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山梨県は、日本列島のほぼ中央に位置し、周囲に富士山、南アルプス、八ヶ岳など3,000メートル級の山々を有する山岳県です。人間の住める面積は非常に狭く、可住地面積割合は21%で、47都道府県の少ない方から4番目と、如何に急峻な山岳地帯であるかが分かるでしょう。このように、県面積の約78%が森林のため、豊富な生物種に恵まれています。
山梨県森林環境部は、哺乳類、鳥類、淡水魚類、両生・は虫類、昆虫類、気象などの分野について環境資源調査を行なっています。
| 哺乳類 |
ノウサギ、ニホンイノシシ、ニホンジカ、ニホンカモシカ、キクガシラコウモリ、ホンドザル、アライグマ、ホンドイタチ、ホンドテン、ニホンアナグマ、ホンドキツネ、ホンドタヌキ、ニホンツキノワグマ、ハクビシン、ネズミ、ムササビ、ニホンリス、アズマモグラ、・・・ |
| 鳥類 |
カイツブリ、カワウ、アオサギ、ゴイサギ、オジロワシ、トビ、キジ、ヤマドリ、コジュケイ、バン、イソシギ、コチドリ、キジバト、カッコウ、ジュウイチ、ツツドリ、ホトトギス、フクロウ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、イワヒバリ、カヤクグリ、ウグイス、エゾムシクイ、オオヨシキリ、コヨシキリ、オナガ、カケス、ハシブトカラス、ハシボソカラス、キセキレイ、ビンズイ、クロツグミ、コマドリ、コルリ、ツグミ、トラツグミ、ルリビタキ、イワツバメ、コシアカツバメ、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、サンコウチョウ、ヒバリ、ヒヨドリ、アオジ、オオジュリン、カシラダカ、ホオアカ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、ミソサザイ、ムクドリ、メジロ、モズ、カワセミ、ヤマセミ、・・・ |
| 両生・は虫類 |
カジカガエル、シュレーゲルアオガエル、モリアオガエル、ウシガエル、タゴガエル、ツチガエル、ニホンアマガエル、アズマヒキガエル、イモリ、ハコネサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、イシガメ、クサガメ、ニホンカナヘビ、ニホンマムシ、ニホントカゲ、アオダイショウ、シマヘビ、ジムグリ、ヤマカガシ、・・・ |
都会派の私には信じられないような貴重な生き物達に囲まれているのです。これら生物と人との生活圏の間には明確な境界はなく、互いに入り混じって生活していますので、場合によっては、双方に被害が生じます。
山菜採りに山に入れば、クマやイノシシや蛇や蜂たちの攻撃を受けることがあります。ジャガイモ畑では、収穫の殆どをイノシシに食べつくされ、ブドウ栽培では、収穫時期が近づくにつれて、カラスによる被害が多くなります。
しかし、彼らの生活を脅かしているのは人間のほうなので、彼らを除外したいという気持ちはまったく起こりません。私のような田舎暮しを求めてやってきた偽農家は、カラスがきたら「コラッ」と叫ぶ程度です。私の場合、ジャガイモ作りをしましたが、すべてを食い尽くされた経験がありますので、作る意欲を全くなくしました。
爆音機(猛烈な騒音源であり、最悪の設備)や電柵など設置すれば被害も少しは軽減されるでしょうが、設備費を回収できるほどの収入は得られませんので、専業農家の方達も苦労しています。これら設備費関係の予算措置が十分に行なわれることによって、農家の生産意欲や農産物の生産性も向上し、おまけに、貴重な生き物達も忌み嫌われるだけの存在から抜け出ることができ、双方の平和的共生関係が確立され、自然豊かな山岳県の理想像が描けるかもしれませんね。
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