2人目の里子ちゃん


委託までのいきさつ


☆キティ☆も無事幼稚園に入園し、あわただしく生活をしている5月下旬に児童相談所の里親相談員の方から突然の依頼打診の電話が入る。
「☆キティ☆ちゃん、妹欲しいって言ってたけど、どうかなー?…☆きら☆さん、もし良かったら2人目やってみてくれませんか?1歳2ヶ月の女の子なの。短くて3ヶ月長くて1年なんだけど。」

うーん…どうしよう。…折角☆キティ☆が幼稚園に入園し、1人の時間も持てて少しユックリ出来てるのになー。…と迷いながら「やっても良いけど…主人に相談させてください。」…とお返事をした。

翌日、「里親担当職員の○○です。…委託のお話の件ですが…いかがでしょう?…1歳2ヶ月の女の子です。」…と再度打診が…☆パパ☆とも相談し…「良いですよ。」…とお返事をした。

約1時間もしただろうか?…「明日、連れてお伺いしたいのですが? 1歳2ヶ月の女の子です。…見た感じとっても可愛い子なんですが? 期間は短くて3ヶ月、長いと1年くらいになります。」…と急な申し込み。…「いや〜〜〜…それは少々困ります。☆キティ☆の親子遠足が1日(翌週金曜日)に予定されているので、それまで待ってもらえませんか?」…と聞いてみた。

「それが、お母さん(実母)が限界でして…今すぐにでも預かっていただきたいと…かなり困りきっているんです。」…ええ〜?…里親って自分の都合は言ってはダメなのか?…と少々ムッとして、「正直言うと、☆キティ☆の時は依頼のお電話から10日あったので、そのくらいは猶予してもらえると思ってたんですよー。それでは、お引き受けできませんねー。…他の里親さんを当たってもらえませんか? ☆キティ☆をないがしろにしてまで、無理に2人目の委託を引き受ける気は無いんですよ。」…とかなり高飛車に答えた。

児相の担当者はかなり慌てた様子で「それは、困ります。…実はこの子は発育障害を持った子供なんです。…お母さん(実母)が育児で疲れてしまい、きちんと育てることが出来ない様子で、足の筋肉が弱く歩けません。…それに、言語の発達も遅いんです。」

「ああ〜…そうですか?…発育不全の子なら☆キティ☆で慣れているので、かまいませんが。」…と言うと。「そうなんです。実は☆キティ☆ちゃんの実績から見ても☆きら☆さんのご夫婦にお願いするしかないんですよ。」…と歯の浮くようなお願い。

それでも、少しだけ「他の里親さんに当たってください」と頑張ってみたが、結局は引き受けなければならないこととなった。

里親担当に遠足時のレスパイトケアをお願いし、遠足だけは☆キティ☆と2人で行く事にした。担当氏は「☆キティ☆ちゃんの初めての遠足ですものねー。」…と気を使う感じで話していたが、「たしかに☆キティ☆の初めての遠足は大切だが、1歳2ヶ月の発育不全の子供を1日外に連れまわすことも心配でレスパイトをお願いするのです。」と言うと、新人担当者は「そういうことなんですか?」…と、なるほどといった様子。

次に地区担当児童福祉司から☆ミミィ☆の委託までの経過を聞くこととなった。…というよりも、実母の話ばかり聞かされたような気がする。詳しいことは書けないが育児に疲れた心の病。…ただ☆ミミィ☆には愛情があるとのこと。
とにかく、実母がいかに困っているかを聞いて欲しかったのだろうか?…事細かなことまで説明を受けたが、それは☆きら☆には聞く必要が無いことなのではないかと思い、「お子さんの発育状態はいかがですか?」…と話の途中で聞いてみたところ、足だけではなく全身の筋肉が弱い。…言葉が一語も話せないetc…とまあ、個性とも言われるようなたわいない発育障害の状況を一通り、話していたようだった。

委託当日は☆キティ☆の幼稚園は午後保育。…さらには習い事で大忙しの日。…その日の夕方、里親担当の職員と地区担当児童福祉司に連れられた☆ミミィ☆がやってきた。

ちょっと見ると、1歳に満たない感じの赤ちゃんだが、ごく普通のほっぺのふっくらとした目のくりっとした可愛い赤ちゃんだった。

里親担当さんが急なお願いですみません。…などと挨拶をしている時に、☆ミミィ☆を抱いた児童福祉司が「いや〜…奥さん。俺…嘘言ってたわ〜。…思ったより発育してないわ。…申し訳ない。…奥さん、大丈夫かい?」…と部屋に上がってきた。

はあ〜?…あなたとは初対面なんですけど?…まあ、良い意味でザックバランな地区担当なのねー。…とまじまじと担当さんを見てしまったのを覚えている。その担当さんは、☆キティ☆の3人の担当さんとは違い、ベテランという感じの慣れきった人だった。

地区担当さんからは再度実母の説明を聞き、里親担当さんと簡単な手続きをして、短時間で児相の職員は「お願いします。」…と帰っていった。

話の内容は、やはり実母の体調や気持ちばかりで、実情は児童福祉司の方から切り出すことはなかった。…ただ、こちらとしては、子供の真実が知りたかったので、虐待の有無と現在どのような状況で育児がなされているのかを質問した。
すると、「虐待はありません。…あとは…」…と、うやむやな返事がかえってきた。

さて、これからが我が家の大騒動の始まりとなる。