大 老

老中の首班を大老に補すのであるが、この職は必ず置くわけではない。徳川三百年の間置かれていない方が多かった。

寛永15(1638)年にこの職を置いて、慶応元(1865)年1月迄に僅か10名を数えるに過ぎない。

老中は祖先以来譜代忠勤の家でだいたい10万石以下のものが任ぜられたが、酒井井伊堀田土井の10万石以上の者が老中の局に入ると、大老職となったのである。

この職務は政務を総括して、将軍を補佐する最高の職であった。

大老になったものは、僅かに10名である。

 

大老歴任表

土井大炊頭利勝

下総古河16万石 

寛永15年−正保元年

1638-1644

6年間

酒井讃岐守忠勝 

若狭小浜12万石 

寛永15年−明暦2年

1638-1656

18年間

酒井雅楽頭忠清 

上野厩橋13万石 

寛文6年−延宝8年

1666-1680

14年間

堀田筑前守正俊

下総古河16万石 

天和元年−貞享元年

1681-1684

3年間

井伊掃部頭直興

近江彦根35万石 

元禄10年−元禄13年

1697-1700

3年間

井伊掃部頭直該 

近江彦根35万石 

宝永8年−正徳4年

1711-1714

3年間

井伊掃部頭直幸 

近江彦根35万石 

天明4年−天明7年

1784-1787

3年間

井伊掃部頭直亮 

近江彦根35万石 

天保6年−天保12年

1835-1841

6年間

井伊掃部頭直弼 

近江彦根35万石 

安政5年−万延元年

1858-1860

2年間

酒井雅楽頭忠績 

播磨姫路15万石 

慶応元年2月

−慶応元年11月

1865

9ヶ月

HOME幕閣NEXT