2005.6.6
今日はペットシッターのお客さん(彼女はNYで動物ボランティアしています)と2人で
船橋市保健所と千葉県動物愛護センターに見学に行ってきました。
まずは中核市になった船橋市の保健所に行きます。
衛生保険課でお話を聞くことになりました。
中核市になった船橋市は収容される動物が少ない事からもとてもアットホームな感じに思いました。
避妊去勢の助成金制度などもあるのですが、まずは避妊去勢して領収書をもってくると 5000円返金してくれるシステムだそうです。
詳しくはここをご覧ください。ただし船橋市に住民登録がある方に限ります。
船橋市は犬は捕獲と引き取り合わせて146匹 うち返還、譲渡されたのは63匹
猫は引き取り508匹 返還、譲渡は13匹 後は殺処分されたそうです。
私達が行った時は子犬が1匹、成犬2匹いましたが 保健所の方達に可愛がられていました。
子犬と1匹の成犬は体を洗ってもらっていました。
頭数もいつも少ないそうなので1匹1匹手をかけてもらっていました。
子犬は私をみるとブルブル震えていましたが 職員の方達には懐いていてパンなど貰っていました。
少しホッとしましたし、ボランティアや一緒に良い方向に活動できる方を探していましたので
もう少し私も勉強して躾など教える事ができたらと思いました。
続いて場所を変えて千葉県動物愛護センターです。
10月に来た時と様子は変わっていないと思っていましたが 現実を見ておく方が良いので良い機会だったと思います。
センターに着くと、心臓の鼓動がバクバクと早くなっていきます。
今日私達を案内してくださったのは、4月から勤務になった若い方でした。
いよいよ犬が収容されている場所に案内されるとますます心臓の鼓動は早くなります。
ドアを開けた瞬間、独特の匂いと犬の鳴き声に気持ちが重くなりした。
検疫されている子犬達 ここで一定期間検疫され病気が出なければ譲渡用の子犬になります。
ここに沢山子犬を置く事ができず(1匹感染症などにかかっていると全員に移る可能性があるため)
あぶれた子犬は殺処分対象のお部屋に入れられる事になります。
ぜひ病気にならずに幸せを掴んで欲しいと願わずにはいられません。
1日目のお部屋の子は定点回収で連れてこられたばかり。
状況が分からないのと車酔いで呆然とうろうろとしている。
床によだれの跡が沢山見えます。
定点回収の車の中は暗く暑かったのではないでしょうか・・・・
不憫でなりません。
まだ2匹だけだけど、この後もぞくぞくと定点回収車が帰ってきます。
2日目のお部屋の中は犬でいっぱいです。数えたら17匹も居ました。
私達の姿を見て寄って来る子達はどの子も人懐こいです。尻尾を振って寄って来ます。
そして奥で無関心にうずくまる子達は捕獲依頼が来て捕獲された野良犬です。
人間の優しさに触れる事も無く、一生を終えるのです。
子犬の姿もちらほら見えますが、譲渡用の検疫所がいっぱいな為にここで短い一生を終える事になります。
集まってくる子達の無邪気な笑顔に胸がいっぱいになってしまいます。
泣いたらみんなが心配になるから絶対に泣きたくないのに涙がこぼれ落ちてしまいます。


3日目のお部屋の子。 子犬2匹と成犬が居ました。
この成犬は寄って来ないで何か諦めたように感じました。
窓越しに私の手を舐めようと一生懸命な幼い子。
窓ガラスの中の命には確実に死が忍び寄っている。
こんなに愛くるしいのに、こんなにき生きているのに
私の手にはあなたのぬくもりは届かない・・・
本当にごめんね助けてあげられない。
駄目だよ。なんでそんなに無邪気な可愛いお顔をするの?
涙が止まらなくなるよ。
シェパードも居た。なぜここに居るのだろう。 警戒心が強くずっと吠えていた。
なぜ?なぜ?あなたはここに居るの?
最終日のお部屋。数えたら20数頭居ました。
明日の夕方にはこの子達は誰も生きていない。
いったいこの子達が何をしたの?
明日この子達は一度に殺処分機に入れらてしまいます。
400キロまで入る殺処分機ここで殺されるのは行政のせいではない、
この子達の一番愛している飼い主が殺すのです。
どんな思いで殺処分機の中で一生を終えるのか是非考えてみて欲しいと思います。
殺処分は二酸化炭素ガスで15分、決して安楽死ではないです。
一部非難の声も上がっているのは事実です。
しかしこの数の動物を補ていして注射が打てと思いますか?
人なれしていない子もいるし、パニックを起こしている子もいる。
2回センターに足を運びそこまで行政に求めるのは無理では無いかと
最近、私は思うようになっています。決してベストな方法では無いけれども・・・
右端にはハーネスをしたままの柴犬がいる。
飼い主はもうすぐしたら帰ってくると思っているのかもしれない。
言うまでもないが明日にはこの子も世の中には居ないのです。



今日は猫も沢山いました。 この子達は飼い主に持ち込まれたそうです。
恐怖の為に身動きひとつできないでいました。
ごめんねと謝りながらシャッターを切りました。
同じ飼い主が持ち込んだと思われる猫が5匹居ました。
飼い主からの持込はすぐに処分されてしまうのです。
子猫達。すでに手前の茶トラの子猫は息耐えていました。
譲渡できる子が居るか選別されるそうです。
すでに2席は譲渡用に埋まっていたのであと何席空いているか分かりません。
希望者さんの好み、病気の有無で判断されるそうです。
譲渡に回されなかった場合すぐに殺処分されてしまいます。
いったい何の為に生まれてきたのでしょう?
この世に生を受けてまだ2ヶ月も経っていません。
動物達のお骨。 こんなに小さくなってしまう。
1箱に100匹〜200匹近く居るそうです。
医療廃棄物として捨てられるお骨達。
私の中でなぜか動物達とお骨が結びつきません。
譲渡用の子犬、是非本当の幸せを掴んで欲しい。
二度とここには来なくて良い一生を送って欲しい。
動物は飼い主を選べない、だからこそ幸せを願わずにはいられません。
今日は2箇所の収容施設に足を運びました。 この現実から目を反らさないで欲しくて日記に書きました。
写真はどれもピンボケです。
ガラスに犬達が生きた証を残すように引っかき傷がいたるところに残り
そのせいと涙で犬達が曇って見えます。
いったいこの状況を作っているものは何なのか・・・
飼い主のモラルの問題もそうです。
そして繁殖に関しても何らかの規制も必要に感じますし
ペット産業にも疑問点がいくつも浮かびます。
こんなに沢山の命が殺されている中で新しい命が必要でしょうか?
私にとっては純血種も雑種も全て愛しい生命です。そこに何の違いもありません。
純血種も雑種も沢山捨てられていました。
本当に犬や猫を愛している人でしたらこの現状に疑問に感じない事がおかしいように思います。
案内してくれた職員の方にに「この犬だけは忘れられない子はいますか?」の私の問いに
「噛まれたと言って7年飼っていたMダックスを連れてきた年配の夫婦がいた事です。
そのMダックスはとっても良い子で噛み癖など無いように思えたので
「ここに連れてきたら殺処分されてしまいますよ。」と説得しましたが
「もう絶対に飼えない」と言われて結局処分されました」と目を赤くして語ってくれました。
そして「この仕事をしていると本当に人間不信になってしまいそうです。
普通の夫婦が何事も無いかのように平気で犬を捨てに来ます。
里子を探すように、ここでは処分されてしまうと説得するのですが 聞く耳を持ちません」とも言っていました。
一度収容施設に入れられるとそこから感染症をもらう可能性も高く
引き出す事は皆さんが考えるほど容易ではありません。
捨てない事、増やさないこと、噛まれないよう(噛まないよう)に躾をする事 飼い主としての責任をきちんと守ってください。
犬も猫も人間と同じように感情がある動物です。
今日出会った子、どの子も本当に可愛い子でした。
それはうちの子達と何も変わらない子達でした。
彼らは飼い主を選ぶ事ができません。
世界で一番愛していた飼い主の裏切りによって短い人生を強いられるのです。
犬の捕獲・犬およびねこの引き取り・致死処分の頭数 平成16年度
|
犬 |
猫 |
致死処分頭数 | |||
|
捕獲 |
引き取り |
引き取り |
犬 |
猫 |
計 |
|
5252匹 |
4157匹 |
10163匹 |
8613匹 |
10216匹 |
18829匹 |
千葉県における引き取られた成犬・子犬・成猫・子猫の内訳 平成16年度
|
犬 |
猫 | ||||||
|
成犬 |
子犬 |
合計 |
合計に占める 子犬の割合 |
成猫 |
子猫 |
合計 |
合計に占める 子猫の割合 |
|
1563匹 |
2594匹 |
4157匹 |
62.4% |
1288匹 |
8875匹 |
10163匹 |
87.3% |
千葉県動物愛護センターでの「子犬・子ねこの譲渡」
千葉県動物愛護センターでの「飼い主探しの会」