マルメ大学総合病院、小児・児童・青年ハビリテーリング              

               ハビリテーリング(リハビリテーション)センター

私はこのセンターで20年作業療法士として働いていましたが、2012年の三月に退職。現在日本で医療福祉コンサルタントとして活動しています。今もまだ関わりの深いこのハビリテーリングセンターを紹介します。

ここはマルメ市在住の約1300人ほどの知的障害児・身体障害児を対象にしたハビリテーリングセンターです。 現在、0才〜20才までの障害児がここに自宅あるいはグループホームから通院して、約80名のスタッフの治療訓練をニーズによって受けています。

ここには疾病別の7つの医療チームがあります。身体障害を主とした医療チーム、知的障害を主とした医療チーム、それから自閉症スペクトラムのチームです。小児対象のチームとヤングチームとに分かれているので、それぞれ6つの医療チームになるのです。さらに統合学校に設置されたチームがあります。

医療チームには医師・看護師・作業療法士・理学療法士・ 言語療法士・ソーシャルカウンセラー・心理療法士・マッサージ士・特別擁護教師などの専門職種から成り立ってます。

その他に常時、補助器具コンサルタント・エンジニア・裁縫士・余暇コンサルタントなどがサービスに努めています。 

通常、患者は自宅、あるいはグループホームから治療訓練のために通院してきますが、生命に危険のある入院患者は大学病院内の小児科病棟にいます。少しでも病状が落ち着けば自宅介護になります

当センターは、ハビリテーリングプランと個人のニーズに沿ったプランを積極的に取り入れています。 これはこれまで病院側が指導する立場をとっていたものを覆す画期的な方法で、障害児とその家族を中心にしたハビリ(リハビリ)方法です。

特徴は行政間(病院・学校・建築課・福祉課など)を超える各専門のスタッフがチームワークをくみ、患者の日常生活を分析し把握した上で全体像から浮びあがるニーズをクリアすることを目標にしています。

患者の日常生活を最も過しやすいように治療や訓練体制を整える方法です。

行政間のバリアフリーと考えてください。 

またハビリテーリングセンターではいろいろなクラブ活動に力を入れていてセラミックなどの工芸はもちろんですが、障害者でありながらも不可能なことはないとなんでもトライするよう教え、スキュウバーダイビング・水上スキー ・ ヨットなど、あるいはスキー合宿、カヌー合宿、外国への旅行など多種多様に準備しています。

 
ハビリテーリングに関してもっと知りたい方は私著を読んでみてください。
”スウェーデンの作業療法士”新評論社 tel:03(3202)7391