「奥州33観音巡礼」

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名取市(宮城県) 1.紹楽寺 2.秀麓斎 3.金剛寺観音堂

奥州33観音霊場は、名取を草創の地としている。
保安4年(1123)名取の老女・旭が紀伊三熊野(熊野三社)をこの地に請じたのを始めとする。

第1番 紹楽寺(じゅうがくじ) 本尊:十一面観世音

名取市高館吉田字西真坂17

2月8日AM9:00 仙台南ICより国道286号線を仙台へ向い、熊野神社方向に道をとり、高舘へ向かう。熊野神社は高舘に三つある。何処に札所があるのかを、給油所(Shell)に立ち寄り、調べてもらう。国道286号線の新設道路で南に向かい、左手前の交番を目印に右折し、変形四差路の鳥居の右手の道を入り、道なりにまっすぐに行く。 入ってすぐの養護学校に沿い右に入ると2番札所へ。変形四差路を左に行けば3番札所の観音堂に至る。 初めてきた名取市の道路感覚がようやくつかめてくる。

細い道を川に沿って1kmほど行くと、道の右側に紹楽寺(納経所)がある。昨夜降った雪が残っている。
(写真は紹楽寺の上方から)

高舘山は標高200mの丘稜で、熊野那智神社を分霊した社がある。周囲は自然林に囲まれ、市民のレクリエーションの場になっている。

高橋克彦「風ノ陣」では将来に夢を抱く蝦夷の若者達が名取の柵(さ)近くの高舘山に登る場面がある。この地を想定しているのだろうが、多賀城(多賀城市)が見渡せるのかどうかは、この日は分からなかった。

紹楽寺から川沿いの道を700m登り、工場の直前の右ヘアピンで山道に入る。 1kmほどで熊野那智神社参道入口
(雪の積もった早朝には、人影がない)

参道を登りつめると高床の鐘楼がある。壊れかけていて踏み入れ禁止だが、名取の展望は開けている。神社は古式豊かで荘厳な雰囲気がある。

  
熊野神社入口から車で300m登ると左に駐車場(この日は雪原)があり、さらに登ると上の広い道とぶつかる左直前に観音堂がある。観音様への挨拶もそこそこに、ここに車を置いて観音堂・熊野神社を雪を踏みつけ一周する。深閑として気持ちが良い。

紹楽寺(曹洞宗)は2番札所、3番札所と同じく、熊野三山の別当寺として栄えた。開創は養老年間に遡ると云う。慶長元年山火災のため全焼失した。
紹楽寺の住職さんは、「2番に行くと納経帳があるので差し替えてください」と納経帳の紹楽寺のページを渡してくれる。奥州33ケ所の納経の仕方は以後も差換え式である。巡礼の往来の途絶えた季節に来たのだから、お寺探しと札所巡りの慣習に戸惑っている。 ・・・・ AM10:00 変則四差路に戻る。


第2番 秀麓斎(しゅうろくさい) 本尊:聖観世音   

名取市吉田字上鹿野東88

AM10:20

曹洞宗のお寺。
熊野新宮社の別当寺。
秀麓斎の開創は坂上田村麻呂東征の際に戦勝を祈願したことによる。

高舘山の東山麓にあたる。
駐車場から本堂の間は工事中だった。

納経帳をここで手に入る。
いかにも禅僧らしい快活な住職が、奥州33観音巡礼の世話をしている。

こざっぱりした山門。正面に本堂がある。檀家の集まりの最中だったが、住職さんに事情を説明すると、親切に応対してくださった。納経帳とガイドブックをようやく手に入れる。このガイドブックがあれば行き着かないということはない。「お気をつけて」と送り出してくれた。やっと巡礼の感じがしてきた。


第3番 金剛寺観音堂(こんごうじかんのんどう) 本尊:十一面観世音   

名取市高館熊野堂字岩口中35

AM10:41

金剛寺は真言宗のお寺。
熊野本宮社の別当寺。

付近の集落のための「川上生活センター」がある遊園地に、観音堂が建つ。

この素朴さに、東北に来たことを実感する。。

見るからに新しい観音堂。 納経所は新宮寺

   
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