〜遇此時方有此事〜

・この時に遇ってまさにこの事有り。王陽明(下記参照)の言葉です。物事の発生において、もしかしたら偶然などと言うものは無いのかも知れません。全てのことが、起こるべき時に起こるべくして起こっている。「その時」だから、「その事」がおこったのだ…。だから、何かを成そうと考える時、その時々に自分が何をしなければならないか、また自分に何が出来て何が出来ないのか、ということを、決して背伸びをせず、また臆することも無く冷静に見極めたい。また、そういうことを考えながら生きてゆければ、自ずと見えてくる、また得られる有形無形のものがあるのではないかと思います。
しかし中国の人は深い言葉を吐く。僕は高校時代、漢文が割と好きでした。成績はそこそこでしたが…。

・王陽明−中国明代の儒学者、政治家。名は守仁。字は伯安。陽明は号。浙江省余姚の人。知行合一、致良知の説を唱えた。その一門を陽明学派という。著「伝習録」「王文成公全書」など。(1472〜1528)

(国語大辞典(新装版)小学館 1988)