エチケット

   四季のエッセイ        @
 脚を組み靴底を見せてふんぞり返る大臣。
テレビに映った国会委員会の風景だ。エチケットを知らぬにも程がある。一票を投じた国民に対してあまりにも失礼ではないか。
 エチケットと書いた。フランス語では宮廷に入る許可証という格式高い言葉だ。それが現代では礼儀・作法や切符と意味が広がる。エチケット守らぬ大臣は切符を持たない無賃乗車、大臣失格といわれても仕方ない。
 ワインのボトルに貼ってある銘柄を印刷した紙を、英語ではラベルといい、フランス語ではエチケットという。レッテルは、江戸時代に日本に伝わったオランダ語である。
 冒頭の大臣、皇居での認証式にも、あの汚れた靴を履いて行ったんだろうか。