2010年03月06日
2月20日
育苗開始と試運転





3月6日
淡々と、着々と





幼い頃、冬の田んぼでおじいちゃんとちょくちょく燻炭を焼いた。穴のあいた一頭缶に煙突を付け、周囲にうず高く籾殻を積み上げ火
をつける。数時間の後には大方の籾殻が燻炭と灰になり焼き上がりとなるが、途中に入れて焼くサツマイモが籾殻の煙を吸い、独特
の酸味のある香りをもった焼き芋が出来る。美味いかどうかは好みではあるが、燻炭作りの光景はその強い香りとホクホク加減と共
に未だに強烈な記憶として鮮明に覚えている。とか何とか言って、とにかく有機農業を手掛ける者、慣行農業を行う者の如何に拘わ
らず、土中微生物の恰好の住処となる多孔質な燻炭は自然の土壌改良剤として宝物である。ただ焼くのには相応の時間がかかり、
燻炭担当の小白井君は、出勤→前自分の掻きだと冷却→その日の分の焼き仕込み→一晩放置→出勤→と、毎日が燻炭と共に始
まる日々の繰り返し。また実験的に始めた、燻炭を太陽熱の吸収剤として使った育苗方法が、予想以上に効果的であることが分か
り、必要量が飛躍的に増えたため、焼いても焼いても追いつかない状態。
冬の畑仕事の課題である堆肥作りのコンポスト=雑草置き場?も着々ととその姿を整えつつあり、発酵米ぬかを鋤き込んだりで作
付に向けた準備が、二人の手により淡々と確実に進んでいる。
それにしても燻炭焼きは炭焼き臭いし、発酵糠はアルコール臭いし各々衣服に沁み込み易い臭いで、消臭剤無しでは世間を歩けな
い二人には同情する。もっとも二人とも鼻が慣れてしまって全然気にしてないが、、、


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