「奥州33観音巡礼」
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| 天台寺で結願 | 31.聖福寺 | 32.正覚院 | 33.天台寺 | |
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9月8日 西根ICで国道282号線に出て、平館(たいらだて)で右折し、県道17号線に乗り岩手町に向かう。西根町の聖福寺に参詣し、引続き県道17号線を行き、岩手町で国道4号線(陸羽街道)に出る。ここからは、4号線を北上する。御堂で御堂観音(正覚院)に立寄る。さらに国道4号線で十三本木峠を越える。国道4号線は、東北本線のローカルな電車と並行し、奥中山自然林を眺めながらドライブできて気持ちが良い。 一戸で八戸道をくぐり、二戸市に入るとすぐ左折して県道6号(鹿角街道)に入る。8km程で浄法寺町に入れば天台寺へは標識が導いてくれる。 冬の2月、新緑の6月、残暑の9月に東北を巡り、奥州33観音巡拝を終えた。福島、宮城、岩手の風景・風物・人情に垣間接する旅でもあった。
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第31番 江峰山聖福寺(しょうふくじ) 本尊:七面観世音菩薩
| 岩手県岩手郡西根町寺田20−27 曹洞宗。お寺は永泉寺(盛岡市)の末寺として慶長年の開創で、行基菩薩の開山。観音堂は元別当修験南嶽院にあったものを、明治維新の際に、当寺に併合された。以来、郷土の守護仏として信崇されている。 |
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| 県道17号線(岩手平館線)は、寺田交差点で右折して岩手町に向っている。信号交差点の直前に「聖福寺」があり、案内板も出ている。直進すると、修験の山に入る。 |
聖福寺はお墓の背景に建つ。落着いた土地の人のお寺の感が深い。尋ねてきた人が「東京から来たのですか?・・・」と気さくにお寺の由来などを話しかけてくれる。 | |
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| ご住職の話では、元々は奥にある七時雨山の修験道のお寺として隆盛を極めていたらしい。 | 本尊は七面観音で丈42cmで秘仏。お写真がある。子供っぽいお顔である。大和法隆寺の九面観音とともに七面観音は珍しい。 |
第32番 北上山正覚院(しょうがくいん) 本尊:十一面観世音菩薩
| 岩手県岩手郡岩手町御堂3−9 天台宗。「御堂観音」と呼ばれる。開創は坂上田村麻呂が、蝦夷制定の際の犠牲者を供養するために建立したと伝えられる。前九年の役(1051)で、安倍氏に勝利した源義家は、観音堂を改築し護持仏を奉納した。 |
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| 国道4号で「北上川源流公園」に向って側道に入る。 | 公園(駐車場がある)の手前左に古めかしい神社(お寺)がある。これが正覚院。まだ神仏習合が根強く残っている。 | |
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| 「御堂観音」詣でをする人は多い。お寺の奥さんは「ここではお寺も神社もやっています。」と屈託ない。こだわりのないところが好ましい。 | 「弓弭(ゆはず)の清水」は北上川の源泉である。源義家が水に困った時に、護持仏に祈り、自ら弓でもって巨木の根元を掘ると泉が湧出た、と伝えられる。北上側の源泉は北上山地の姫神岳にもあるが、ここも源流の一つ。 |
第33番 桂清水八葉山 天台寺(てんだいじ) 本尊:聖観世音菩薩
| 岩手県二戸郡浄法寺町御山久保33 天台宗。一刀彫りの平安仏像群と瀬戸内寂聴のお寺として有名。神亀5年(728)、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が桂の巨木で自ら聖観音菩薩を刻んで本尊とし、開山したと伝えられる。 |
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| 浄法寺町にある案内標識に従って行くと、参道入口に着く。乗用車の駐車場は更に1kmほど坂を登って行くとあり、そこから裏参道でお寺に入る。 | 「桂清水」。桂の大木の根元から湧出る霊水。太古よりこの地が霊木、霊水信仰の地だったことを示す。 | |
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| 参道はさわやかな石段。 | 仁王門の前で、”文化財保護協力金”(宝物収蔵庫拝観券)¥300を払う。 | |
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| 本堂には”丈六ナタ彫り”の薬師如来(菩薩形坐像:県文)。観音堂の厨子前に座す。新本尊である。お堂は、万治元年(1658、)盛岡藩主・南部氏により再興されたもの。 | 聖観音は他の仏像群と一緒に、本堂裏の収蔵庫で拝観できる。本尊の聖観音立像、十一面観音立像は重文。県文の諸像ともども全てカツラの一木造りで、堂内に爽やかな気がみなぎる。 | |
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観光客が多いが、人気のない時には静寂な境内になるだろう。寂聴庵が鐘楼の向こうにある。 前日は寂聴講話の日で賑わったという。 本堂で納経してもらい結願となる。 |
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