降り続いた雨も上がり、朝から晴天。父ちゃん母ちゃんの家の裏手にある墓に参った後、
そこら中を散歩して写真を撮る。
風の中、ゆらゆらしているちょうちょ。小川にたたずむ沢蟹やザリガニ。野に咲く花。
堂々とそびえる山。おいしい空気。ゆったり流れる時。。。最高だ。
こんな空間にいると、「人にとってのほんとうのこと」が浮き彫りになってくる。
色々なことが削られて、削られて、実にシンプルに。
午後を過ぎた頃、河野庵へ帰宅。父と、1人残った父の友達、そして僕と従兄弟の4人で
夕飯を食べ、酒を飲みながら盛り上がる。福山では今、「ねるとんパーティー」と「漫画喫茶」
が流行っているらしい!
夕方、車で「しまなみ街道」という橋を渡り、瀬戸内の海を観に行ったんだけれど、これまた
素晴らしかった!!穏やかな海に、たまに通るおっきな船が白波をたてて進んでゆく。
青いカンヴァスに白い絵の具がくねくねと塗られてゆくみたいで。。。
ここには「絵以上の絵」があるのだ!!
30日の夜7時半頃に河野庵に到着すると、東京から父の友達が6人来ていて、庭でバーベキューをやっていた。
そのすぐ下に住む、父の兄夫婦である、おじちゃんおばちゃんに挨拶をした後、腹ごしらえ。
瀬戸の海で獲れたばかりの魚料理も抜群にうまい!!
やはり空気の良いせいか、ビールと食べ物がいくらでも腹にはいってゆく。
長旅だったので少しはやめに床に就いたが、結局眠りに落ちたのは皆の酒の騒ぎがおさまった午前2時だった。
明けて1日の朝。うす曇の空からは、ぽつぽつと雨が降り始めていた。
じいちゃんばあちゃんの墓参りを済ますと、河野庵がある福山の沼隈町からバスで30分ほどの
瀬戸町に一人で行く。ここには俺が東京で生まれて1年経たない頃から、数年間育ててもらった
父ちゃん母ちゃんの家がある。正確には俺の父の姉夫婦の家。でも俺の心の故郷。
約1年ぶりに再会した2人はとても元気そうで、昔から変わらない優しく愛くるしい笑顔で
僕を迎えてくれた。昼飯は母ちゃんの懐かしい味付け料理を堪能した。
「平紀君が来たけえ、ご馳走にしたんよ。」と、黒鯛の煮付けや刺身やサラダを出してくれた。
それが幼い頃の味の記憶と混ざって、涙がでそうになった。
お風呂に入った後に敷いてもらった布団に横たわると、安心したのかいつのまにか眠っていた。
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