憲法九条を守り、世界に輝かそう!!
『いのちの九条』 門倉 さとし
はじめて めいれい
ほんとうのところ だれかがどこかで進めという
忘れていた めんどうくさくて少し進む
いいえ 知らなかった もっと進め と せかされる
この わたし いやいやながら また進む
生まれたときから
空気があるように 進め 進めと 追い立てる
こわれて はじめて そのうち 自分で進み出す
大切なものが この世にある 国境を越え めいれい進め
と 知らされる 気づいたときは おそかった
ほんとうのところ だれかがどこかで 旗をふる
考えなかった めんどうくさくて少しふる
いいえ かんけいない もっとふれと どなられる
この わたし いやいやながら 旗をふる
生まれたときから
水があるように もっともっとと追い立てる
なくして はじめて そのうち 自分で旗をふる
大切なことが この世にある お国のために へいたい進め
と 知らされる いつの時代も おそかった
窓 しずむ夕日が赤いのは
それは しずむ夕日が赤いのは
小さな窓だった この土とおなじ地球のどこかの土で
小さいけれど きらきらと やせたこどもが泣きはらした
いつも 光りがさしこんで なみだがこぼれてしみるのか
いつも 風がとおりぬけ すがりつく 親もないまま
ひっそりだれかが住んでいた
しずむ夕日が赤いのは
それは この空とおなじ地球のどこかの空で
小さな窓だった 死んだ兵士が書きのこした
小さいけれどたっぷりと 手紙が風にもえるのか
こぼれるような四季の花 あて名さえ 灰になっても
こぼれるような笑い声
あかるくだれかが住んでいた しずむ夕日が赤いのは
この花とおなじ地球のどこかの花が
それは かえらぬ恋人を待ちつづけた
小さな窓だった 噴き出るおもいが咲いたのか
小さいけれど きらきらと その人の 名をよびつづけ
場末の街の裏どおり
こどもの声が はずんでいた しずむ夕日が赤いのは
いくさが始まる前だった この風とおなじ地球のどこかの風が
傷ついたのどでさけびつづける
ことばもなくしてうめくのか
あかい血は きょうも流れて
いのちのルール 今
東の街に 風は吹く いま わたしは
西の街に 風は吹く なにに
なわばりのない むきあっているのか
自然のルール
どんな街にも あたたかく ひたむきに
どんな窓にも あたたかく 時代とむきあって
ときにはきびしい季節の知らせ 生きているか
いのちを生み出し
めぐりつづける ひたむきに
ゆたかな時間 自分とむきあって
ゆたかな地球 生きているか
南の国に 風は吹く いま わたしは
北の国に 風は吹く なにに
国境のない むきあっているか
いのちのルール
どんな国にも あたたかく
どんな人にも あたたかく
ときにはするどい汽笛を鳴らし
いのちを はぐくみ
めぐりつづける
ゆたかな時間
ゆたかな平和


立場や信条の違いを超え『憲法九条を守ろう』の一点で集まりましょう。
|