誤認救護からのリリース

巣立ちヒナだったみたい!どうしよう!?

まず、ヒナを保護したときの様子を思い出してみましょう。

糞について

あなたは何時頃ヒナを保護しましたか?スズメ(野鳥)は基本的に日の出から日没までが行動時間ですから、日の出から日没までは餌を食べる必要があります。数時間の絶食が続くと命に関わります。

誤認救護だったのか本当の迷子だったのかは「糞」を見れば判断がつきます。

  • 糞に固まりがなくおしっこだけの液体だった…迷子または具合が悪い
  • プリッとした牡蠣のように固まりだった…健康で親が育てている

親が運んでくるのは主に昆虫や幼虫なので、黒と白のツートンカラーでプリプリしていたら親が直前までヒナに餌を運んでいたのでしょう。


身体のわりには大きな糞をします。食べている餌によって色の変化があります。白い部分がおしっこで親鳥がクチバシで摘まみ上げて捨てられるくらいに固まってプルプルしている状態です。

親が昆虫などの虫を与えていた場合には[白:おしっこ][黒:ウンチ]の2色になることが多いです。

画像は糞をしてしばらくして尿の部分がティッシュで吸収されている。


保護が日没前だった場合には寝る前の餌が不十分なケースが多いので、餌を食べさせてあげてください。餌についてに緊急用の餌についても記載してありますので、食べさせる量なども合わせてお読み下さい。

巣立ちヒナの場合には、人間に捕まった恐怖や環境の変化と大きなストレスを感じているので、鳴いて餌を欲しがったり/自分から口を開いて餌をもらおうとしない子も少なくありません。

その場合には強制的に食べさせなければ弱ってしまいますので、餌の食べさせ方の方法で食べさせることになります。


すでに夕方近くになってしまっている場合には、今日は1泊させてあげて翌日の朝の5時頃には朝の餌を与えて(ゆで卵などは冷えていないものを与える)、保護した場所に連れて行きます。


親と再会(リリース)させる方法

「巣立ちヒナについて」で説明したようにまだまだ親が餌を運び誘導してくれてなければ生きられないヒナですので、親が来てくれるまでの根気仕事です。

朝の5時くらいに餌を与えたら保護した場所に連れていき、安全な場所にヒナをカゴなどに入れて置きます。猫やカラスなどの外敵がいる環境では貴方がその外敵を追い払いながら親を待ちます。


カゴなど親のクチバシが入る隙間が必要
ハムスターカゴ
撮影は室内ですが【親を待っている】イメージ

親鳥は貴方がヒナを見ていると警戒して寄って来られませんので、最低でも5m以上は離れ隠れてヒナを見守ってください。そして、2時間が経過しても親が現れなければ餌を十分に与えて再び親を待つ事をくり返してください。保護してから2〜3日のうちは親がその場に戻る確率も非常に高いです。

朝から親を待って夕方になっても親が来なければその日は再会を諦めてもう1泊させてあげてください。そしてまた翌日も同じ事をくり返すことを数日間続けてあげてください。

さて、親を待っていたら【餌を持って通うスズメ】あるいは【大声でヒナを呼び続けるスズメ】が現れました。その親スズメは他の兄弟にも餌を運ばなくてはならないのでズットそこに留まっていないこともあります。そうしたらヒナが自分で入れ物から飛び出せるようにしたり、近くの枝などに止まらせてあげて貴方は再び隠れて親が来てくれるのを待ちます。

ヒナが出られるようにして、再び待ちます

再び親が戻ってきたとき、自由になっているヒナを親は誘導して安全な場所へと導いてくれて、若鳥として親から離れて暮らしていけるように育ててくれます。


その他の注意事項

餌について

まだまだ成長期で大事な時期です。緊急用のエサはあくまでも餌が“スズメを保護したけどお店が閉まっている”という状況での小鳥用の餌を揃えてあげられない一時しのぎの代用食ですから、餌を揃えてください。ミルワーム/粟玉/青菜/ボレー粉をセットでバランスを取りますので、詳しくは餌についてをご覧ください。

寒い時期の場合

ホッカイロなどは酸素を奪ってしまいますので、ペットボトルに80度ほどのお湯を入れてタオルを巻き40度(火傷しないように)になるようにしたものを入れて保温してあげます。

暑い時期の場合

熱せられた暑いアスファルトの上や、直射日光のあたる炎天下ではヒナが熱中症になってしますますので、暑く無い場所/日陰で親を待ってあげてください。

| 餌に付いてHOME |