彗星とは何か?


まずこれを理解しないと皆さんあまりわかりませんよね?
ここでなるべく分かりやすく、少しでも興味を持ってもらえるように説明しておきます。



例えば・・・

1986年に現れたハレー彗星


 まず左の写真を見てください。恐らく誰もが一度はこんな感じの写真みたことのあると思います。小学生の頃の理科の教科書とかでないですか?
 いわゆる「ほうき星」というものです。彗星と言って分かる人は、まずハレー彗星が浮かんでくると思います。それだけこの彗星は86年に出現したときには騒がれた様です。




それでは具体的に

 宇宙には大まかに自分の力で輝いている星(=恒星。もう少し詳しく言うと、星の主成分である水素とヘリウムの核融合反応が起こって輝く)と、その恒星の光を反射して光っている星があります。夜空を見上げて輝いているのはほとんどが恒星です。

 前者(恒星)・・・太陽、ベテルギウス(オリオン座α星)、シリウス(大犬座α星)、アンタレス(さそり座α星)、リゲル(オリオン座β星)など。

 後者(恒星以外)・・・惑星(地球、金星、木星など)、衛星(月、タイタンなど)、彗星、流星など。





彗星の正体


ハレー彗星の中心部


太陽と彗星の尾の関係


 彗星は、よく「汚れた雪だま」といわれます。これは、彗星に多くの氷が含まれているからです。彗星の本体(核)は、水や二酸化炭素、メタンなどが凍ったものに、小さな固体粒子(砂や石のようなもの)などが混ざってできていると考えられています。

 だから、彗星本体が太陽に近づくと放出されるガスやチリの量が増えてきて大きく明るくなるし、遠ざかると暗くなるというわけです。尾の向きが必ず太陽と正反対に流れているのを見ても分かります。

 彗星の長い尾は大きく分けて2種類あります。チリなどの固体粒子を含む「ダストの尾」と、電離したガスからなる「イオンの尾」です。なかには地球軌道の直径(3億km)以上もの長い尾をもった彗星もあります。






彗星の軌道


彗星の軌道の例



今回の2彗星の軌道

 太陽系の姿をご存知でしょうか。太陽を中心として水金地火木土天海冥の順番でほぼ平面状を回転(公転)しています。しかし太陽系の仲間はそれだけではありません。実は彗星も太陽系の仲間なのです。彗星の軌道を見ると分かるのですが、太陽のまわりを楕円軌道で公転しています(周期彗星)。中には一度しか太陽に近づかず二度と戻ってこないものもあります。

周期彗星の代表的なもの

  • エンケ彗星・・・3.3年周期
  • テンペル・タットル彗星・・・33年周期
  • 池谷・関彗星・・・35年周期
  • ハレー彗星・・・76年周期
  • スイフト・タットル彗星・・・120年周期






  • 彗星はどこから飛んでくるのか

    カイパーベルト

     太陽系8番目の惑星海王星より外側にある環状の領域ことを指します。そこを浮遊する物体が、太陽や惑星の引力に捕らえられて軌道を変え、太陽に向かって動き出すとされています。これが周期彗星の核となるという考えです。

    オールトの雲

     オールトの雲は太陽から0.5光年〜1光年(カイパーベルトよりさらに外側)くらいの距離に位置します。そこにはチリやメタンといったものを主成分とする天体が存在しているます。その一部が何かのはずみで太陽の引力に捕らえられてオールトの雲を離れて、太陽への何千年もの旅に向かう、それが彗星であるというものです。




    少しは彗星のことわかりましたか?


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