地震の間

   四季のエッセイ        @
 往時茫々とはこのことか。けさの新聞一面トップは朝日だけ阪神大震災二十一年、毎日と読売は台湾女性総統誕生を据えている。
 あの日の恐怖。地震国日本は一日たりとも忘れることはできない。過去の歴史には優れた叡智があった。京都御所、江戸城、それに彦根城に「地震の間」が設けられていた。写真は彦根城の耐震構造の部屋の床下だ。とてつもなく太い丸太がドーンと構えている。
 平成のいま急務なのは、遅々として進まない通電二次火災への対策だ。せっかくの電力
早期復旧が仇となって、倒れたストーブから出火、倒壊現場が火の海となる。感震ブレーカーが設置されていれば防げたのだが。
 地震も怖い。通電二次火災もなお怖い。