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「西国観音霊場33ケ所」

第2番 紀三井山 金剛宝寺 (こんごうほうじ) 「紀三井寺」   本尊:十一面観世音菩薩
和歌山県和歌山市紀三井寺町1201

救世観音宗。 創建:宝亀元年(770)、開基:為光上人(唐僧;光仁帝の時代)

昨秋、西国33ケ所第1番「青岸渡寺」へ行くため、JR紀勢本線で大阪から那智へ向った。和歌山を出て”きみいでら”を通過すると左側の車窓に城のような石垣と形の良い多宝塔が仰ぎ見られた。

今回は粉河寺から紀の川に沿って国道24号で和歌山市街に入り、国道42号で旭橋を渡ればすぐだ。門前町は賑わい、拝観料が必要なお寺は観光的な要素も多い。

紀三井寺は名うての桜の名所。いくら”早咲き桜”でも3月始めはまだ蕾のままであった。





「紀三井山護国院」の石標が立つ重文の楼門(1509年再建)。紀三井寺は名草山にある。門前町は賑やか。楼門を通り過ぎ拝観料を治める。石段を利用してのウオーキングの人は顔パスらしい。
石段は231段。「女厄除坂」、「男厄除坂」、「還暦厄除坂」と続く。右手に清浄な水が落ち、芭蕉の句碑がある。
女厄除坂の登り口右手に「身代り大師」が見える。 還暦厄除坂の左側は豪快な石垣がそびえる。
坂を登りきった所に六角堂(観音堂)がある。 境内は左へ、高欄のある入母屋造りの鐘楼(重文)、大師堂、正面に本堂と続く。
本堂は入母屋造りで、各所に彫刻が施された豪華なもの。宝亀元年(770)の創建と伝えられるが、現建物は宝暦9年(1759)再建。左に霊宝館がある。 境内より一段高い所(東側)に多宝塔が立ち、唐僧・為光上人の開山堂が控える。西側は石垣の上にあり、和歌浦が一望できる展望所。
厄除け、海上安全を願う。本尊は為光上人が自ら一刀三礼して造立された十一面観音で秘仏。50年に一度の開扉。 本堂の前に和歌山地方気象台の「ソメイヨシノ」の標本木がある。
室町中期の様式を残す多宝塔(重文)。宝徳元年(1449)頃再建で現在の寺内建物では最古のもの。。 男厄除坂の登り口に別道で下る。三井寺の名の起源となった三つの井戸(清浄水、楊柳水、吉祥水)の一つがある。
境内展望所から見る「きみいでら」の街と和歌浦。

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