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怖くない幽霊


幽霊にも、お国がら
幽霊という言葉が日本語をはじめ、各国語の辞典に載っています。
多分、幽霊かそれに似たエネルギーが存在するのでしょう。
ただ、国、国民性によって幽霊もまるで違ったものになります。
日本には多くの幽霊の話があります。
恨み、憎しみがうずまいているような話がたくさんあります。
イギリスも同様に古城の幽霊の話がたくさんあります。
北欧では、あまり幽霊の話は聞きません。
日本人、イギリス 人のような陰を持つ国には幽霊の話は多いような気します。

ノルウェーの幽霊その1
2001年、「世界の山岳鉄道」(著書/ノルウェー・フィヨルドの旅)というTV番組に紹介された、スキー場で知られているヤイロという人口2,800人の町の話です。
そこの町の有名なホテルの部屋のバルコニーから、町の俯瞰を撮影したことがありました。
ホテルに行き責任者に撮影許可をもらってから、撮影をするのは言うまでもありません。
フロントで交渉をしていると、副支配人が来て撮影を許可してくれました。
二階の多分セミスウイートかもしれませんが、見晴らしがいいバルコニーがありました。

私はスタッフが撮影をしている間、副支配人と雑談をしていました。
突然、副支配人はいかにも楽しそうにニコニコしながら、「ここに幽霊が出るよ」と言いました。
あまり気持の良い話ではありませんが、私も負けずに相手に合わせてニコニコしながら詳細を聞ました。
壁に掛かっている「昔の写真の女性」を見ながら言うのです。
その写真の中の若い女性は、 夫か、恋人か忘れましたが、浮気をされて自殺をしたらしいです。
副支配人の話によると、三階につづく部屋のドアはいつも鍵が掛かっているそうです。
幽霊がでる階上に通じるから掛けているとのこと。
「幽霊がでると、どうなるのですか」と聞きましたが、幽霊というおどおどした感じがまるでなく、ベツトシーツがめくれたり、カーテンが落ちたりするそうです。

「なぜ、そんな部屋にお客さんを泊めるのですか」と聞きますと、「お客さんは、何も知らないから」という返事でした。
それでも、翌朝、お客さんから階上がうるさかったという苦情があるそうです。
後から知ったのですが、そこのホテルを紹介する本が市販されていました。
中にはちゃんと「幽霊の紹介」記事が載っていました。
  ノルウェーでは身の毛がよだつ怖い話は聞いたことがありません。
私がイメージする怖い幽霊の話とは違い、何だか調子が狂ってしまいます。
が、多分それでいいのでしょう。

ノルウェーの幽霊その2
「私、幽霊と一緒に住んでいたのよ」とコーヒーを飲みながら言うノルウェー人女性がいました。
いくら、さりげなく言われても、心中「そんな馬鹿な」と思って話を聞いていました。
話し方がまるで、自然なので一抹の怖さもありません。
子供のころ、150年前の家に住んでいて、夜になると天井で人の足音が聞こえたそうです。
彼女の母親はすでに亡くなっていましたが、母親が言うのには、「古い家には、昔住んでいた人のエネルギーが残っている」と言うのです。

仏教でいう成仏できない霊のことでしょうか。
しかし、ノルウェー人が「エネルギー」と言うと、まるで物理の勉強をしているような気がします。
生々しさ、おどおどしたものは全然感じらません。
別に、天井から降りてきて、寝ている人を蹴飛ばすわけでも、くすぐるわけでもないのですから、「まあ、これもよし」とするべきかもしれません。

ノルウェーの幽霊その3
私の娘、由美の幼いころの話し。
キッチンには由美と母親しかいないのに、由美が母親に言うのには。 ママの隣のおばさんが「ママの言うこと、よく聞きなさいって」と言ったそうです。
母親は「そばには誰もいなかった」と言っていました。
人の家のキッチンに知らないおばさんが無断で入ってくるはずがないのだが????
多分、おばさんは幽霊というより、親切霊かもしれません。(親切霊とは何とも表現のしょうがないので私の勝手な造語です。)

ノルウェーの幽霊その4
2004年北極圏にある町、ハンメルフェスト(北緯70度39分48秒)の話し。
北の町のアッカフィヨルドの海岸線をタクシーで走っていた時に、運転手が海岸に建つ小奇麗なセカンドハウスを見て、「あそこにドイツ兵の幽霊がでるんだ」と突然言いました。
多分第二次世界大戦のドイツ兵のことでしょう。
そんなうわさに、地元の勇気ある若者が「そんな馬鹿な、それでは俺たちがそこで一夜をあかそう」と泊まりこんだそうです。
結果はその若者いわく「もう二度とそこには行かない」と硬く心に決めたそうです。
このセカンドハウスの話しは地元では結構知られていて、今でも海岸沿いにセカンドハウスがあります。
これって、何となく幽霊ぽい話しですね。

ー参考ー
アッカフィヨルドの「アッカ」はイカの意味があります。
その隣はりーぺフィヨルドで、りーぺは「ライチョウ」の意味がありますが、なぜ「イカ」と「ライチョウ」なのでしょうね。
ライチョウが海岸線まで下りて来て「イカ」を食べたとか、また「イカ」が陸を走り「ライチョウ」を襲ったとか。。ということは絶対にないと思いますが。
まあ、どうでもいいことです。

最近のTV
ここ数年、ノルウェー、デンマーク、イギリス、アメリカの霊に関する番組が多いような気がします。
幽霊番組というより、霊媒者が亡くなった人が残された家族へのメッセージを伝えるというパターンです。
番組を見ても怖いという感じがしません。
番組によっては、恐怖心を煽るようなものをありますが。
その時の説明でも、残されたエネルギーという言葉が使われます。
一体全たいどうなんでしょうね。
(2009年10月25日記)

つづく