W、近代の教育(1)

 

W-1 実学主義の教育思想家

          (社会的・感覚的)実学主義

          感覚的実学主義=実生活に役立つ教育内容を実生活の経験に基づく方法で教える

          社会的実学主義=モンテーニュの思想

『子供の教育については、勉学の欲望と興味を喚起することが一番大切である。でないと結局、本を背負ったロバを養うことになる』モンテーニュ

 

          古典主義との決別

          反人文主義

          注入的方法から児童中心の観察経験の重視

          ラトケ

          ドイツ人哲学者

          別名、ラティキウス

          1612年にフランクフルト意見書(古典語より母国語を重視し、また児童心理に基づいた教育法や内容の組織化)を提出

          全ては祈祷から

          自ら教授学者と初めての人

          教授の原則は『合自然の原則』(人間の精神の発達の順序と教材の自然の順序に従う)

          コメニウス

          チェコスロバキアの教育改革者で宗教改革者

          人生の目的は神と共に幸福を得ることで、地上の生活はその準備である

          知的陶冶・道徳陶冶・宗教的陶冶の3つの陶冶によって人間は完成される

          『大教授学』で階級的差別のない単線型学校(6才まで家庭教育、12才まで国語学校、18才までラテン学校、24才までアカデミア)を構想

          世界で最初の絵入り教科書『世界図会()』を著わす

          自然に従え(客観的自然主義)

          ロック

          『人間悟性論』『教育論』が代表的著作

          人間の心は初めは『白紙』(タブラ・ラサ)であって何の観念も持っておらず、思考の材料はすべて経験によって得られる

→獲得される知識の量よりも、知識を獲得する能力を重視(学習内容より学習過程)=形式陶冶

          形式陶冶と実質陶冶

形式陶冶=記憶・推理・想像などの能力を鍛錬して、諸能力の育成を重視する考え

実質陶冶=実生活に即した知識や技能の習得を目的とする

          知育の強制には反対するも、体育では厳格な鍛錬、訓育では習慣の形成を重んじる(矛盾点)

 

W-2 17世紀の教育実践家

          ヤンセン派

          イエズス会の注入主義や画一主義に抵抗する旧教教育思想

          ルイ14世によって学校の閉鎖を命じられるまでの20年間で、ル・メートル、ランスロー、フェヌロン、パスカルなどを輩出する

          フェヌロン

          新教に転向した女子を旧教に復帰させる女子団体の長に選出

          女子教育を系統的に論じた最初の著作『女子教育論』を著す

          フランケ

          敬虔主義=形式ではなく、信仰を重視する。信仰は知識ではなく心情の問題であり、教義上の形式的な論争よりも、信念に基づく実践に本質を置くべきである

          福音主義と実学主義の統一

          孤児教育を行うフランケ学院を創設(後に貴族のためのペタゴギウムや師範学校を設け大学園に)

          その他の実践家

【ラ・サール】

1682年にキリスト学校同胞を組織、月謝のない小学校の創設を試みる。

【ドイツ】

フランスの宮廷学校に習い、リッターアカデミーが設けられる