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二回に分けて四国88ケ所を巡拝した。 第一回目は 第1番霊山寺から 第36番青龍寺まで、 第二回目は 第37番岩本寺から 第88番大窪寺まで はじめての”巡礼(遍路)”の旅である。巡礼の仕方は色々あるが、まずは様子見を兼ねて「車での遍路」で一巡した。 和歌山港からのフェリーにお年寄り5人仲間が乗込んで来た。 徳島港下船の時にはすっかり白衣(はくえ)を装い、楽しそうに巡礼に出かけた。そんなに巡礼とは楽しいものなのか? 半信半疑で四国八十八ヶ所の巡拝を始めた。 ここに記すメモは、初心者の「車での巡拝」の記録です。札所通過時刻を明記して置きました。 |
| 第1回 2001年1月 第一番(霊山寺/徳島県)から 第三十六番(青龍寺/高知県)まで |
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| 和歌山港AM7:20 ー> AM9:20徳島港 (南海フェリー) |
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| 一日目 |
小雨 | AM10:10 −PM5:10 |
1.霊山寺 2.極楽寺 3.金泉寺 4.大日寺 5.地蔵寺 6.安楽寺7.十楽寺 8.熊谷寺 9.法輪寺 10.切幡寺 11.藤井寺 |
徳島県 |
| 二日目 |
くもり | AM8:40 −PM5:00 |
12.焼山寺 13.大日寺 14.常楽寺 15.国分寺 16.観音寺17.井戸寺 18.恩山寺 19.立江寺 20.鶴林寺 |
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| 三日目 |
晴れ | AM8:30 −PM5:30 |
21.太龍寺 22.平等寺 23.薬王寺 24.最御崎寺 | 徳島県 高知県 |
| 四日目 |
晴れ | AM8:00 −PM5:20 |
25.津照寺 26.金剛頂寺 27.神峯寺 28.大日寺 29.国分寺30.善楽寺 31.竹林寺 32.禅師峰寺 33.雪渓寺 34.種間寺 |
高知県 |
| 五日目 |
晴れ | AM8:40 −AM10:00 |
35.清滝寺 36.青龍寺 | |
| 鳴門 -> 淡路島 -> 明石 (本四架橋) | ||||
| 第2回 2001年3月 第三十七番(岩本寺/高知県)から 第八十八番(大窪寺/香川県)結願まで 金剛峯寺・奥の院(高野山)、東寺(京都)へのお礼参り |
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有明 (PM19:50) −> 高知(PM16:20) フェリーは那智勝浦港にワンストップ後、翌日の昼過ぎに 室戸岬沖を通過 |
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| 一日目 |
雨 | AM7:45 -PM5:01 |
37.岩本寺 38.金剛福寺 39.延光寺 40.観自在寺 41.龍光寺 42.仏木寺 |
高知県 愛媛県 |
| 二日目 |
曇 | AM8:15 -PM5:10 |
43.明石寺 番外:十夜橋 45.岩屋寺 44.大宝寺 46.浄瑠璃寺 47.弥栄寺 48.西林寺 49.浄土寺 50.繁多寺 |
愛媛県 |
| 三日目 |
曇 | AM8:20 -PM4:50 |
51.石手寺 52.太山寺 53.円明寺 54.延命寺 55.南光坊 56.泰山寺 57.栄福寺 58.仙遊寺 59.国分寺 61. 香園寺 62.宝寿寺 63.吉祥寺 |
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| 四日目 |
晴 | AM7:17 -PM5:10 |
60.横峰寺 64.前神寺 65.三角寺 66.雲辺寺 67.大興寺 68.神恵院 69.観音寺 70.本山寺 |
愛媛県 香川県 |
| 五日目 |
晴 | AM7:50 -PM5:10 |
72.曼荼羅寺 73.出釈迦寺 71.弥谷寺 74.甲山寺 75.普通寺 76.金倉寺77.道隆寺 78.郷照寺 79.天皇寺 80.国分寺 81.白峰寺 82.根香寺 83.一宮寺 |
香川県 |
| 六日目 |
晴 | AM6:30 -PM3:20 |
84.屋島寺 85.八栗寺 86志度寺 87.長尾寺 88.大窪寺 (結願) 1.霊山寺 (お礼参り) (徳島港 ー> 和歌山港) |
香川県 徳島県 |
| 七日目 |
曇 | AM10:00 -PM2:00 |
金剛峯寺、奥の院 (高野山) (お礼参り) | 和歌山県 |
| 八日目 |
小雨 | AM8:30 -AM11:00 |
東寺 (京都) | 京都府 |
| 道路事情: 1.駐車場は各寺に完全に整備されていた。(駐車料の必要(¥300〜500)な寺;藤井寺、焼山寺、鶴林寺、太龍寺) 徳島県では、カーナビが有効だが、高知県では新しい道が多いので注意が必要。特に禅師峰寺は迷走した。 第一番(霊山寺)で販売してる”四国八十八ヶ所詳細地図帖”(¥1100)は、各お寺への道順が詳細に記されている。 各お寺についても要領良い説明がされており、巡拝中も、また帰宅してからも楽しめる絶品。 地図としては、車遍路用 と歩き遍路用の道がしっかりと書き込まれ、車用のレーダ取り締まり地点まで正確に一致しているのには驚いた。 2..四国の山間部の道は、県道と云えども幅広の道が急に狭まることも多々あるので注意が必要。 路肩なしの路も多い. 街中の寺は、狭い軒下をかき分けて到達することもある。 放し飼いの犬にも注意。 安全運転と気配りが必要。 . |
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| はじめての八十八ヶ所巡拝から2ケ月後、第二回目の巡拝では、「電車とバスを乗りつないでの巡拝」にしようと計画したが、待ち時間が多くなり中途半端に途中挫折することにもなりかねないので、とりあえず「車での遍路」で八十八箇所の巡拝を完結することにした。そんな思いもあって、「歩き遍路」を車で追い抜いて行くときには心恥ずかしくもあり、また羨ましくもあった。 宇和町の民宿”みやこ”で、”歩き遍路”をしていた青年に会った。 仕事と対人関係に疲れて埼玉から予備知識なしに出て来たと言う。 距離的には全行程の丁度半分を終え、「思わぬ出来事や人の親切に数知れず会い、素直に喜び感謝することを知り、、八十八ヶ所巡りに来て良かった」と話していた。 彼の体験を幾つか聴かせてもらった。 野宿して雨に降られ夜中に民家の扉を叩き白装束の彼を見ておばあさんが腰を抜かした話、雪が降る寒いお寺の板床で空けるような毛布一枚貸してもらい寝た話、ジュースでも飲みなさいと年寄りから百円貨の接待を受けた話などなど。 「車でも歩きでも八十八ヶ所を一巡すれば何かが得られる」とある日同行した山伏が言っていたと、「車での遍路」に負目を持つ我身を慰めてくれもした。 ありのままに受け入れる心が空”であり、この無相(虚空)の対象物の世界で、「如実に自心を知る」ことを菩提(さとり)としている(空海:秘蔵宝鑰)。 この菩提の断面を知らず知らずの中に体験していく旅が、四国八十八ヶ所巡拝らしい。 |
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参考書: 1.竹内信夫 : 空海入門 (ちくま新書) 1997 2.渡辺照宏、宮坂宥勝 : 沙門空海 (ちくま学芸文庫) 1993 3.渡辺照宏監修、中村ひろし画 : お大師さま (青山書院) 2000 4.西村益一編 : 四国八十八ヶ所詳細地図帖 (雑誌四国) 5.四国八十八ヶ所巡り (昭文社) 2000 6.司馬遼太郎 : 空海の風景 上下 (中央公論社) 1975 7.公方俊良 : 般若心経のすべて (日本実業出版社) 1987 |