この旅のきっかけは、ずばりノリです。ゼミの友達{通称:ゼミ長(正体バレバレ)}と話をしていてこんな結論に達しました。彼も原チャで走り回るのが好きで、一緒にどっか行こうって事になりました。どこかの野次馬でもないけどその頃世間に注目されている白装束集団が福井に移動して来たので生で見てみたく、今回のたびの目的が決定されたのです。あとのルートとか観光名所などは個人的に勝手に設定させてもらいました。 まあ他には峠とか峠とか峠とか行きたい所がいっぱいあったので、地図を開いてその峠同士を結ぶ最短の経路を独断と偏見でルート決定しました。まあ下の地図の感じです。 しかし、野球にテニスに時間がなかなか取れない二人です。テストが早めになくなった、まだ夏休みに入っていない直前に行くことに決定しました。 |

原付と幅を比較 これでも一応国道です ![]() ブロックには多くの擦り傷が・・・ ![]() このこの国道、酷道と呼ばれるだけあってさすがに簡単に峠を越えられる道ではありませんでした。永源寺側から上がりましたがキャンプ場を過ぎた頃から片側1車線あった道も狭く、木々が覆い被さりトンネルの中の様な感じの道になり、いよいよ酷道の風格が現れてきました。そんな道を上ること約20分、視界が開けてきました。と同時に霧が出てきました。この日は東から天気は下り坂ということで、この峠も標高が689mあるので雲に覆われてきたのでしょう。気温もだいぶ涼しかったです。 そんなことを思いながら走っていると、まもなくあの有名な車幅制限ブロックが目の前に現れました。写真で見たものと同じものです。ちょっと達成感を感じました。それにしても狭い!原付でも通るときにかなりスピードを落とさないとサイドミラーがあたりそうで怖いくらいです。近くの標識にありましたが、幅が2.0Mとのことです。ブロックの側面には無数の擦り傷の後が生々しく残されていました。こんな所車は通れるのか?と思っていたら一台永源寺(滋賀)側からやってきて、ゆっくりとブロックを通過して三重側に走り去って行きました。どうやら乗用車(セダン)ならいけるみたいです。 しばらく峠で休憩して、三重側に下りました。この峠道の最狭路区間は実は峠から三重側の約2キロ程のようで、路面の悪さ、傾斜、狭さともに永源寺側とは比べ物になりませんでした。この区間があるためにブロックで車幅を制限しているみたいです。そんな道を楽しみつつ、山を下りました。 この峠について詳しく見てみたい人はこちらを それと、こんな計画もあるようです。 |

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ツーリングマップル通り、なかなかいい道だと思いました。景色もいいし。最初はね。でも1車線しかないのが気になりました。しかも国道からの入り口に「この先通行注意」みたいな看板が立ってたような・・・少し走ったらすぐにその意味が分かりました。路面状況がひどいひどい。はじめアスファルトだった道も気がつけばダート。しかも穴ぼこだらけ。原付2台で穴を避けつつ、ジグザグに進路をとりつつ走りました。それでもやはりたまには穴にはまり、激しい振動に耐えつつハンドルを握り締めて必死でした。 1時間くらい格闘したでしょうか、ようやく前方にアスファルトに変わっている部分が見え、一安心しました。 |
この峠道はクソ長かったです。ほんと。岐阜側の樽見から福井側の大野市まで4時間くらいかかったんじゃなかったかなあ?(樽見で撮った携帯写真の撮影時刻が12:38、峠の写真が14:21となっていました。)その間ずっと山道でした。地図で見ると分かるように、1/40万に切り替えて、やっと市街地が見えてきます。 しかもさすが酷道、道路崩壊のためかなりの遠回りを強いられました。さらに迂回先が途中から林道でした。原チャならまだしも、車で行っていたら日が暮れてしまいそうな程狭くうねうねした道でした。⇒詳細 この157号線も酷道としては有名みたいで、ツーリングマップル関西には「道を横切る小さな谷川が連続、舗装が崩れダート化」とあります。んーまさに表記どおりの道でした。福井側を向いて右を流れる川に向かって、左の山の斜面から大量に水が流れ込んでいます。しかも道路を横切って(右図参照)。一箇所だけでなく5,6箇所はあったと思います。 そんな道を峠に向かって更に進むとやがて高度を上げて、川面から離れて行きます。勾配がきつくなると伴に、ヘアピンカーブも多くなってきます。進行方向の山頂付近を見ると、すっぽり雲に覆われています。まもなくその雲の中に吸い込まれて視界がほとんどなくなりました。しかも気づいてみればかなり気温も低い。なんてったって温見峠は標1040Mですから。原チャでこの高さに達したのも初でした。 急に切り通しにさしかかり、勾配がなくなりました。峠に到着です。特に石碑が建っているのでもなく、県境の標識と、国道を示す標識が立っているだけでした。あと、通行注意みたいな看板と。しばらくゼミ長と感慨に浸りながら、記念写真を撮ったりして小休憩をしました。 でもまさか下り(大野市まで)がこんなに時間かかるなんて思いませんでした。上りと同じ時間かかったと思います。地図で確認するとダムを回ってかなり遠回りしているのに気がつきました。さらに天気が回復しない。雲が出てるのは山頂付近だけだと思っていたのですが、どれだけ下っても晴れてきません。逆に小雨が降り出しました。やっぱり日本海側は天気が悪いのかなあと思ったりしました。でも冬なら分かるけど今は夏。よくわかりません。 | 国道を横切る小川 ![]() 根尾方面 ![]() 温見峠 ![]() |
温見峠から下ること約2時間、福井市内でガソリンと食料を調達して、いよいよ白装束集団のいる場所に向かいました。峠からの天気も幾分回復、雨はすっかり上がり、服もすっかり乾きました。さてさて白装束はというと、出発前の情報によると福井市内の五太地町に潜伏とのことです。市内って言ってもかなり山奥でした。地図でその辺りを調べると、五太地町を通ってる道は県道183号上一光大丹生線しかありません。迷うことなく真っ直ぐそこに向かいました。 県道183号の東から接近したんですが、近づくにつれて標高も高くなりまたまた雨が降り出してきました。しかもまたまた霧の中。いかにも現れそうな雰囲気の道が続きます。ニュースで「川にかかる橋に白い布を・・・」ということを言っていたので道の両側に川を探しながら走りました。するとさっきから川が道の右をいったり左をいったりしているではないですか。雨でゴーグルをかけていたので視界が悪く見えていませんでした。もういつ現れてもおかしくありません。条件はそろいました。 |

ちょっと感動と、かなりの恐怖が一緒にありました。だってよくよく考えてみると何している集団かわかりませんからねえ。拉致られてもおかしくないくらいでした。しかも山奥でほとんど誰も通らない道なので拉致られても発見もされ無そうやし。 あらためて見ると、山奥で周囲をぐるっと緑に囲まれて、辺りには霧が立ち込めていて、その中で一部だけ全面白に覆われててなんとも不気味な感じです。白の動きを監視しているのかよくわからないけど、横道のところに車が一台止まっていました。その車も十分怪しかったけどね。携帯で写真とか撮っていたら、テント(?)の外で白い服を身にまとった人が作業していました。しかもこちらに気づいたらしく、それにチキって早々にその場を去りました。 |
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さすが自殺の名所だけあって薄暗いと不気味でしたね。天気のせいもあってこの時間になると観光客の姿も見られず、僕ら2人だけでした。 駐車場に原チャを止めて海に向かって歩いている途中、電話ボックスがありました。自殺を考えている人を思いとどまらせるためでしょうか、ボックス内には相談所と警察の電話番号が書いてあり、メッセージも添えられていました。これで自殺する人が実際にいるというこがわかりました。 メッセージ 「命を大切に!! 相談は 81−2823又は*11(妙信寺) 82−1500又は*03(三国警察署) おつなぎします しあわせな明日へ この公衆電話は救いの電話2番です」 | 電話ボックス ![]() メッセージを拡大 ![]() |
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| 断崖絶壁の上に立って下を眺めると、足がすくむ程の高さです。何かが足を引っ張り海に吸い込まれていきそうな感じ。誰でも簡単に崖に近づけ、そこにはフェンス(景観を保つため?)もなく、誰でも簡単に飛び込めそうです。 いける所まで行って足を合わせて撮った写真が左です。この状態で急に突風が吹いたり、冗談でも後ろから「ワッ!!」ってやられたりしたらホント落ちます。これまでいろんな断崖絶壁の上にたったけど、それでも怖いものは怖かったです。実は若干高所恐怖症だったりします。 |
2004年 6月 17日