読書感想文
最近読んだ本の感想。 2003年6月までに読んだ本はこちら|
料理本2冊
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最近読んだ本ではないですが、食欲の秋到来ということで、手持ちの中からセレクトしてみた2冊です。両方文庫本の体裁をとっているので、かさばらないのがいい。 小林カツ代のすぐつくれるおかず(講談社+α文庫) 美味しくパンを食べよう!(講談社文庫) |
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引越しと、いぬ
2003/?〜10/2読了 |
日記エッセイのつれづれノート、もう12冊目です。 銀色さんのゆるがない精神が好き。 そして、この日記を読んでいると、いつもむしょうに美味しいものが食べたくなる。 |
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軽いめまい
2003/9/16〜20読了 長編小説 |
“めくるめく文体と辛辣な精神が、昨今の毒にも薬にもならぬ文学界に一石を投じるか?夫と子供と4人、マンションで暮らす平凡な日常。彼女がその中で覚える軽いめまいにも似た一瞬とは・・・”という書評とも言えない程度の、女性雑誌の書籍紹介コーナーの記事を見て、自分も夫と2人、当時は戸建てで暮らしていた平凡な日常を送る主婦だったので(こう書くとあまり共通点はない様にも思えるけど)、この金井美恵子の『軽いめまい』という小説を読んでみたいと思って、長いこと最寄の図書館――十年位前は市の中央図書館だったのに、別の場所に新しく中央図書館が建設されてからは、一地区の図書館として縮小されてしまった――に入るのを待っていたのに、最近はすっかり忘れていたが、文庫本の棚にあるのを見つけて、早速借りてきたのをワクワクしながら読んでみると、めくるめく文体というのは本当で、句読点ばかりで途切れることのない段落が、二ページも続いていたりして、読み始めるとどうにも止まらないので、電車の中ではいつも本を読むのだけど、仕事帰りに『軽いめまい』を読んでたら、二駅も乗り過ごしてしまって、エレベーターのない駅なので、階段を上り下りしてホームを移らないと反対方向の電車に乗ることが出来なくてうんざりしたけど、それでもまた続きを少し読んで、今度はちゃんと地元の駅で降りることができた。 ・・・と、ちょっと金井氏のまねっこの文体で感想文を書いてみたんですけど(ちゃんと真似になっているかどうかは、さておき)、この感想文を読むのに耐えがたい気分を味わった方は、『軽いめまい』は読まないほうがいいかもしれません。でも、いい加減に書いてみた私の感想文とはもちろん違う物だから、一度立ち読みで最初の方をちょっと読んでみて、止められなくなった方は、ぜひ買って最後まで読んでみてください。でないと、本屋が閉店する時間までその場を離れられなくなっちゃうかもよ。 |
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夫婦公論
2003/8/11〜20読了 |
作家夫婦による交換エッセイ。ひとつのテーマについて夫婦が公論というか、口論というか・・・を繰り広げます。夫・藤田宜永の力ない反論が、イマドキの男女の力関係を象徴しているようです。 結婚してる人ならこの本読んで「そうそう!」とうなづかずにはいられないでしょう。ただし「夫が藤田さんそっくり」とは限りませんが。私が一番笑ったのは、TVやビデオを家で見ていてロマンティックなシーンになると、突然どうでもいいようなことを喋りだしたり挙動不審になったりする夫についての話。藤田宜永とうちのダンナの共通点、ここにあり。 ついでに言うと、あとがきも、「そうそう!」なんですよ、この本。いやほんま。ぜひ読むべし! |
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屋鵜
2003.8.4〜8読了 江戸時代小説 |
お家(いえ)のために自らを犠牲にするということは、かなり近い時代まで、よくあったことだけど、じゃあ今ではほとんどないかというと、そう言うことでもない。 私は「家」のために何も犠牲にしたことはなかったけど、はたして、私の「家」はこれからどんな歴史を刻んで行くだろう。 作品に関しては、「五年の梅」のほうが好きでした。 |
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もめん随筆
今年の初めごろ〜 |
文字通り、随筆集です。 なにやら復刻版らしい、文庫のわりに上品な装丁と、タイトルの「ほんわか度」に惹かれて、数年前に買ったまま「積読(つんどく)」してた本。 当時の私は着物道にどっぷりはまってたので、着物のことが書いてあるのかなあ、なんて思ったけど、そうでもなくて、東京出身の著者が嫁入り後関西に越してきた時のエピソードなどが中心でした。(大阪の女について書かれた部分は、笑えた。昔も今もおんなじかってね) 古典仮名遣いのままで出版されています。レトロな気分に浸りたい方におススメの1冊。 |
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朗読者
2003.8.1〜3読了 翻訳小説 |
数年前に話題になったドイツの小説。3部から成る構成。第1部を読んでいる間は単なる恋愛小説かと思っていたら、2部からの急な展開に驚いた。まさかユダヤ人の強制収容が関わってくる話とは・・・。(もう今さらだし、ネタバレしてもOKだよね?) 主題とは関係ないけど、「その人にとって一番良い事が、本人にはそうは思えないことがあるということを君は小さい時から知っていたんだ」と言うような意味のことを主人公の父親が言ったがこのセリフ(シーン)は良かった。 小さな朗読者だった主人公は、その後ハンナと再会してからも、ひとりの朗読者でありつづけ、彼女の代わりに彼の意思で彼女を守ったり助けたりしようとはしなかった。これは父の言葉が彼の中で重大な意味を持っていたからだと思う。 |
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五年の梅
2003.8.3読了 江戸時代小説 |
「うまい!一気に読んだ」という書評を見て、3年越しで読もうと思っていた本をやっと図書館で借りた。そして、その評価の通りの感想を抱いた。本当に「一気に」読んでしまった。 一本目の「後瀬の花」。全てを捨てて駆け落ちした男女の会話がストーリーを作っているが、読んでいる内に二人の置かれた異常な事態に気がつかされるような仕組み。時代物ではこういうのは珍しいので、驚いた。表題作「五年の梅」も、主人公の一生懸命ながらちょっと突拍子もない行動がコミカルで、おもしろい作品。 全ての作品に流れるテーマと言うのを著者が意識していたかどうかは知らないけれど、私には「やり直すということ」がどれだけ大切なことかと考えさせられた。時は流れるものであり、いくらやりなおしても元通りになることはありえない。それでも、最後には少しでも幸せな想いができるようにと、懸命にやり直しをする人間のしたたかさと寛容さに感動した。寛容とは、自分の犯した罪や過ちを許すことができなくては、やり直すことも出来ないのだということ。許せない人々は時に自分を殺(あや)めることで時間を止めてしまうい、もはやそれ以上に不幸にも幸せにもなれない。できることなら私は、最後まであがいて「幸せだった」と思いながら人生を終えたい。 |
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おひで
2003.7.10.〜13読了 峠 |
江戸時代小説、短編集。 慶次郎縁側日記シリーズ第3作。元定町周り同心の慶次郎が隠居してからのお話。隠居と言っても現代ならまだまだ働き盛りの40代。事件も女も、慶次郎を放っておいてはくれやせん。(なんとなくべらんめえ) 『おひで』ではオヤジ達の淡い恋も描かれていて切なく、ほろり。(ちなみに慶次郎はヤモメ) このごろ出番の増えた、慶次郎の義理の息子・晃之助(定町周り同心)がめちゃくちゃいい男だと書かれているので読むたびにTVドラマ化して欲しいなあと勝手な想像を膨らませています。 『おひで』に続くシリーズ第4弾『峠』はせっかく途中まで読んだのですが図書館の返却期日がきてしまったのでいったんお返しいたしました。またいつか続きを読もう。 |
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プチ哲学 文と絵:佐藤雅彦
2003.7.11.〜17読了 |
文と絵は“だんご3兄弟”“ポリンキー”などで皆様ご存知の佐藤雅彦さん。雑誌OLIVEに連載されていたそうです。 かわいいイラストと「哲学」というには身近すぎる話題が見開きで1テーマずつ載っていて、気軽に読めます。(ここだけの話、立ち読みでも結構いけるかも)こういうの好きだなあ。ねずみとチーズの話なんて、一時流行った『チーズはどこへ行った?』より「なるほど」って感じでしたよ。 |
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HULA SPIRIT
2003.7.7.〜13読了 |
フラをやっている人ならこの本、ご存知でしょう〜。ハワイのハラウ(フラの教室)の裏話やロコガールの日常についても書かれています。 私の感想としては、裏話的な部分がとってもおもしろかった。フラ(アウアナ=現代フラ)を踊っている時は常に笑顔を求められるんだけど、その結果「歯が乾いて上唇にひっつく」という話。私だけじゃないんだ!とほっとして、おかしくなってしまった。ホントにひっつくんだよ、これが。 写真のほとんどがカラーじゃなかったのがザンネン。せっかくきれいなレイや、メリーモナークの衣装の写真も載っているのに。 |
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消えた人達
2003.7.4. 長編江戸時代小説 |
まるでサスペンス小説を読んでいるようにぐいぐい読んでしまいました。(時代劇サスペンスって感じですかね) 「消えた人」というのは、実際に駆け落ちなどで行方をくらました人であり、それと同時に、ある人の人格がすっかり変わってしまう以前の、皆が知っている昔の彼(彼女)のことをあらわしています。 作中で、数人の男女が姿を消します。彼らの友人達が、始めは「昔の彼ならこうするだろう」という推測のもとで捜索をするのですが、「消えた人達」は誰もが予想もしなかった行動に出たために事件が複雑になっていくのです。 性格なんてそう簡単には変わらないとよく言いますが、何かきっかけがあれば、人は変わってしまえるのだと思います。良い方向に変われるのならばいいですが、逆の場合が多いのも悲しい事実。 北原亞以子の時代小説もよく読みます。短編集「その夜の雪」「恋忘れ草」など読みやすくてオススメですよ。 |