年9月議会で継続審議となった議案第89号「市道路線の廃止及び認定について」は次の12月議会で議決され、その時は、市民・ネット・共産党・民主党が反対し、その後の5回の陳情書については、はぽこの4会派は当会側に立った議決をしています。 しかし、小林新市長に代わった最初の2月議会に出した6番目の「西山市道廃止・付け替え議決の再審議を求める陳情」に対しては、民主党とネットは反対しています。 これは、15年12月の自らの議決を否定することになるのですが。

   

★馬脚を露わす
民主党の佐藤議員は16年夏頃から当会との関りはなくなっていましたが、昨年10月の証人尋問の際に初めて傍聴に来て、梶山弁護士に「傍聴席で証人尋問を聞いていると、圧倒的に私たちに有利に思えますが、法律家からみて、勝てますか、勝てませんか」と、言葉は正確ではありませんが、このような意味合いの質問をしました。 梶山先生は、苦笑していましたが、誠実に答えられました。 私たち「西山を守る会」は、行政訴訟は厳しいことを承知で、それでも西山を守りたい思いから、諦めずに、不安を抱えながらも自らを励まし、自分達の出来ることを精一杯しているのです。 その気持ちを踏みにじるような軽率な質問を私は許せません。

★与党であっても是々非々で
ネットの議員は口頭弁論のたびに傍聴に来ていましたので、この変心は理解できません。 しかし、何か事情があるのでしょう。 せめて、市長と主従関係にはなって欲しくないものです。




西山は一級品

 昭和53年から10年間荻野公民館長を仰せつかった。 まつかげ台・鳶尾団地が埋って間もない頃のこと。 新しい住民の人から館長という立場の私に荻野についての様々な質問が寄せられた。
 私は荻野で生まれ育つ子供は親の出生地に係りなく、この荻野が故郷なのだと気が付いた。 そこで先ず親同士で荻野を学ぼうと呼び掛け「荻野を知ろうシリーズ」を設定、任期中の柱に据えた。 昭和57年、西山の尾根道歩きの感動は今なお鮮明に蘇る。 参加者数10名が、弘法大師の足跡をなぞり、松石寺石仏群、高取、華厳、経石、経ヶ岳へのコースを辿った。 眼下の荻野の里、厚木の市街地。 遠望すれば、京浜、三浦、相模湾、伊豆半島がかすむ。 さらには甲信の山々の層を成す重なり。
 景観・自然・文化、どれを取っても西山は一級品である。

『西山を守る会』 代表 花上義晴



黄色いチラシ情報

●愛川出身の中村歌女之丞を応接しよう
 歌舞伎俳優研修所第2期生の歌女之丞が出演する第13回稚魚の会・歌舞伎会合同公演の観劇パスツアーの参加者募集!
◎とき 8月25日(土)半原7時半発
◎ところ 国立劇場小劇場(千代田区)
◎演目 菅原伝授手習鑑 寺子屋の場
    (歌女之丞は源蔵女房戸浪役)
    乗合船恵方万歳(常磐津連中)
◎参加費 8,000円
◎定員 50名 先着順
◎申込先 TEL 046-241−8990 荻田 豊
◎問合せ TEL 046-281−0058 小島広之
     TEL 046-281−0011 大貫善正
※今年は荻田が担当します。



ヒオウギ苗販売! … 西山を守る会

《5月の活動報告》
●判決結果はホームページを
【東丹沢西山尾根道裁判の判決】
 当号は28日に印刷したため30日に横浜地方裁判所で言い渡されました判決を掲載することができませんでした。 判決後、速やかにホームページに掲載する予定ですので、こちらをご覧ください。 事務局へのお開い合せも承りますが、不在の時もありますので、ご了承ください。 なお、判決当日に横浜司法記者クラブに会見を申し込んでありますので、判決内容によっては新聞報道があるかも知れません。

●活発な審議が
【平成18年度総会】
 12日(土)午後1時30分から荻野公民間和室で開きました。 23名の会員と飛び入り1名の24名参加で、活発な質議のもと、2度の休憩を入れ、午後6時まで長時間にわたって行いました。

●今秋の芋煮会をお楽しみに
【里芋の植え付け】
 昨年10月下旬に山形出身の会員に腕を振るっていただき、会で育てた里芋を使って芋煮会を開きました。 これが好評でしたので、今年の秋も開催します。 そのために、先月19日の土曜サロン終了後にサンデーマート鳶尾店前の大看板の畑に種芋を植えました。

●稜線破壊で発句石ピンチ
【月例登山】
 5月の月例登山は20日に行い、参加者は初参加の3名を含む11名でした。 稜線の破壊が進み、松石寺尾根から発句石以南を見ると大分低くなりました。 3年前、まだ稜線が通行止になる前に、昼食を取ったり、山のギター弾きさんの歌など聞いた思い出のあるヤマボウシの大木があった峰も消えてしまいました。
 4月登山でつぼみを見かけた山ツツジは松石寺尾根などではまだ咲いていました。
 ヒオウギは、高取山々頂や大たるみで数株を確認し、登山者に踏まれないように里から用意してきた篠竹で囲いをし保護しました。
 荻野西山共有林組合の山は神奈川県の水源の森に認定されたのでしょう、高取山頂や大たるみ、華厳山頂などに「水源の森林」のプラスチック抗が打たれていました。
 ヤマピルは、ゴルフ場一近くの付け替え道や荻野村初代村長屋敷裏山など比較的低いところに多く、参加者の1人が食われてしまいました。 事前に布製の登山靴にヤマビルファイター(イカリ消毒製、ワイルド・ワンで販売)をスプレーしていた方は大丈夫でした。 ちなみに、私・荻田はこの方法で今だに被害を受けていません。
 下山後の午後3時30分頃から居酒屋「一ッ八」で懇親会を開き、2時間後に散会しました。

●高校の先生方に
【西山問題説明会】
 26日(土)午前10時から上荻野分館和室で県高等学校教職員組合環境教育小委員会のグループに西山問題を説明しました。

●敗訴の場合は控訴を
【原告団会報】
 26日(土)午後1時30分から上荻野分館和室で原告団会議を開き、横浜地方裁判所で敗訴した場合は東京高等裁判所に控訴す ることを決めました。これに先立ち、21日には梶山弁護士と面談し、打合せをしました。

《6月の活動予定》

●本籍は荻野富士
【ヒオウギ苗の販売】
◇6月3日(日) (小雨決行・荒天の場合は10日に延期)
 午前9時30分〜正午 (売り切れ次第終了)
◇サンデーマート鳶尾店前「西山を守る会」大看板の畑
◇1株200円(カンパ込み)
 会の活動資金捻出のため、3月にポリポットに蒔いて育ててきました苗を販売します。 1ポットに3粒づつ蒔きましたが、ポットによっては1抹や2株しか発芽していないものもありますので、株数で値段を決めました。 昨年の例によると今年発芽しなくても来年出る場合もあります。
 この種はその昔荻野富士で採取した種の末裔です。 地植えすると条件が良ければ9月彼岸の頃に咲きます。 翌年からは株が増えて、7月下旬から8月にかけて花をつけます。 是非お買上げいただきますようお願い申し上げます。
 なお、ヒオウギは古民家・岸邸や松石寺などでも見られます。 それだけ苦から荻野の人たちに愛されてきた草花なのでしょう。

●百聞は一見に如かず
【西山の裏側を見に行こう】
◇6月10日(日)(雨天17日)
◇荻野公民館玄関前午前10時集合
◇車に乗り合わせて採石場に
◇申込み制(事務局へ電話を)
◇事故は自己責任

●下山後の生ビールを楽しみに
【相州アルプス西山三山縦走】
◇6月17日(雨天24日)
 上荻野分館午前9時集合 (本厚木駅北口午前8時20分発半原行き乗車、上荻野バス停下車)
◇上分館→上荻野浅間神社→荻野村初代村長屋敷→法華峯林道→経ケ岳(経石)→華厳山(昼食) →高取山→松石寺尾根分岐(採石場見下ろす)→新四国八十八箇所石仏群→付け替え道路 →ゴルフ場→大平→深堀→東谷戸入口バス停(解散・希望者は火焔山餃子工房で打ち上げを)
◇持ち物:弁当・飲み物・雨具
◇ヤマビル対策として塩水を
◇会員外も参加自由。但し、事故は自己責任。会員で厚木市民の方は「ふれあい保険」適用。

●会員になって西山を守ろう
 当会は、何時からでも入会出来ます。
年会費は1世帯3,000円です。
郵便振替口座番号は00260-1-41948、加入者名は「西山を守る会」です。
通信欄に「年会費・カンパ」等内訳を記入してください。
事務局:TEL 046-241-8990 荻田
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コラム:見聞の活用

◆先月13日(日)に県央史談会(飯田孝会長)で相模湖町にある神奈川県指定重要文化財の小原宿本陣、藤野町沢井の国指定重要文化財の古民家・石井家、同町佐野川の石楯尾神社(本殿は県指定重要文化財)、ここと本家争いをしている名倉の石楯尾神社(二本杉と社叢は県指定天然記念物)、牧野の十五代続く旧家・神原家、篠原の土平治の生家、津久井町又野の尾崎考堂記念館をマイクロバス2台を仕立てて見学してきました。
◆沢井の石井家は後北条氏時代の地侍の系譜をひく世襲名主の家で「整型六つ間取り」の平面で神奈川県下で最も古いそうです。上棟は宝永四亥年(一七〇七)で、火鉢には富士山噴火の際の火山灰が遺されているそうです。 現在整備中で、近日中に茶事・貸席の絆楽亭として活用されるそうです。
◆佐野川の石楯尾神社の神楽殿は境内入口に建ち、通常は門の役を果たし、祭礼の時などには床を張り、大きな舞台になります。 先人の知恵に感心しました。
◆憲政の神様・尾崎行雄の記念館の展示ケースの中に当紙平成5年4月号がありました。 私はすっかり忘れていましたが、伊佐秀雄著『尾崎行雄』(吉川弘文館発行)から「尾崎と選挙」の一節を引用した記事などを掲載していました。

◆史跡めぐりで見聞を広めるたびに、それを知識として貯えるだけでなく、地域で活かしたいと思っています。 今は西山と麓の旧家とをセットにした活用方法をあれこれと模索しています。