綱とヒモ

   四季のエッセイ        @
 宇治川生まれの鵜、ウッティーが初陣の夏
を迎えた。生後はや一年、鵜匠の沢木万里子さんは綱を結ばず、自由に魚を取らせる放ち鵜飼の再現を夢見ている。かつて島根県益田市の高津川に伝わっていた、幻の漁法だ。
 こちら、人間の赤ちゃん。子ども用リード=迷い子ヒモがテレビで論争を呼んでいる。
こどもの飛び出し事故や、迷い子のトラブル
が避けられると人気だ。リュックにヒモをつけたものなど凝ったデザインの数も多い。
 子育て世代に賛成が多い。どこへ行っても車ばかり。轢かれてからでは遅い、と安全が最優先だ。一方、犬の散歩じゃあるまい。手を繋げばいい。奴隷みたいの極論もある。
 同じ赤ちゃんが、ヒモなしとヒモつきと。