アオクサカメムシ
確認日 7月22日
作物 枝豆
 ○概要カメムシ類はダイズの主要な害虫であり、島根県で発生する主な種類はアオクサカメムシ、ホソヘリカメムシ、イチモンジカメムシ、ブチヒゲカメムシなどである。成虫、幼虫とも種子を吸汁加害し、ダイズの不稔はこのカメムシ類によって発生することが多い。また、カメムシ類の発生は山間地および平坦地でも雑草地に近い畑で多い。○被害と診断莢がつき始める頃に成虫が周辺の雑草地などから飛来し、莢が黄色くなり始める頃まで吸汁加害を続ける。被害程度は加害する時期の莢や種子の発育程度によって異なる。莢の伸長期に吸汁されると莢は黄変して落ちることが多い。種子の肥大初期に吸汁されると種子は肥大せず、莢は収穫期まで偏平で緑色のまま残るものが多い。種子の肥大中期以降に吸汁された莢を収穫期に開いてみると、種子の小さなものでは原形をとどめず黒褐色〜赤褐色に変色し、莢の内面に付着している。ある程度大きな種子はー部がくぼんで変形し、褐色、あめ色または緑色などに変色したり、変形してはいないが部分的に変色したりしている。 アオクサカメムシの成虫は体長が約14mm、黄緑色〜緑色である。ホソヘリカメムシの成虫は体長が約15mm、暗褐色である。イチモンジカメムシの成虫は体長が約 10mm、黄緑色で前胸背には紅色または白色の横縞がある。 ブチヒゲカメムシの成虫は体長が約12mm、赤褐色〜黄褐色である。 なお、これらのカメムシ類のほかに茎を吸汁加害するマルカメムシもいるが、この被害は少ない。
○発生生態
これらのカメムシ類は年に2〜3回発生し、成虫が日当りのよい場所の枯草のなかや落葉の間、常緑樹の茂った葉の間などで越冬する。越冬場所から出てきたカメムシ類は種類によってやや異なるが、まずマメ科、アブラナ科、イネ科などの雑草や作物に寄生し、ダイズには莢がつき始める頃から飛来する。そして、発生は莢の伸長が終る頃から種子の肥大が終る頃までが最も多く、莢が黄変する頃まで加害が続く。
ナガメ
確認日 7月9日
作物 白菜

カブラハバチ(幼虫名ナノクロムシ)
確認日 6月3日
作物 水菜・蕪・小松菜
名称 カブラハバチ(幼虫) (膜翅目ハバチ科)
別名 ナノクロムシ(菜の黒虫),カブラバチ(蕪蜂)
学名 Athalia rosae japonensis
食草 カブ(蕪),ダイコン(大根),アブラナ(油菜)などのアブラナ科の植物
発見状況 家庭菜園のダイコン(大根)の葉にいた
特徴 黒いビロード状の芋虫。
体長 約 20 mm
撮影場所 奈良県香芝市
撮影日付 2004/10/24
撮影者 まぐのりあ
トマト黄化葉巻病
確認日 6月
作物 ミニトマト・ブラックトマト
画像は7月22日 流山農園のブラックトマト(左)とミニトマト(右)
上位葉の葉縁および葉脈間の黄化と葉巻(上向きおよび下向き)と縮葉が顕著である。
これに伴い、上位葉の小型化、葉柄の内側への巻き込み、節間の短縮、株の萎縮がみられる。このため、症状の現れた節位から上は茎葉が全体に黄化し、著しく成育が抑制される。発病株では、早期に落花(果)し、減収が著しいする。
病原:トマト黄化葉巻ウイルス
我が国での発生が初めて報じられたのが1998年なので、今後、宿主植物が徐々に追加されるではあろうが、目下のところ野外における第一次伝染源として重要なのはトマトである。伝染経路は唯一、タバココナジラミとシルバーリーフコナジラミによる虫媒伝染、とくにトマトに対する宿主選好性の高いシルバーリーフコナジラミが重要である。
ブチヒゲカメムシ
 確認日 7月29日 作物 ピーマンの葉 対処方法 希釈竹酢液散布 対処結果 一時的に逃げるも、その後変化無し
コガネムシ
 確認日 7月30日 作物 黒豆・枝豆・ナス・オクラの葉 対処方法 除虫菊粉末散布 対処結果 散布後数秒で逃げ出し、5分前後でを活動停止しやがて 絶命 全身が緑色に輝く美しい甲虫。なじみ深い虫なので、見過ごしがちだが、いろいろな角度でじっくり眺めると、宝石のような輝きに見ほれてしまう。
クロコガネムシ
 確認日 7月30日 作物 黒豆の葉 対処方法 除虫菊粉末散布 対処結果 散布後数秒で逃げ出し、5分前後でを活動停止しや がて絶命 黒褐色で、ずんぐりとした感じのコガネムシ。後翅には不明確な筋がある。成虫はクヌギなど広葉樹の葉を食べ、幼虫は草や木の根を食べる。
ドウガネブイブイ
確認日 7月22日 作物 ブラックトマトの実 対処方法 放置 全身が鈍い銅色のコガネムシ。ずんぐりした体型。成虫は、ブドウなど、いろいろな植物の葉を食べる。幼虫は、地中で植物の根を食べる。
シロテンハナムグリ
確認日 7月22日 作物 ブラックトマトの実 対処方法 放置 暗緑色〜銅色に輝く体に、小さな白点を散りばめた模様を持つハナムグリの仲間。カナブンと同じぐらいの大きさで、生態や生息場所もカナブンと似かよっている。雑木林の内部や周辺で普通に見られ、都会の公園でも発生している。日中、活発に活動し、樹液に来たり、林の周辺を飛び回る。夜、灯火にもやってくる。自動車とぶつかって、道路で死んでいるのもよく見かける。普通の甲虫は、後翅を広げて飛ぶためには、堅い前翅を立てないといけないが、ハナムグリやカナブンの仲間は、後翅と胴体の間に溝があって、前翅をたたんだまま後翅を広げるワザを持っている。
ウリハムシ
 確認日 8月20日 作物 きゅうり・ズッキーニの葉 対処方法 除虫菊粉末散布 対処結果 逃散 ○概要 ウリ類の主要な害虫で成虫が葉を,幼虫が根を加害する。県内ではどこに でも見られ,成虫はウリ類だけでなく,春先にソラマメなども加害する。 ○被害と診断 成虫による食害は4月下旬頃からみられ,葉にきれいな円形の食害根を のこす。多発すると葉がぼろぼろになり,生育が遅れるなどの被害となる。小さな苗が被害にあうと,ひどい場合には枯死する。被害が多く見られる時期は5月下旬〜6月である。また,果実を食害することもある。
幼虫による被害は主に根を食害することであり,果実が地面に接しているとその部分から食入することもある。幼虫は最初,細い根を食害し,成長するにつれて太い根を加害するようになる。初期の幼虫の被害はほとんどわからないが,幼虫が主根を加害するようになると地上部の生育は衰え,ひどい場合にはしおれて枯死する。このような被害は6月下旬から7月に多い。
成虫は体長7〜8oで,背面が橙黄色,腹面が黒色の甲虫である。幼虫は老熟すると体長約10o,円筒形で淡黄白色,頭部は褐色のウジのような虫である。
○発生生態
年1回の発生で,成虫で越冬する。枯草の下や石垣の隙間などで越冬した成虫は,平均気温17℃前後になる4月下旬〜5月上旬から活動を始める。産卵は6月上旬頃から始まり,7月中旬に最も多くなる。また,長いものでは9月まで続く。卵はウリ類の株際に近い地面に産みつけられる。幼虫は6月下旬頃から発生し始め,7月に最も多い。新生虫の羽化は7月下旬頃から始まり,8月上中旬に最も多くなる。芯成虫は平均気温15〜16℃になる10月中旬頃から越冬場所に移動する。卵期間は10〜20日,幼虫期間は25〜30日,蛹期間は8〜10日である。
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