システムの運用上の注意事項・留意点は以下の通りです。
1)定期的な「品質保証会議」の開催
品質システム運用状況の把握、問題点の協議、改善方策の決定を行う機関
・主 催:管理責任者(議長を兼ねる)
・事務取扱:事務局(会議開催通知発行、配布;議事録作成、配布、保管)
・出 席 者:社長(組織の最高責任者)、管理責任者、各部門長、現場各課長・職長(組織の規模大なる場合は階層構造での開催も考慮する)
・議 事:各部門長による運用実績報告(記録ファイルの確認、目標管理達成状況、問題発生状況、苦情発生状況、部門改善実績、部門
間改善提案)
2)運用上に当たってのシステム改善の見方
・手順・ルールにムリ、ムダは無いか。(有ればシンプルを旨として改善する)
・記録種類、記入項目、記入内容に過不足・ダブリは無いか。(有ればシンプルを旨として調整する)
・実際の手順・ルールと文書上の手順・ルール間に乖離は無いか。(有れば規格上差し支えない限り文書を実際の手順・ルールに合わせる)
・確認、承認者は適切か。(有れば権限委譲可能な範囲について調整する)
・品質目標は適切か。(目標達成度から不適切且つ無理な目標であれば変更する)
3)内部監査の効果的実施
・内部監査を認証登録後2年間は最低年に2回実施。(外部機関による定期審査に合わせその約一月前に実施が良い。2年経過後システムの安
定状況に応じ外部機関の定期審査回数を減らし、その分内部監査回数も減らす)
・内部監査員の質の確保。(内部監査員は内部監査実施前に集まり勉強会を開く)
・以上詳しくは「内部監査」のページに述べる。
4)運用上組織の全構成員に周知徹底すべきことは
・システムの運用は日々に地道な定められた作業の積み重ねであり怠けが許されないとの明確な認識を持つこと。(このことは運用は登録
審査合格以上に難しいことを意味する)
・絶えざるシステム改善の連続になるとの認識。(ルール通りにやって見て問題あればシンプルを旨とし改善を提案するべきこと)
5)運用成績の考え方(システム導入効果の判定)
・作業のルール、責任者が明確になり作業が円滑且つ短時間で高品質で出来るようになった。(従業員のモラール向上、売り上げ増、苦情
減少)
・目標管理手法が定着し組織活動の改善内容、成果がガラス張りになり組織活動のベクトルが品質方針、品質目標に関して同方向に向き収
益が上がった/収益目標が達成された。(従業員に向上意識があることが前提)
6)全体運用の責任者は管理責任者として、その手足として事務局を置くことは必須事項である。