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Long.Run.Team−Ghost バック

   Long.Run.Team−Ghost ロング・ラン・チーム ゴースト

 チーム・ゴーストともG小隊とも呼ばれるテストチームが、連邦には存在した。
だが、その名前は軍内部でも、噂の域を出ない程度のものだった。 色々な噂は飛び交うが、あくまでも話のネタになる程度、実態を知るものは一部の上層部と開発側の人物だけだった。 正式名称のロングランの名の通り、長時間稼動を主に実験するテストチームなのだが、記録に残るようなテストチームと違い完全な裏実験部隊なのだ。 設立の成り立ちはMS開発において、生産権限をもつ軍上層部は戦略的に有効か否かによって開発された新型を生産ラインに乗せるのだが、兵器として生産されるMSは機械的な耐久年数を迎えることなく戦闘によって破壊されてしまうパターンが多かった。 だが、開発側と軍上層の一部の者達は、「稼動年数では難しいが、稼動時間数でなら実験は可能だ」と主張して、MSの機械的な実用稼動限界を実験し始めたのだった。 これは、表向きにも存在しているテスト部隊とはまったく別部隊で編成され、公式記録にも存在しない仕組みになっていた。 なぜなら、扱うデータが戦闘によって蓄積されたプログラムをベースにしている理由と、今後のMS開発の基盤に直結するようなデータが扱われているからだ。 実戦や模擬戦を行って、軍内部である程度情報を見ることが可能なテストとは目的が違うのだ。 公式所属のテスト部隊が、即戦力系や試作、先行系MSのテストをメインとするならば、ロングランは開発や次世代機のための耐久度をテストする部隊なのだ。 したがって破壊率の高い実戦任務は、非常事態でもない限り命令は来ない部隊だった。 それと実戦に参加しない理由の一つに、部隊使用中のMS性能面にもあるのだ。 ロングラン部隊使用のMSは、最初から使用済みや寄せ集めがメインで、すでに稼動年数が旧式の部類に入るMSも多数存在しているからだ。 現在の主力MSと比べては、ベテランでも荷が重い有り様になってしまうのだ。 徹底して隠密行動を行い、長時間稼動実験を黙々と遂行するステルス部隊、それがチーム・ゴーストの任務だった。
【 LRTG 0087年1月Vol.1  】
【 LRTG 0087年1月Vol.2  】
【 LRTG 0087年1月Vol.3  】
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【 LRTG 0087年1月Vol.6  】
【 LRTG 0087年1月Vol.7  】