子を安楽死させる決定権を親が持つべきか?
V章 結論 子を安楽死させる決定権を親は持てない
子を安楽死させる決定権を親は持てない。子供は生の苦痛より死を望むことがあるということはわかった。しかし子供は大人ほどの知識と根拠に基づいて安楽死を選択したとは今のところ考えられていない。そして安楽死が認められている国はいのちは本人のものであるということが前程だ。宗教などでいのちを人間のものではないとしたとしても、やはり人間である親のものにはならない。安楽死を行う決定権というのは、このいのちは誰のものかという問題が含まれているが、これは決められるもの、正しいものが存在するものではない。ただ現在いのちは、本人か、人間以外のものとされているので親が決定権を持つことはできない。子供の意思が成熟したものとされるようになるまで安楽死は行うことができないだろう。
清水哲郎 伊坂青司 『生命と人生の倫理』 放送大学教育振興会 p55
http://eri.netty.ne.jp/educationnews/2004_12.htm#18_03 2005/07/04
参考文献
清水哲郎 伊坂青司 『生命と人生の倫理』 放送大学教育振興会 2005 。
大原健士朗 『子どもの自殺』 朱鷺書房 1977 。
参考 URL
http://eri.netty.ne.jp/educationnews/2004_12.htm#18_03 2005/07/04