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「西国観音霊場33ケ所」

第7番 東光山 龍蓋寺 (りゅうがいじ) 「岡寺」   本尊:如意輪観世音菩薩
奈良県高市郡明日香村岡806

真言宗。 創建:天智天皇2年(663)、開基:義淵僧正

前日、橿原神宮駅近くに泊まり、この日は飛鳥の旧跡を訪ね、4時過ぎに西国札所・岡寺に参拝した。岡寺は明日香の東南の「岡」地域にあり、すっかり公園化した石舞台、酒船石遺跡とビルが建った万葉記念館のはずれにある。石舞台から2kmほど東にある「上(かむら)」から多武峰・談山神社に登ることができる。

飛鳥資料館から石舞台に立派な道がついている。広い”岡寺前駐車場”は治田神社(創建時の岡寺は此処にあった)近くにある。神社内を通って岡寺に参拝することもできる。

天智天皇が草壁皇子と義淵を共に育てられた「岡の宮」を、仏教道場とした。義淵の法力を尊び、「厄除け信仰」の寺となった。

参拝後、民宿・「わかば」に宿泊した。”飛鳥鍋”という牛乳汁で鶏と野菜を煮て食べる珍しい料理を食べた。

参道を登って出会う「仁王門」は楼門形式で落着いた山寺を感じさせる。左前の拝観所で¥300を払う。門をくぐると前方に石垣があり、これに沿って右へ登って行く。 重文の日本最大・最古の塑像如意輪観音像は像高4.6mでじかに拝観できる。平安前期の作で、如意輪観音で二臂で結跏趺坐(ケッカフザ)の姿は珍しい。
本堂は入母屋造りの本瓦葺き。左側の開山堂は修理中で覆いが被さっていた。 義淵僧正廟所。義淵は観音に祈って授かった子と伝えられる。行基、良弁、道鏡ら名僧・怪僧と言われる人物の師でもある。

本堂から奥の院・義淵僧正廟所を通り、三重塔に登る道がある。三重塔付近から見る本堂が良く、飛鳥の里も見渡せる。緑・紫・白・赤・黄の「五色の幡」は、中国大陸の古い思想・道教に基づくもので、名山または神の威徳を表すものとして談山神社や伊勢神宮にも見られるものである。
鎌倉様式の三重塔は、近年(昭和61年に)再建されたとは思えない美しい姿が、よく寺に溶け込んでいる。。
三重塔から本堂に下る間に大師堂がある。
シャクナゲの季節(4月中旬から)は花の寺となる。境内には、義淵が悪龍を封じ込めたと伝わる”龍蓋池”もある。 本参道は明日香村役場、万葉記念館から登る道。岡寺のすぐ下にお茶屋と民宿がある。

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