四国旅行 in 同好会(→九州→山陰)
2003年3月13日〜


是非この旅行から載せて欲しいという人がいたので、急遽作ることにしました。
まあ、新しい方が記憶もはっきりしてて書きやすいし。
でもこの旅行は、かなり記憶が新鮮です。
テンションも最高潮だったし、行くとこ行くとこ全部大当たりで、めっちゃ楽しかったです。
一人旅もいいけど、みんなで行く旅も面白いことを改めて感じた旅でした。
言いたいことはいっぱいあるけど、まあ順を追っていきましょ。


1日目



 この旅行の始まりは、わりと遅い時間に出発したと記憶しています。普段の旅だと朝4時とか5時に起きて出発だったりするんですが、この日は9時くらいに大阪発の電車じゃなかったかな?みんなは南草とか京都から電車に乗ってて、僕だけ一人大阪から同じ電車に乗るって感じで合流しました。

 もうみんなと会ったときからテンション高かったです。なぜならその旅行は、幹部になり、2月の幹部練、3月の春合宿終わって解放された時期に行ったものだったから。1月にはテストもあったし、実質3ヶ月ぶりの旅行!楽しいはずです。

 さて、一行はまず最初の目的地である高松(香川)に向けて出発しました。もちろん鈍行で。18切符を団体で使うのは初めてでした。(いつ一人で5日分使ってたし)姫路、岡山で電車を乗り継ぎ、瀬戸大橋を渡って、まもなく四国に上陸し、高松に到着しました。




 さて、ここからはお決まりのレンタカーです。やっぱ車じゃないと自由に動き回れんし。騒げんし。今回はトヨタのヴィッツ、日産の新型キューブの2台に7人が分乗することになりました。

 最初の目的地は「讃岐うどん」。折角の讃岐地方なのでってことで満場一致でした。レンタカーの事務所でもらったパンフレットかなんかに載ってる有名?なうどん屋さんを探して彷徨いました。・・・結局「定休日」ってことで、近くのセルフうどんで昼食を採ったような・・・。この旅唯一の心残りがこれかな?




金毘羅さんの写真募集中!探しても見つかりませんでした。他のはあるのに。

 ここは有名どころ、金毘羅さん(正式名称:金刀比羅宮)です。一番上まで785段の石段があり、今回は途中までしか上りませんでしたがかなりきつかったです。まあ、前回一人で上ったときは一番上まで行ったけど視界もさほど開けてないし、あまり景色が良くありませんでした。

 中間ほどの位置にある神社でおみくじ引いたりして遊びました(そのおみくじは今年2004年の初詣の熊野大社に納めてきました)。ほんで降りてきたときには結構汗だく。





 「徳島ラーメン」なるものがあるらしい!という情報を行く前から入手していました。最近流行のラーメンの本の最後の方に載っていました。見た目は大したことなさそう、でも是非食べてみたいってことで、今回の目的の一つでもありました。

 徳島ラーメン『万平』。まだこの名前は覚えています。忘れられません。それくらい美味しかった!!徳島に行ったら是非行ってみてください。味は保証します。上に豚肉と卵が乗ってて、結構濃い目の味でした。その後しばらくして京都駅の徳島ラーメン食べたけど、何か違う。友達も同じ事を言っていました。やっぱり本場に限るってことかな?





つららがすごかった!


徳島県木沢村国道193号線沿い



 今回の四国旅行の代表的写真とも言える一枚かな?この写真は3月13日のものです。そんな時期に国道の道端にツララがびっしり!そこに行く前のトンネル内に垂れ下がったツララでテンションがMAXに達していたのでこの時は何をしていたのかあんまり覚えていません。ただひたすらツララを蹴って折りまくっていた気がします。ただ太さが半端じゃなかったので蹴る足もイタイイタイ。

 いやいや、しかしここは元々通るはずのルートではありませんでした。なぜかルートを外れてこの道を北上してました。結局その後すぐ元の国道まで返りましたが。偶然通った道に偶然見つけたツララ。見れてよかったです、ホント。




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2日目

↑地図にしてみて改めて移動距離の長さに驚きました!しかも高速使ってません。↑



 自然の驚異を目の当たりにしてテンション高かった一行も、夜中を過ぎると眠くなる人もで出し、車内は静まり返っていました。運転手はここから睡魔との格闘が始まります。いかに眠気を覚ましながら走るかが重要になってきます。僕の場合は窓を開けて思いっきり叫ぶ!これお勧め。ただ、周りが山に囲まれて人家は近くにないことを確認してください。決して街中でやってはいけません。おかしな人だと思われてしまいます。

 さてさて、国道195号線をひたすら西に向かい、高知県に入り、後から行く龍河洞の近くを通り、早朝4時だか5時頃に高知の桂浜に到着しました。そして駐車場に車を止めて日が昇るまで仮眠に入りました。ちなにみ宿なんて予約しているわけがありません(当然)。なんせ学生はお金がない、でも一番の理由は、どこに何時に着くか全く検討がつかないから。




早朝の桂浜


 (前の話の続き)車内がたいてい宿になります。少々狭いけど、タダと思ったら全然いい!その代わり朝は早いです。空が明るくなり始めたら目が覚めます。昔の人の生活みたいに。この日も写真でもお分かかと思いますが、まだ日が昇るかどうかって時間にはみんな起きてます。

 ここは有名な桂浜。て言ってもテレビで見るのは台風接近のときくらいかも。予定ではここで日の出を眺めるはずが、朝から曇っていました。今日は下り坂とのこと。しかし雲行きが怪しい・・・



この日行きたい所がたくさんあります。
桂浜で坂本竜馬の気分を少し味わった後、早速次の目的地「龍河洞」に向かいました。
途中なぜか高知にやたら詳しいSが市内を一望できる展望台を案内してくれました。




龍河洞、最高でした。
これまで秋芳洞(山口県)、玉泉洞(沖縄)に行ったことがありますが、一番良かったです。
何がよかったかって言ったら冒険コース!
よく観光名所になっている大きな鍾乳洞に行ったら洞窟内に階段があって、手すりがあって、
子供からお年寄りまでが楽しめるものですが、冒険コースはそれとは全く違いました。





 正直最初は冒険って名前についてるけどどうせ子供だましみたいなもんだろうと思っていました。龍河洞に到着して冒険コースを予約していると伝えるとなんか怪しい小屋に誘導されました。そこにはさらに怪しい土木の人が着てるような黄色いつなぎがあって、これを着るようにとのことです。ヘルメットもあって、頭のところにヘッドライトまで付いています。手には軍手、靴は長靴。この時は、みんなをこんなしょぼそうな体験コースに参加させてしまって申し訳ない、時間そんなにないのに、と少々心配でした。

 ナビゲーターのような人と一緒に、まあ、あんまり期待もしないで普通のコースと同じ入り口から入ってしばらく普通の鍾乳洞探検をしました。上から鍾乳石が垂れ下がり、たまに上から水滴が落ちてくる、という本当に極一般的なものでした。

 ある時ナビのおっちゃんが急に立ち止まって、じゃあここから冒険コースが始まりますみたいなことを言われました。通路の右横に小さな横穴が開いています。そこから入るらしいです。「何か面白くなりそうな予感!」多分みんなが思ったのではないでしょうか。

その横穴、人一人が這いつくばってやっと通れるような小さなものでした。ヘッドライトをゴリゴリ言わせながら進むと何とか立って歩けるほどの天井の高さになりました。全員が通り終わり、顔を見合わせるとさっきの心配が吹き飛びました。予想以上のすごさにみんな大満足って顔をしてました。昨日からの興奮の連続で、その日もまたまた朝からテンション最高でした。高知に行ったメンバーはみんなこういうのが好きそうやし。

 途中暗闇体験もありました。普通のコースは照明設備があるけど、冒険コースはヘッドライト(電池切れ寸前のものもありかなり暗かったし)、ナビのおっちゃんの手に持っているガスのランプのみでした。全員がヘッドライトを消し、最後におっちゃんがランプの火を消しました。本物の暗闇です。太陽の光も届くはずもなく、人工の光も一切見えない。その瞬間目の中に残った残像が、『ラピュタ』で出てくる洞窟のように周りの石が光りだすような感覚を残して、その後真っ暗になりました。





冒険コース内の様子


こんな石筍は触ってはいけないようです。


 自分の中でこの冒険コース最大の難関だと思うところを紹介します。滝のようになっているところで、3メートルほどの壁を登らなければならないところがありました。壁には水が流れてて滑りやすく、足元には水が溜まっています。落ちたら怪我するし、泥だらけになることは避けられそうにありません。

 ナビのおっちゃんが先に登って見せてくれました。所々に手と足をかける窪みを作ってくれていました。それでもなかなか登りにくそうです。コツは手と足を「突っ張る」とのことです。男はいいかもしれないけど、女の子(一応)には結構大変そうでした。中にはチャリンコの立ち漕ぎするだけでペダルから足を踏み外して怪我するヤツもいて、ほんと心配でした。まあ、なんとかおっちゃんに助けられながら無事クリアしました。

 冒険コースは約一時間半くらい、とてもいい体験をしたと思います。こんな体験をできるのも全国ココだけではないでしょうか。これから行く人には是非お勧めです。また今度行ってみたいなあ〜





龍河洞といえばやっぱりこれ!

今気づいたけど、やっぱり一人だけズボンの汚れがひどい・・・

冒険コース踏破証明書




ドロドロで汗まみれになった体を温泉できれいにし、
次の目的地かずら橋に向かいました。
四国の真ん中を南北に走る国道32号線を北に向かい、
そこからさらに横道に入り祖谷を目指しました。



なんか隊列作ってます。


全景


 かずら橋は「かずら」で作ってあり、一切人工のものを使っていないそうです。ほんとのとろこは怪しいけど。まあそれはいいとして、この橋を初めて渡る人は結構怖がるみたいなんですが、同好の人はみんな平気のようです。だって慣れてますから、あっちで。

 どちらも怖い要素はあります。あっちは水面からの高さが約50メートル、その代わり足元がしっかりしています。それに比べてかずら橋は高さは低いものの足元の間隔が広く、下手すれば隙間に足を取られる恐れもあります。どっちもどっちかな?

足元の様子


入場料取られるのがちょっと痛い・・




さて、いよいよ四国旅行の最終章、四万十川源流点ということになります。
この源流点探しがなかなかの曲者でした。
国道439号線をひたすら西に向かい、四万十川源流点の山、
不入山(1336.1m)近くの峠のトンネル入り口手前にある分岐点から入っていきました。
本当は南から源流点に入るのが正しいというのを後から知ることになりますが、
このときはまだ知る由もありませんでした。


源流点付近の地図


源流まで25分


ちなみに下流点



 国道から分かれてすぐ、なかなかいい道でした。道がくねくね曲って細く、うっそうとした木が生い茂りっています。車のライトを消すとあたりは暗くて何も見えなくなります(いつもこうして遊んでます)。

 しばらく進むと開けた場所に出てきました。「四万十川源流点」と書いてある看板が目に入りました。いったん車を降り、みんなでここから歩こうか迷っていました。しかし何か違う、とみんな第六感で感じたのか分かりませんが、車に乗ってもう少し先に進みました。なんとここからダートです。しかもかなり粒がでかい。車の底に石がバンバン当たっている音がします。ちょうどこの頃から雨も降り出しました。

 しばらく道を下ると右への支線がありました。そこに確か四万十川源流点て書いてあったと思います。さっきの所から歩かなくて良かったです。かなり車で走ったし。しかもそこから結構また山道を上りました。
 
 およそ10分後、車のライトが照らす範囲に「四万十川源流点 登山口 25分」という立て札がありました。ここから25分歩いたとこについに念願の源流点があるわけです。もう、ここは行くしかないでしょう!と思ってんですが、冷静考えると雨降ってます。しかも夜中です。しかも山の中です。しかも明かりがペンライト一本です。などなどあり、今回は断念することになりました。

 あとからHPとか見ていると、行かなくてよかったと思います。結構本格的な登山ルートのようで、夜中雨の中行くようなところではなかったようです。




帰り源流点から下り、国道197号線に向かう道はなんと走りやすかったことか。
絶対源流に向かう道は南から北上ルートだと思いました。
197号線に出ると真っ直ぐ西に向かいました。
宇和島市内のフレンドリーに着いたのが夜中3,4時だったと思います。
軽食を取って、仮眠も取って、朝を迎えました。



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3日目

ここでみんなとはお別れです。ここから単独で動くことになります。
いや、しかし今回の四国旅行、本当にいい旅でした。
家から持ってきてずっと車のトランクに積んでいた折りたたみ自転車を出して、
フレンドリーの駐車場で組み立てたところでみんなを見送りました。
みんなは今日、松山の道後温泉に向かうそうです。
車が走り去って見えなくなるのを確認した後、市内の祖母の家に向かいました。
実はここからチャリで5分くらいのところにあります。
そこで一泊して、明日九州に向けて旅立ちます。


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4日目






別府行きフェリーの乗車待ち




 祖母にお礼をいい、駅まで自転車をこいで、駅前で畳み、携帯用かばんに入れて電車に乗り込みました。下車駅は八幡浜。宇和島駅からの所要時間は約一時間のところにある駅です。

 この日の計画は、出発前大阪の家にいた頃はは佐田岬半島を走破して三崎から別府行きのフェリーに乗ろうとしていました。しかしこの日は朝から雨。全長30キロほどあるこの半島を雨の日に走破するのは不可能と判断して早々にあきらめました。当初の計画では宇和島発が朝早い時間の電車(本当は汽車。電化されていません。でもこっちの乗り心地の方がすき)に乗ろうとしていましたが、昼過ぎの電車で時間にかなりゆとりを持っていきました。

 八幡浜の駅から港まで数キロを、レインコートを着て雨に打たれながらゆっくり走りました。途中スーパーで、食料品を調達して船内の食事に備えました。

 港に着くと、大人一人2等雑魚寝+自転車一台分の料金を払ってチャリンコの乗船を待ちました。乗船許可の合図を聞くと一番に乗り込みチャリンコを置き、ダッシュで船内に入り、部屋の隅の窓近くで外の景色を寝ながら見れるベストポジションをキープしました。そして濡れたレインコートを脱いで近くに掛け、靴に新聞紙を丸めて入れ防水スプレーをかけ(遅!)、枕と持ってきたブランケットを敷いて寝転がり、携帯の充電器をコンセントにさし、荷物を枕元に置き、その荷物からイヤホンを伸ばして音楽を聴き、すぐに自分の世界に入り込みました。

 普段なら荷物を置いて場所をとったらすぐにデッキに上がって景色を眺めるのですが、その日は外は雨。ガスが出ててほとんど視界がない状態でした。




別府駅前高等温泉
左の建物が温泉兼宿舎。
道路の奥に見える光が別府駅




 別府港に着いた頃にはもうすっかり雨は上がっていました。フェリーターミナルから今日の宿別府駅前高等温泉までは少し離れています。フェリーから降りると市内に向かってチャリをこぎ始めました。マイチャリ九州初上陸ってことになります。

 宿の場所はすぐ分かりました。そういえば旅行で宿を予約するのって久しぶりです。去年(2002年夏の)四国でユースホステルに泊まって以来です。今回予約したのは安かったからです。お値段なんと1500円!(温泉付き素泊まり、15人ほどの大部屋。個室は2500円)。かなり経済的でした。北海道のライダーハウス並の値段で泊まれるっていうから利用しないわけないでしょう。別府で宿を探しているならここが是非お勧めです。

 さて、温泉の方ですが、中はシンプルです。浴槽が2つあって、高温と普通です。この日は雨ということもあって、体が冷え切っていたので温泉かなり気持ちよかったです。体の心まで温まりました。温泉特有のお肌すべすべにもなり大満足です。風呂上り近くのコンビニで夜食と朝ごはんを購入して部屋に戻りました。しばらくのんびりした後、明日の予定を確認して、早めに寝ることにしました。明日の朝は早いので。



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5日目





前の日早く寝たおかげで朝早く起きれました。
6時頃起きて昨日買ったコンビニのパンを食べて準備しました。
受付のおばちゃんに御礼をして別府駅に向かいました。
高校生はまだ学校があるんかなあ?やたら制服来た学生が多かった気がします。

今日は阿蘇に向かうのですが、別府から3駅先の大分まで行って乗り換えなければなりませんでした。
しかも日豊本線は本数が結構あるのに、阿蘇高原線はほとんど数がありません。
たいていは途中までしか行けず、立ち往生です。
阿蘇を越えることができるのは、普通電車は1日4本。午前中は一本のみです。
残念ながらその電車では時間が合わず、途中豊後竹田駅まで鈍行で行ってそこで後から来る特急に乗り換えました。
おかげで10時過ぎには宮地という駅(阿蘇山頂行きのバスの出発駅)に着くことができました。
自分の中では特急は使わないことにしているんですが、まあ今日は仕方ないと割り切りました。



 うまいことこの駅でバスに乗ることができ、約30分ほどで山頂まで登るロープウェイの駅まで行きました。どうやらこのバスは、九州を横断する観光路線バスだったらしく、途中何度も観光案内のテープが流れていました。

 「徐々に高度を上げて、外輪山が・・・・右手に見えますのが、阿蘇の草千里・・・・???」なんのこっちゃ分かりませんでした。実は昨日からの天気の回復が遅れているらしく、窓の外は真っ白。霧の中を走っていたのです。下のほうは晴れていたのですが、ある高度を境に雲にすっかり覆われてしまいました。

 さてさてそうこうしているうちにバスは山頂へ登るロープウェイの駅に到着しました。さっきよりはわずかながら天気が回復しているように思いました。雲に切れ間が見えてきています。チャリンコが収納されている重たい荷物を肩に担ぎながら、切符を買って早速山頂を目指しました。周りからの視線をちょっと気にしながら申し訳なさそうに車内にチャリを載せ、ずっと外を眺めていました。





阿蘇山火口の様子



 阿蘇山はまだ活動をしてるというのをうかがうことができる面がいくつかありました。風向きによっては火口への接近を規制するエリアが設けられています。この日も4つのエリアのうち2つは立ち入り禁止になっていました。硫化水素などが発生していて危険とのことです。実際強い彩煙が数箇所から上がっているのを確認できます。

 また、急に噴火が起こって岩石が飛んできたときに身を隠すシェルターもいたるところに作られていました。まあ、噴火したら観光客全員逃げ遅れて死ぬのは間違いないけど。





山頂付近


下に見下ろす景色


 高いところからチャリンコで下ったら気持ちいいやろなーって事を前々から思っていました。それを今回この旅で実戦しようと思い、ついにその時がやってきました。ここは標高1592メートル。ここから西に向かって九州を横断(1/3くらい)します。標高差約1550メートル(熊本は標高約38メートル)を一気に駆け下ります。

 怖いくらいスピードが出ました。ハンドルが少しの操作で大きく揺れます。流れていく景色はまるで原チャフルスロットル並です。後ろに見える車もなかなか追いついてきませんでした。見える視界の遠く下の方に、これから下って行って通るだろう道が小さく見えています。カーブでガードレールを突き破ったらそのまま飛んで行きそうな勢いでした。




国道57号線をひたすら西、熊本市内に向かってこぎ続けました。
山を降りるときのような傾斜はありませんが、阿蘇山からなだらかな下りが続いています。
途中にあった道の駅のお土産コーナーで生まれて初めて馬刺しを試食しました。
感想は、覚えておりません(笑)
そんなインパクトなかったからかなあ??ま、いいや。

この旅はラーメン食べ歩きの旅でもあります。
事前に調べておいた熊本ラーメンの店を2軒ほどまわることにしました。



1軒目、「こむらさき」本店



2軒目、「桂花」本店




熊本でもいろいろ回りたかったんですが、時間の関係上省略させていただきました。ご了承ください。
そして博多まで本日2回目の特急使用。1時間半くらい乗ってしまいました。
18切符あるのに、料金もそれなりに・・・
ま、でもいっぱいまわれること考えたらいいやって思ったのだと思います。その時はきっと。
特急は快適でした。シートもクロスシートで隣は誰もいなく足広げて広々使いました。


 そうこうしている間に電車は博多駅に到着しました。さすが特急は早いです。鈍行なら同じ路線で3時間かかるようです。早く着いたにもかかわらず、滞在時間はたった一時間半しか設定していませんでした。

 その間に一風堂本店でラーメンを食べなければなりません。駅を出るといつものようにみんなの視線を感じながらチャリンコを組み立て、用意してきた簡単な地図を頼りにまだ走ったこともない街を駆け回ります。さすがに大まかな地図と住所だけではわかるはずもなく、周りの人に聞きまくりました。それにしても博多は何て酔っ払いの多い街なんでしょうか。道を歩いている人を見ると酒の匂いを漂わせたおっさんばっかでした。そんな街を探しまくること30分、やっと見つけました。意外に近かったのに30分もかかってしまった。

 店は以外にも行列はなくすんなり入れました。頼んだものもすぐ来ました。本日3杯目。インターバルは約2時間。なかなかしんどかったです。しかしこの頃は若かった。3杯目も綺麗に平らげました。味は京都とそんなに変わらないような・・・



一風堂西通り店



後から気づいたのですが、本店と思ってたのが実は違った。正直ちょっと凹みました。


あまりゆっくりする時間はありません。その日のうちに関門海峡をくぐって下関に上陸したいのです。
なぜなら、朝市に行ってみたいから。JRでよく宣伝していた「唐戸市場」です。
ここの朝は早くてまだ日も昇らない4時頃には早朝獲れた魚が水揚げされるみたいです。
もちろんそんな早い時間に動いている電車はないので今日中というわけです。

ラーメンを食べ終わるとすぐに博多に戻り、チャリンコをサッと小さく畳んでカバンに詰めました。
もうこの頃になると慣れてきたのか数分で元に戻せるようになっています。

また電車に揺られること数時間、日付が変わる直前に本州上陸成功しました。

下関で降りて、今日の寝床を探すために駅前をうろうろしていました。
この辺はフェリーターミナルが多いようで、もしかしたら待合室で寝れるかも、と思い、
港に向かったんですが、昼間しか空いていないようで、断念しました。
今日は野宿決定!と思い近くに公園でも探しに行きました。
唐戸市場に向かっているとたまたまサンデーサンを見つけ、ドリンクバーで数時間過ごすことにしました。
携帯も体力も充電できるし一石二鳥です。
ここで明日の(その日の)朝を迎えることにして少し仮眠をとりました。





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6日目





 朝4時くらいに目が覚めて、目覚めのコーヒー1杯を飲んで唐戸市場に向かいました。市場にはこんな時間にもかかわらず駐車場にもう車がたくさん止まっていて、市場の中から威勢の良い声が聞こえてきます。

 魚介類を中心とした港近くの市場というのを初めて体験しました。市場も広く、朝から活気があります。並べられた魚たちも新鮮で、というよりまだ生きてます。氷を敷き詰めた発泡スチロールの上でバタバタと動いています。そんな様子ががあちこちで見られるというなんとも奇妙な光景でした。

 もちろん下関ということでふぐ(現地では「ふく」と呼ぶらしい)がたくさん売られています。韓国に近いこともあって、韓国のりとかも売られていました。

 1メートル程もある大きな鯛の解体をしていました。バタバタ動く鯛と格闘しながらおっちゃんが頑張っていました。エラに包丁を刺して血を抜くところから始まり、目の上ら辺の頭に金属の細い棒を何度か刺し神経を攻撃して動かないようにしていました。ちょっと惨いと思いましたがこれが日常茶飯事で行われているようです。そしてこういう人のおかげで鯛を食べれているのです。

 この市場でおみやげを買って郵送することにしました。


カワハギを買って刺身に


数分後





下関の駅に戻り、いつもの作業をしてホームで電車を待っていました。
ちょうどホームから見えるビルとビルの間に太陽が昇るのを見ました。
早起きってなんかすがすがしいです。いいことがありそうです。
下関から山陰本線の長い旅が始まります。
山陰本線は九州の門司〜京都という相当長い距離を走っています。
その大部分を今日乗ることになります。

さすが山陰地方。まだ冬型の名残なのか、山口県西部辺りを通っているときは弱い雨が降っていました。
しかしその雨もそのうち上がり、良い天気に恵まれました。




琴ヶ浜、日本で数少ない鳴き砂海岸





 実は念願の山陰方面の日本海。どこに行こうか旅行前に迷っていて、地図でこの浜を発見しました。島根県邇摩郡仁摩町にある琴ヶ浜という砂浜です。ところで邇摩郡仁摩町、漢字読めますか?正解は「にまぐん、にまちょう」。この他島根県には変わった読み方の地名が多くあるのでその一部を挙げて見ましょう。

 @温泉津町、A江津市、B三瓶 (答え)

 さてこの琴ヶ浜、JR山陰本線の「馬路(まじ)」というこれまた面白い名前の駅の近くにあります。山陰本線はほとんどが海に沿っているので海岸まではすぐに出られます。琴ヶ浜も駅から徒歩2,3分ってとこでした。日本海は海が綺麗でした。天気もすっかり良くなって、海の碧と空の青が素晴らしかったです。
 鳴き砂海岸ということで、足で砂をこすって見ました。砂が波に洗われて湿っているところは鳴かないみたいです。それと事前調査で、海岸の端のほうは砂も綺麗で比較的よく鳴くということで移動しました。その移動中にもう砂が鳴く音が聞こえていました。歩くだけで音が鳴るくらいよく鳴いていました。音を例えるなら、洗剤つきのスポンジでお皿を洗ったときのような感じです。ウソのように聞こえるかもしれないけどマジです!実際に行って聞いてみてください。京都なら琴引き浜が近いかと思われます。




次の鈍行が来るまで約2時間ほどありました。
馬路で下車して琴ヶ浜を散策し、隣の仁万駅までプチサイクリングしました。
小さな半島を一つ越えて隣の砂浜にも寄ってみましたが、
そこでも砂が鳴きました。
どうやらこの辺いったいの砂浜は鳴き砂の性質を持っているようです。


再び電車に乗って、出雲に向かいました。
出雲大社にお参りに行って、日御碕で夕日を見ようという計画です。

駅に着いた頃には青かった空はオレンジがかり、日没時刻が近くなっていました。
このままでは日御碕で夕日が見れない、と思い急遽予定を変更して駅から神社までバスを使うことになりました。
やっぱりバスは早く、30分も遅れていた時間を取り戻しました。
しかし、折りたたんだ自転車の荷物料金を人の乗車運賃の半額獲られたのが痛かったです。




大きな注連縄で有名な出雲大社神楽殿




 この注連縄、真下に立つと想像以上の大きさです。この時間には観光客の姿もなく、写真では大きさを比較できないけれど、長さ13m、太さ8m、重さ5トンだそうです。ちなみに鳥居も大きさ日本一みたいです。

 写真の注連縄で、3箇所垂れ下がっている部分があります。その底の部分にいっぱいお金が刺さっていました。これはなんだったんでしょうか。よく池とか噴水にお金が沈んでいる、あれと同じ意味なんでしょうか。よくわかりません。とりあえず真似して刺しておきました。



あまり時間もなかったので、大社を早々と切り上げて日御碕に向かうことにしました。
この時間、バスは意外とないものです。次のバスを待ってたら日が暮れてしまいます。(←いや、マジで。)

ここは当初の予定通りチャリンコで岬まで向かうことにしました。
道路標識には確か9キロほどと示されていたような気がします。
しかしこの6キロがしんどかった。
海沿いの地形に合わせてくねくね曲がって距離は伸びてもなかなか近づかず、
徐々に標高を上げていくので坂も大変でした。
でも岬から見えるであろう夕日を頭に浮かべながら必死でチャリンコをこぎました。
普通に立ちこぎで。かなり汗だくで。なんでこんな所に来てまでこんな思いをって考えてました。

一時間近く走ったでしょうか。
ようやく日御碕という看板が見え、駐車場の一番奥にチャリを停め、
お土産屋や通りの間を早歩きで岬に向かいました。




日御碕からの夕日




 松の木の小道を抜けて、視界に海が見えたとき、太陽が水平線からわずかに高い場所ありました。なんとか間に合ったのです。そして草の上に座り、太陽が沈むのを眺めました。

それにしてもこんな綺麗な夕日は久々に見ました。しかも水平線に沈む太陽。感動した。太陽の下側が海に接してから一分くらいでしょうか。かなり長い時間に感じられました。ゆっくり太陽は海に沈んでいきます。直視してもぜんぜん眩しくありませんでした。

 自然の美しさにしばらく感動していると、後ろから声を掛けられました。さっき通ったお土産屋さんのおばあちゃんらしく、晴れている日は毎日ここから夕日を眺めているそうです。そのおばあちゃん曰く、こんな綺麗な夕日は久しぶりだということです。ラッキーでした。

 一緒に駐車場まで戻ると、そのおばあちゃんが、お茶とイカ焼きご馳走してくれました。やっぱり田舎の人はいい人です。帰りのバスの時間まで店の座敷でおしゃべりしてました。




再び出雲に戻って電車に乗り、最終目的地、鳥取に向かいました。高校の友達がいて、泊めてもらいました。
この日は太陽が昇る前から市場に行き、太陽が沈むのも見てかなり疲れました。
それと、今日は宿があるという安心感から電車の中で寝てしまい、鳥取で車掌さんに起こされました。

到着時間は知らせていたので駅まで車で迎えに来てもらい、下宿先にお世話になりました。

この後、まだまだ鳥取観光が待っています。
鳥取といえば砂丘。
それと、温泉にはまっていると言うと、三朝温泉(入浴無料)に連れて行ってもらいました。
久しぶりに会った友達とわずかな時間楽しみました。
そしてこの日の就寝時間は午前3時頃でした。

残念ながら夜ということもあって、砂丘、温泉の写真は一枚もありません。


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7日目



さてさて最終日。て言っても実は載せる写真も出来事もほとんどありません。
鳥取駅を10時発の電車に乗って、そのまま中国地方を縦断し、姫路まで出ました。
さすが日本海側ということがあって、この時期にもかかわらず、まだ標高のい高い所には雪が残っていた記憶があります。
それと、途中智頭急行(第3セクター?)って線に勝手に乗り換えられて追加料金を取られたくらいです。


ほんで夕方から長い期間休みを取っていたバイトに入って、いっきに現実に戻されました。
その日の昼前くらいまで鳥取にいたのに夕方から大阪でバイトという何とも不思議な体験をしました。



 今回の旅を振り返ってみるとホントに面白かったと思います。偶然が重なって出会ったものや、予定通りうまく行き過ぎたものとか、まあ雨とか降ったけど全体的には天候にも恵まれよい旅でした。ちょっと時間がなくて(さすがにバイトをこれ以上休めなかった)九州を時間かけて回れなかったのが残念です。あと2日くらい休みが長かったら桜島とか南のほうまで回ったのだが・・・



2004年 6月 3日    


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