四季のエッセイ        @

おおきに

 アメリカ大統領候補トランプ氏の演説は、
ハイレベルの言葉を駆使するクリントン候補
と比べると中学生なみと酷評されている。
 そんなことを思っていたら、ラジオで視聴
者の婦人が勿体ぶった京都弁でアナウンサーとやり取りしている。「おおきにさんどす」
いやーな感じだ。確かに昔は「おおきに」に
さんどすを付けていた記憶はある。しかし現代ではまさに死語だ。この婦人、きっと他県からきた人で、「わたし京都弁知ってるわ」とばかりに言いふらしているのだと思う。
 言葉って時とともに変わる。源氏物語はおおきにを「かたじけない」といっていた。
 英語のサンキュウと同じで、これさえ言っておけば「万事がスムーズ」に運ぶ。