8/25  フクシマ報告39、松元保昭氏「恐るべき情報隠蔽体質の国、ニッポン」に共感。


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<松元保昭(まつもとやすあき):パレスチナ連帯・札幌>

福島第一原発から水蒸気が噴出しているという指摘は、
木下黄太氏のブログ「放射能防御プロジェクト」がもっとも早かったようです。

しかし日本のTV、新聞は完全に黙殺しているようです。
すでにいくつかのMLで紹介されていますが、わずかにロシア・トゥディの映像が
最近の「水蒸気の噴出」を問題にしているだけです。

すでにメルトスルーしてしまった核燃料が地下汚染水あるいは地下水と接触して、
ある種の核暴走をしているかもしれないということは、素人でも推測可能なことです。

「官邸も懸念」ということは、この水蒸気噴出は尋常ではない、ということを意味しているはずです。
しかし、東電も政府もメディアも何ら触れようとしない日本の状況は、明らかに異常なことですし、
情報鎖国というより国内における自主的な情報隠蔽がこの「尋常ではない」状況をつくりだしていると思います。
古くからの東電の情報隠蔽体質が、事故後、政府、官僚、メディアに一挙に拡大した感があります。

その証拠はいくつもあげられます。
拡散し堆積している放射性核種の実体と見合わない「避難指示?」による「被曝の強制」、
子どもの「被曝許容量?引き上げ」、野菜、畜産品など食品の「(大幅な)暫定基準値?」、
原発作業員、汚泥処理などの「(考えられない)被曝許容量?」等々、
かりに当初から隠蔽されている重大な内部被曝問題を棚上げしたとしても、
既存の法令さえも破っている事態は各処で指摘されていることです。

なによりも、放射性核種および放射線種に基づく恒常的な放射線測定の「不作為つまりサボタージュ」が
意図的になされていることは明白で
(例えば海洋プランクトンや沿岸魚介類、河川、湖沼の汚染調査がまったくなされていない!)、
一義的に責任を有する政府、東電の犯罪は火を見るよりも明らかなことです。

かつての独裁国家や開発独裁国家のように、こうした嘘を許容する受益者だけの偽装「民主主義」国家を曝しています。
インターネットのなかった時代、インパールや沖縄戦の戦況は国民に知ることは出来ず、
インターネットのある時代、原発事故状況を国民の誰もが知りえない…今に始まったことではないこの通時的現象、
日本国の体質…。大本営発表がまかり通る国とは? ………………………………………………………………………………………………………………………………


私たちは目の前の事象に慌てることなく、常に落ち着いて考え行動して行かねばならない。



8/19  フクシマ報告38、相も変わらず。



自動車走行サーベイメーターによる郡山市の詳しい放射線量が発表された。

今までのその他の地図、文科省のものもそうだが、
3.5マイクロシーベルト以上にならないと黄色く表示されない。
2.5以上でやっと黄緑色。
0.5以上でも緑色に表示されるのだ。
(0.6以上が明確な放射能管理区域、食べたり寝たりしてはいけない区域。もちろん子どもは論外である。)

これではいくら調べても見た人は危機感を持たない。

ホール・ボデイ・カウンターもベクレルも全てこの調子…。

最近、福島市で放射能調査に来ているグリーン・ピースの人たちに会ったが
彼らは米沢に宿泊して、そこから福島市に来ているのだという。
福島県には泊まらないのだ。
ECRRのクリス・バズビー博士もなぜか会津で講演したが、
本人も言っている通り、中通りには近づきたくないという…。

北海道泊原発も再稼動。
ストレス・テストも何もやらない。

この国の政治も行政も相変わらず嘘、偽りが平気で横行している。

だから私は「言葉」ではなく、いつも彼らの「行動」を見ている。
自分の家族をあの水素爆発時からいち早く避難させている彼らの行動…。

それが常に本当のことを私たちに教えてくれている。




8/1  フクシマ報告37、川は集まり…。


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東日本大震災:新潟沖のマダイ、セシウムを検出 規制値下回る /新潟

 県生活衛生課は28日、26日に新潟市沖で採れたマダイの内臓から、
放射性セシウムが1キロあたり21ベクレル検出されたと発表した。
福島第1原発事故の影響とみられる。
国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を大幅に下回っている。
                            (毎日新聞) ………………………………………………………………………………………………………………………………

日本海の魚は安全だと思っていたら、この始末。

そういえば会津の「津」は川が合流するところという意味。
福島県の奥羽山脈の西は水系からは日本海側だった。
阿賀川、只見川等が合流して阿賀野川になり新潟県に行く。

汚染の拡がりは留まることを知らない。

また何度でもいうが、暫定基準値は国が本来の値を20倍〜30倍したもの。



7/13  フクシマ報告36、右往左往。

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福島県南相馬市の農家が出荷した11頭の肉用牛や餌のわらから放射性セシウムが検出された問題で、
12日、同じ農家が出荷した別の牛肉が、徳島県と高知県内のスーパーで販売されていたことが判明、
消費者の手元に届いていた実態が明らかになった。
東京都の調査などで、牛肉は少なくとも9都道府県に流通したとされるが、
厚生労働省や識者は「大量に摂取しなければ健康に影響はない」としている。      (2011.7.12 産経ニュース) ………………………………………………………………………………………………………………………………
和牛からセシウム検出で県の農家検査本格化

南相馬市の農家が東京電力福島第1原発事故後に屋外で保管した稲わらを和牛に与え、
肉から放射性セシウムが検出されたことを受け、県は12日、県内畜産農家の緊急の立ち入り検査を本格化させた。
同日は、県内の家畜保健衛生所と農林事務所の職員が2人1組の10班態勢を組み、
計画的避難、緊急時避難準備区域の同市や田村市、広野、楢葉、浪江3町と川内、葛尾2村の7市町村で実施した。
職員らは、各農家から、稲わらの収穫時期や収穫してからの保管方法、
牛の放牧の有無など管理状況を聞き取り調査したほか、稲わらの放射線量を測定した。
また、県が方針を示した肉用牛の食肉の放射性物質の全戸検査実施に向け、今後の出荷計画についても調査した。
県によると、同日の立ち入りで、問題はなかったという。
                   (2011年7月13日 福島民友ニュース) ………………………………………………………………………………………………………………………………

いつも繰り返される滑稽な程の慌て振り。
最初から汚染地域の家畜は殺処分して、県外持ち出しなど一切禁止すべきだったのだ。
それを人間も含めて「直ちに健康に問題はない!」などという発言を繰り返し隠蔽しようとしていた。
後手に回ると、このように膨大にふくれ上がる役所の人たちの仕事量。
詳しい検査、正しい検査などできるはずもない。

本当に虚しい…。
青い…、今、美しく青い水田を見る度に、秋になり、この放射能を含んだ米を国が責任を持って処分しなければ
偽装表示、加工され、薄められ、市場に大量に出回ることになる。
何度、同じ過ちを繰り返せば気が済むのだろうか。



7/10  フクシマ報告35、日本人とは?。


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福島市、8月上旬にも「全市除染」1次計画策定

全市除染を目指す福島市は、8月上旬をめどに1次計画を策定し、
本年度中に子どもの遊び場や公園、通学路、公共施設など優先順位が高い生活空間の除染を行う。
8日の市災害対策本部で方針が示された。
市は、公共施設や農地、河川、山林原野などを含む場所や各地域の放射線量の高低、
子どもの利用頻度などを考慮し除染の優先順位を決める。
除染は数年〜10年の長い期間が想定されるため、計画の進行状況や新たな除染法の開発、
国や県の方針などに合わせ逐次見直しを行っていく。
                        (2011年7月9日 福島民友ニュース) ………………………………………………………………………………………………………………………………
東京電力福島第1原発事故を受け、
福島県の放射線健康管理リスクアドバイザーを務めている長崎大大学院の山下俊一教授(59)が
11日付で長崎大を休職し、今月中旬にも福島県立医科大に出向し副学長に就任する見通しになった。
6日、長崎大大学院医歯薬学総合研究科の教授会で内定した。

山下教授は長崎市出身の被爆2世。86年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故の医療支援に当たった。
世界保健機関(WHO)の緊急被ばく医療協力研究センター長などを務める。

原発事故直後の3月18日に福島県知事に請われ現地に入り、
放射線について「正しく怖がる」大切さを講演して回っている。
同県が県民約202万人を対象に実施する被ばく線量調査にも参加。
同県立大では調査を継続的に行う他、放射線の影響を研究する組織の設立に携わる予定。
                            (毎日新聞 2011年7月8日) ………………………………………………………………………………………………………………………………


もうどれほど叫んでいるか、ただ声が涸れるのみだが、子どもを住まわせながらの除染はありえない。

また犯罪者と呼ぶべき山下を副学長に据えるこの県の役人、学者、医師たち。

…この国の教育制度、在り方が根本から間違っていることを証明している。





7/1  フクシマ報告34、憂鬱。



一体、日本はどうなっているのか。

これだけの放射能汚染を撒き散らせながら、また原発を稼動させようとする政治家。

未来を担う子どもたちを平気で被曝させている国、自治体。

必死で現状を訴える人たちにも役人は自分の立場を守ることばかり…。

その一方で、全く無関心な人たち…。

人間、守るべきものは、一番大切なものは何か。

それは生物、生きるものとして当然子どもたちなのだ。

金、地位、立場に囚われた今の日本人…。

明るい未来は永遠にやって来ない。




6/28  フクシマ報告33、内部被曝検査。


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浪江町民が内部被ばく調査 「異常なし」に表情緩む。

東京電力福島第1原発事故から100日余りの27日から始まった県民健康管理調査。
事故後、放射線の影響を常に心配して生活してきた浪江町の町民は、
千葉県の放射線医学総合研究所(放医研)での内部被ばくの検査を終えると、
「ずっと放射線の影響を心配し生活していた。
検査を受けることができほっとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 同日、調査を受けたのは浪江町の30〜60代の男女10人。
早朝に県庁に集合し、約4時間30分かけてバスで放医研に移動、
尿検査のほかホールボディーカウンター、甲状腺モニターを使い、体内の放射性物質の量を測定した。
1人当たり15分程度、1時間半ほどで全員が終了した。
(2011年6月28日 福島民友ニュース) ………………………………………………………………………………………………………………………………

事故から100日余り経ってからの検査というのが曲者だ。

矢ケ崎教授も言っているように、セシウム137の生物的半減期が70日から100日。
既に身体の外にかなり排出され、減っている。
その上、身体から出るガンマ線しか測れないのがホールボディ・カウンター。

セシウム137は核分裂生成原子のたったの3.1%だという。
アルファ線、ベータ線を出すストロンチウムもプルトニウムも測れない。






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