如何に簡単に作るか?」と「精度良く作る」は
相反するか?
簡単に作って、精度良く。設計と製作手順と「手抜き」を考える。
設計と製作は、どのような材料を仕入れることが出来るかを考えることから始まります。まずは近くのホームセンターを物色します。ネジ類はどのサイズにするのか?材料として何を使用するのか?値段はいくらになるのか。製作にあたり、色んな事を考えてみました。
・予算
・製作に必要な工具
・出来上がりの大きさ、重さ、使いやすさ。
・精度良くできるのか?
【予算】
これについては、今回のPicマイコンによるモータードライブの価格は含みませんでした。製作費は5000円以内を目指します。(ネジ、アルミ板などの材料費であって、工具の購入費は含みません。)
【製作に必要な工具】
最低、必要なのは「ボール盤」です。精度良く仕上がるためには必須の工具です。そのほか金属加工ですから、「ポンチ」「けがき針」「定規(300mm)」
それから、ドリルの刃は「3.2mm」「4.0mm」「5.2mm」「6.0mm」の4本と「M4」「M6」のタップです。
【仕上がりの大きさと重さ】
今回の「ten.11」は、改良バージョンですから、Ten-10改で出来なかったことをやらなくてはなりません。そうです。これは可能性を探るための実験ですから、少々お金がかかってもやりたいなと思っています。いや、やらなくてはなりません!
・ 幅50mmの材料で、たわみがあるようなら幅100mmならどうだろう?材料の厚さは5mmのままで十分だろう。
・ 本体の長さは、作りやすいM6ネジを駆動用ネジとして使用する。よって、「極軸−ムービングピース」間は約228.5mmとなるので架台の長さは300mmは必要。つまり、長さはTen-10改と同じままである。(^^)幅が2倍になるので重さもTen-10改の倍になりますね。
【精度良くできるのか?】
この言葉は重いです。(爆)((;^^)精度ってのは、いかにこだわって作るかということと工具の善し悪しの2点で決まると思います。これは私ten.の経験則です。情熱があれば工作精度も少しは上がります。しかし、工具も良い物を使用すれば情熱に輪を掛けて良い物が出来上がることも考えられますが、精度良く仕上げるにしても金工作業も基本を守ることで精度も上がる事でしょう。(果たしてten.の情熱と基本作業は如何に。。)
この赤道儀に関して、精度が一番必要な所は「極軸−ネジ(ムービングピース)間の距離です。ここの距離さえクリヤーすれば問題が出にくいとも言えます。そのくらい重要なんです。
ボール盤で穴をあける前の段階が重要です。
1.使用する定規を一本に決めて、他の定規を使わないこと。
(同じように見えて同じ寸法ではありません。)
2.けがき線を引くこと。
(やはりけがき針は重要です。良い仕事は良い段取りから始まると言って良いでしょう。)
3.ポンチは必ず打ちましょう。
(けがき線の交点に打ったポンチはルーペで確認するなど、きちんと打つことです。)
穴空け精度は上記3点で決まります。


上の図は、従来の「Ten-10改」(右)と今回の「ten.11」の考え方の違いです。押しネジで直線的に動いて作りやすいTen-10改と比較して、ムービングピースの動きが極軸と一定となり、タンジェントエラーを起こさないten.11の動きです。その分、造りが複雑になりますが、そのあたりが今回の挑戦です。
また、ムービングピースの台は、ネジの真下の一点で止められており回転台とするつもりです。つまり、回転するのはムービングピースとネジの固定台となっております。動くのは僅かですが、ここをいかにスムーズに動かすかと言うことが今回のテーマとなりそうです。
さて、
次は材料集めですかね。。。これがまた難しいんです。材料を集めてしまえば、ほぼ95%以上も出来たも同然と思って良いでしょう(;^^)