2005.10.19 著者:古明地 光久1 糸魚川-静岡構造線断層帯とは 糸魚川-静岡構造断層帯は、新潟県の糸魚川から、長野県の白馬・松本、山梨県の小淵沢・甲府盆地、そして静岡県に至るA級の活断層です。ここで、最も活動的な活断層がA級と呼ばれ、千年間に1.0メートル以上10メートル未満の範囲でズレが生じます。白馬から小淵沢間の断層は、約1200年前に活動したとされていますので、そろそろ、次の活動が心配となります。なお、糸魚川-静岡構造線は、ユーラシアプレート(構造線の西側)と北アメリカプレート(構造線東側)の境界と思われています。 参考までに、わが国活断層で、今後30年以内に大地震が起こる確率は以下の通りです。これらの結果から、糸魚川-静岡構造線断層帯の数値が、突出して高いことが分かります。
糸魚川-静岡構造線断層帯に起因する地震について、政府の特別機関・地震調査研究推進本部地震調査委員会は、以下に示す地震発生確率を公表しています。
地方自治体の発信する情報は、ともすれば自己防衛が過剰となり、最も知りたい部分が削除あるいは曖昧とされる傾向があります。たとえば、新潟県糸魚川市にある「フォッサマグナパーク」のパンフレットによれば、
となっており、上記の「地震調査研究推進本部地震調査委員会」の見解(A級活断層)に対して、新潟県は異論を唱えています。 2 断層露頭探訪 ◎新潟県糸魚川市 2005年10月1日の午前10時20分ごろ、新潟県糸魚川市にあるフォッサ・マグナ断層の露頭現場を訪ねました。現場は、北陸自動車道ICより国道148号線を長野県大町市方向へ約9キロ南下した大糸線ねち駅近くにあります。フォッサマグナパーク内ですからすぐ分かります。 図中の上下に見える白線が断層を示しています。残念なことですが、明確に現れていた筈である断層部分が、積石によって隠されています。あるがままの姿を見たいと思いました。 ![]() |
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