木舞によせて

                                     岩間真知子

”こまい”を辞書で調べてみると、”木舞”とありました。

梅沢様が、どうして“こまい”と名付けた冊子をだすようになられたのか、

経緯は伺っておりませんが、美しい名前と思いました。

自然を活かすと言う、日本の建築で、木はどのように舞うのでしょう。

想像するだけでも楽しいことです。

木はしめやかに、ひっそりと舞っているのでしょうか。

法隆寺を修理した西岡常一さんは、その本の中で「木は育った所で、

生えていた向きに建てるのが一番」と書いておられましたが、

心地良い所を得た時に、木は舞うのかもしれません。

日本の建材は、今、その殆どを輸入に頼っているそうです。

熱帯の木は、日本の寒さに震えているかもしれません。

また、”木”もどきの新しい建材で、せっかく建てた自分の家に入ると

アレルギーを起こして具合が悪くなる人もいるそうです。

今の日本で地元の材料を使って家を建てることは、とても贅沢なことなのでしょう。

でもどうか、木も人の心も安らいで、ゆるりと舞えるような良いお家を建て、

梅沢様が理想を実現されることをお祈りしています。

ちなみに、”こまい”は、軒の垂木の上に渡す細長い木材、また、壁の下地に

編みつけた割り竹の事だそうです。

不思議な名前ですね。

では、てんてこまいの私は、この辺で失礼します。    See you!

                             (’97.8、古麻比通信4号より) 




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