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 俳句・川柳・つぶやき・・・・とにかく心に浮かんだことを5,7,5の調子でなぐり書きしています。句でないなどと言わないで見てください        

1 白鳥も逆光で見れば黒く見え 最近はメデアが光の方向を作り出している。個人が自らの
視点で物を見ることがまれになる。
2
越の冬南風吹きて山光る  蒲原平野の冬は西・北の風が多くこんな日は鉛色の空が
重苦しく空を覆う。希に冬型の気圧配置がくずれ、高気圧圏
内に入り快晴になることがある。そんな日の午後は蒲原平野
を囲むように聳える山々、またその肩越しに越後山脈、奥羽
山脈の高山が神々しく真っ白な姿で光る。
3
釣りの時バンの奴来る憎らしさ バンは本来夏鳥のはずであるがこの東港では1年中住み着
いている?(或いは別の鳥かも知れない)。
とにかく、そいつが浮きを垂らしている近くで潜水を始めると魚はみんな
逃げてしまい暫くは魚信が無くなる。普段は水鳥が餌を求めて水に潜る
姿は嫌いではない。時には息を詰めて競争をしたりもする。何時も私の
負けで勝った試しがない。
でも釣りの時は話が別になるのである。
4
寒の雨今年の雨量祖母予言       今日は1月14日。暖かい雨が降った。今は亡き祖母が寒の内に雨の
降る日がある。その雨の降りかたで今年の雨の量が解ると言っていた。
統計的にそうなっているか調べてみたい。 とにかく、諺、言い伝え、
民話、など伝承文化を良く知っていた。祖母の頭の中を記録したらゆうに
一冊の本に出来たろうと思う。
 亡くなってからもう60年になる。
5
公約もサイとのようにランク付け  小泉さんの頭の中には、構造改革を前提とした各種公約のランク付け
がしてあるらしい。30兆は下位項目か?
 それならそれで公約のランク構造図示しておいてもらいたい。
6
ぼさ雪に傘地蔵の様釣師居る  大雪の港の岸壁に出てみた。釣り師が2,3人じっと動かずに竿の先を
見つめて腰をおろしていた。頭に、肩に雪が積もり傘地蔵もかくやとふと
思う。
 それにしても物好きな人達だ。
 この大雪に、釣りになるかどうか見に出かけた自分も同類かも知れない。
 あの人たちの頭の中は、次の瞬間大物の当たりが出るかも知れない
期待で暖かいはず。
7
孫2歳正月の賀詞真似て言う  2歳くらいの子供の語彙獲得スピードは驚嘆するばかり。
 しかし、まだまだ使用場面まで適切になるまでにはちょっと間があるか。
 1月も終わりに近くなっても朝の挨拶に「おめでとうございます」と時々
言う。
 どうも彼女は、あらたまったときの「おはようございます」は「おめでとう
ございます」というふうに思いこんでいるらしい。
8
歯医者さん過剰のためか笑顔多々  かっては鉄道排斥(大正時代)で田圃の真ん中にぽつんと在った駅が、戦後住宅造成で40年あまりの間に千戸近い家が建つ。
 その中に歯医者さんが四軒もできた。
戦前からの一軒の二代目先生は無愛想で有名だったが、何年ぶりに治療に行ったら待合室がホテルのロビー並に改装されていて驚く。
 もっと驚いたのは老先生のにこやかさであった。
9
雪つもりサルスベリにも尾長来る  雑食性の尾長鳥は、そう餌に困らない。
しかし、雪が積もり餌が不足してくるとサルスベリの実のようにあまり美味しくない実も群をなしてついばんでいる。
 サルスベリの細い枝をトランポリンのように揺すりながら餌を啄む様子は面白い。
10
等圧線細かく縦で妻怯え  科学音痴の妻も最近は、天気図の等圧線が縦に細かく並ぶのは冬が厳しくなる事を覚えたらしい。本当に寒くなるのは明日の夕方からだと言い聞かせても、承知しない。
 妻は気圧の中心や風向きに関係なくその天気図は寒くなるのである。
 水道の手当は明日の夜でいいと言っても聞かない。明朝はまだ南よりの風はず。
11
スキー出しエッジを研ぎつほくそ笑む
 今年もスキーシーズンがやってきた
去年は中学生の孫にボーゲンを教えた今年はいよいよパラレルに入れるかな?
12
温泉の湯煙静か如月は  2月のある日友人3人と連れだって新潟の奥座敷と言われている温泉に出かけた。
 平日とはいえ街並みは深閑とし、予約した宿も堂々とした5階建てなのに、客は我ら1組だけであった。にっぱちのせいか不景気のせいか
13
湯煙は雪山の峰で空に融け  源泉の湯煙は勢いよく立ち上り、温泉街を囲む雪景色の峰で削いだように消えていく。
 雲の色にとけ込むのか、峰の向こうから吹き出してくる風にかき消されているのかよくわからない。ちょっと不思議な光景である。
14
白鳥も低く飛べない道路網  すぐこの前まで能代川の堤防の上に上がると西は弥彦、東は五頭連峰までの間は広々とした雪の平原を見渡すことが出来た。
 その広大な雪の原を、白鳥やら、鴨やら、白鷺など冬のお客が田面から田面へとふわりふわりと舞うように移動していた。
 久しぶりに能代の堤防ヘ上がって息をのんでしまった。かっての景色は高速道路や、バイパスの堆高く盛り上げられた土の壁で遮られ、田面も農免道路とやらいう高速道路並の幅広道で縦横に切り裂かれていた。
 昔ながらの鳥たちは、懲りずにやってきているが休み無く走る車を避けて遙か上空を足早に(羽早)通り抜け行くのみであった
15
湾内の水温下がり魚信無し  東港には新発田川やその他小河川が流れ込んでいる。陸上の気温が急に上がると冷たい雪解け水が港内の水温を急激に低下させる。
 何度が境界なのか良く解らないが魚が動きを止め餌をとらなくなる温度が在るようだ。
 そうなると、辺ちの小魚とフグだけしか釣れなくなる。今日はその日らしい。
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老人が青年の木に花芽つけ  金のなる木とか、幸福の木とか、青年の木などとネーミングされて市販されている。
 勿論学名ではなかろうが、インチキ臭い名前である孫娘が名前に惹かれ買ってきて3年経っても花が咲かないと放棄したものを老人の私が育てたら花芽がびっしりとついた。
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スノボーの初挑戦で老いを知る  73歳が孫の付き添いでスノウボードスクールに入校スキーは1級を取ったことがあるので雪にはいささか自信があったのだが、一枚板のスノボーには閉口。
 第一転んだら起きあがることが大変だ。スキーの初心者が転んで起きあがれないのを見てどうしてこうなるの?と思っていたが自分の身にその状況が起きたことは驚きであった。同時に反射神経の衰えをしみじみ感じたのである。近日再挑戦!
18
雪吊りをはずす作業に綿の雪 3月の声を聞きもう降らないだろうと雪吊りをはずす作業を始めたら、ぼそぼそと綿雪が降り始めた。
 枝折れするほど積もらないことは解っているが、何となく春を急いだ自分が恥ずかしい。
19
越の里陽光が先春を告げ  新潟県の山里は3月初旬はまだまだ冬景色である。
でも太陽の光だけははっきりと春らしい明るさと温もりを感じさせている。だから春が来るんだと言われそう。
20
フグ釣って肌の冷たさふきのとう。  ふきのとうが顔を出し始め、陸上はそろそろ春らしくなってくる頃、水温は一番低く、真冬に釣れた魚をつかんだ瞬間その暖かさに驚くのと反対に今頃は釣れる魚の冷たさに驚く。
21
大工さん一服の時つくし摘む
 一寸した造作に大工さんに来てもらった。一服休みに庭の隅のツクシを見つけ、このおひたしは旨いんだといって一握りほどビニル袋に入れて車にほうりこんでいた。四季折々の野の食材を楽しむ人が大工さんだったのが微笑ましかった。
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雛祭り婆と孫のみ祝うなり  今年の3月3日は月曜日で、家族は学校やら勤めのため忙しく、雛壇の前で雛あられを食べてお雛様はかわいいねと気分を出していたのは2歳の孫と婆さん二人だけだった。
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雛節句春一番のニュースあり  今年の春一番は少々早めに吹いたようだ。これから暫くは寒暖の差が日によって大きく変動し、服装の加減にとまどう日が多い。 
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季節感八百屋花屋は無視で売る  最近は航空便やハウス栽培等で季節に関係なく花や果物が出回る。初物を見て季節を感じたり、旬の物を味わって季節の趣を感じるという日本人らしい情緒はどこかへ失ったようだ。
25
老人を宝と言わせる世にしたい  子だからという言葉があるが老宝(ろうほう)と言う言葉はない。老人の持っている知恵や経験をもっと世の中の役に立てるよう自他共に努力した方がよいのでは無かろうか。そうすれば老宝と言う言葉も生まれよう。
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孫生まれようやく家に居場所でき  倅夫婦は共稼ぎ、婆さんは家事分担で家の中に分担はあった。爺さんは全く無用の長物。家の中に居ると邪魔になるだけと言う塩梅であったが、孫が出来たら子守という一役が生まれ頼りにされるようになる。
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山茶花の花びら路地に緋毛氈  我が家の生け垣は山茶花である。車一台がぎりぎり通れるぐらいの狭い路地なので三十年以上経っている山茶花は毎年花の壁っを作る。そしてやがて散り始めると狭い路地は真っ赤に染まる。
 始めてみる人はびっくりするような光景だが、毎日見ている者には少々うるさい景色だ。
 季節が季節なので路面は濡れている。しかも山茶花の花びらは水分が多く柔らかい。べったりとした感じがやばしさを生み出す。
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浮き消えて春陽水面に輪と散りぬ  水面も空気もはたと止まりすべてが静止したようなけだるい温もりが身を包む。春の昼下がりの湾内。釣り人も眠気を誘われる。そんなとき遠矢浮きがすっと水面に消しこまれかすかな水輪を作る。そのかすかな光の輪もこの静けさの中では大事が起きたように慌てる。
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連堯の花芽黄ばみて春霞 雪がすっかり消えて日射しが日一日とつよくなるが暫くは冷たい西風が肌を刺す。4月の声を聞いて暫くすると漸く風が温み本当の春が来る。この風を待っていたように連堯の花芽が一斉に黄ばみを増し、空気も霞んだように柔らかくなる。
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花びらで水面覆い花終わる 03.04.17
 日本中高気圧に覆われて快晴であるが南東の風が強く吹き、堤防の満開の桜が吹雪のように散りさざ波の立つ水面を覆って流ていたいた。
 花が終わると葉桜と言うことになるが、今年の南風は桜に葉桜の準備の時間を与えなかった。しばし枝桜か。
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菜種梅雨海は凪いでも釣りならず 03.4.30
 無風、小雨がしとしとと降る菜種梅雨。静かな海面を思うと
釣りに飛んで行きたいが、雨の中で釣るのはどうも億劫で
ある。何故か肌寒さも少し逆戻りするのが菜種梅雨である。
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春耕で欲無き妻は至福顔 03.04.30
 春が来ても花見に行こうとか、旨い者を食べに行こうなど一切言わない。私にどうこうしてくれ等要求もしない。与えられた現状の中で満足している。(と見える) 私が彼女に俗な要求さえしなければ平和で穏やかな最高の妻である。
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早乙女の姿探して旅に出る 03.05.09
 茜だすきに菅の笠とまではの望まないが、一列に並んだ田植え姿を無性に見たくなり、車に乗る。私の住んでいる蒲原平野では到底無理な事は解っていたので、コシヒカリで有名な魚沼の山間地帯の棚田を目指して走った。
 少し誤算もあってか、というのは蒲原ではとっくに田植えは終わっているので、もう山間地の田植えも始まっただろうと出かけてきたのだが漸く代かきが終わったところで田植えはこれかららしい。一列に並んだあの尻はどこにも無い 通りすがりの農家の人に声を掛けて訳を話したら、それは無理だと言われた。そんな人手は何処にもない棚田だって小型の田植機でやってしまうからどこかの神事でも探さないと見られないだろうと言う話しだ。
 あのたくましいお尻のオブジェは夢物語か 
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田植えする丸き尻列夢の中 03.05.09
 おかか達の元気な話し声が飛び交いながら、しかし整然と後下がりしてくる大きなたくましいお尻の列はあたかも米のエネルギーを田んぼの中に産み付けているようで拝みたくなるような風景であったが、その情景は夢物語となったらしい。
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ストライク雷鳴のようピンが飛び 03.06.01
 正確にポケットに入ったストライクは一瞬にしてピンデッキからピンが飛び散る。其のときの音は落雷の音とよく似ている。ボウリングの醍醐味である。
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スリットはメゴチのトゲに見えてくる 03.06.01
 ボウリングをしていて恨めしいのはスリットでピンが残った時である。釣りをしていてメゴチが釣れたときぬるぬるするはあのトゲが邪魔であるはで針をはずすのに苦労する。
 スリットピンもスペアを取るのに苦労する。
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郭公の声のみ聞こえ浮静か 03.06.04
 近くの三日月湖(阿賀野川の蛇行後の池)へフナ釣りに出かけた。田植えも一段落し田んぼにも人影は無く、風も無く静寂其のもの。時折聞こえる郭公の声のみの世界。浮も動かず時間が止まっているようだ。
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薄暮きてなお饒舌なきょうきょうず

このたぬき一匹だけで通りすぎ
03.06.06
 サンライズゴルフ場の裏手から東港の間は相当広い原野が残っている。にせあかしあ・よし・野生の藤等がびっしりと生え人の踏み入るのを拒んでいる。
 この原野の中には数種の野鳥・小動物が棲息する。
 人の目や耳に触れるのは、きじ・かっこう・よし切り・たぬきうさぎ・いたちぐらいであるが、相当種類が居るだろうと思う。 たぬきの句について、たぬきは通常夫婦で行動している。何故一匹で歩いているのか?連れ合いが事故にでも会ったか?
 加治川放水路近くの湾で釣りをしていると、夕暮れまで鳴きつづけていたかっこうも、きじも日没と同時に声を潜める。
 ところが、よし切りだけは手元が見えなくなるような夕まずめになってもまだけたたましくさえずりを止めない。などが判る。
 面白いと思うのは、我が物顔に飛び回っているからすが、
一番早くこの原野から姿を消す。原野はからすの棲家では無いらしい。
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梅雨近く中天の月赤みさし 03.06.08
 沖縄は入梅したらしい。観天望気に庭へ出てみると半月が
中天にあり冬の青みを帯びた月でも、春の朧月でもない赤みのさした月が出ていた。空気の湿度のせいかと思う。
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明日雨ぞ薮蚊払いつ苗移植 03.06.10
 晴天が一週間以上続いている。ポットに育苗していた苗が伸びすぎて限界に来ている。干天で移植すると水遣りが大変だ。雨の予報をまっていた。予報はまだ曇りであるが我流予報では少々雨が来そうだ。無理して今日のうちに移植を終わらせたい。日が陰ると藪蚊が周りを伺い始める。手は土まみれ、顔には汗、刺されたらこと面倒になる。くそっつ。  
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箱名梅雨筏釣り女の水鏡 03.06.17
 能登半島の能登島箱名湾は取り分け波静かな湾である。庭の池さえこうは滑らかな水面になることはそう無いほど滑らかになる。真水より海水は比重が多いせいかもしれない。
 ところで、最近は筏に乗る女性釣り師も増えてきてトイレ付なども有る。しかし、流石鏡までは備えてない。
 トイレから出てきた女性は反射的に水鏡で髪を直していた。
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雀より鶯多し能登の村
内浦の鶯ひねもす輪唱し
鶯囀(オウテン)もひねもす輪唱耳に                    たこ
03.06.17
 何時来ても能登半島内浦はは鶯の声で満ちている。よっぽど彼らにとって住み心地の良いところなのだろう。
 新潟平野のど真ん中に住む私にとっては羨ましいことであるしかし、こう夜明けから日暮れまで輪唱されたのでは少々くたびれる。
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かもめよりとんびの多い小木漁港 03.06.18
 小木漁港とは限らないが能登の内浦はかもめよりとんびが多い。
 新潟では漁港というとかもめがつき物であるが。ここでは1対3ぐらいでかもめよりとんびが多い。だから内浦では港と言えばとんびなのである。
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アメリカは拳骨抜きで話しせず

拳骨を今度何処へときょろきょろし

俺だって拳骨あると法で見せ
03.07.03
 戦時中日本では征戦という言葉があった。アメリカでは正義=武力の図式が有るので無いか。
 イラクでの拳骨がいまいち世界に響かなかった。もっと効果的な拳骨を振るう場所は無いかきょろきょろしている観が有る。
 有事法制でおもちゃ箱から武器を持ち出し使い勝手の良いものにしようとしている。つまり、これは玩具じゃあないのだと言いたいのだろう。
 誰に対して言いたいのか考えてしまう。
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梅雨末期豪雨もたらし大地を叩く

道路工豪雨に耐えて道普請

ガード下豪雨のたびに池となる

河川敷濁流覆いておお大河
03.07.24
 日本列島には大雨が降る季節が2回ある。その一つは梅雨末期の梅雨前線がもたらす豪雨。もう一つは台風についてくる発達した雨雲がもたらす豪雨。
 ここで不思議に思うのは台風の場合豪雨の予報も出て事前に警戒体制をとられることが多いが、梅雨末期の豪雨は予報が出ても事前に警戒体制が敷かれることが余り無い。
 梅雨末期の豪雨は風が伴わないので緊張感が少ないのかもしれない。しかしここ数年梅雨末期には日本列島何処かで人命を伴う災害が起きている。梅雨末期の雨にももっと緊張して対処する必要がある。
 新潟に限ってみると台風の雨より梅雨末期の雨のほうが雨足の強さも強く、降り続く時間も長いように思う。もっと重要なことは中末期の雨のほうが台風の雨より豪雨の降っている面積が比較にならないほど広く時間も長い。
 総雨量は比較にならないぐらい梅雨末期の雨のほうが多いので無いかと思われる。
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誕生日末の子のみ贈り来る 03.08.09
 純日本家風の我が家には誕生日を祝う習慣はない。所が婿に行った末っ子だけが毎年親に誕生祝を贈ってくれる。
 末っ子なので親思いなのか、向こうの家風なのか解らないが悪い気はしない。
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何時吹くか台風近く空睨む

雨ならば治水万全蒲原は

台風も被害無ければ評論家
03.08.09
 天気予報は新潟の上を台風が通過するという。今無風の庭に出てこれが嵐の前の静かさと言うのかと空を見上げる。
 雲は動いていない。直感的に雨で済むなと感じる。
 雨台風なら山手は大変。新潟のような沖積平野の河口都市も大変。この辺は先人の水田を守る長年の努力のお陰で200mmぐらいまでなら被害は出ない。
 直接被害を受けないと被害地に同情すると共に為政者に対する評論をし始める。
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熱帯夜一夜も無くて秋の雲

凶作や何処吹く風の斎選び

雨多くきゅうり早々枯れあがり
03.09.06
 今年は冷夏で東北地方の不作が伝えられる。この新潟も熱帯夜の日が一晩も無く8月の下旬には券雲が現れ始める。
 数年前の不作による米輸入の大騒ぎを人々は忘れたかのようにスーパーの食品売り場は山と食料品が積まれ夕食の食材を選ぶ主婦は品定めに余念が無い。
 猫の額ほどの我が家の菜園のきゅうりは長雨のため枯れあがり曲がったきゅうりしか収穫できなかった。
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武器だけが頼りの国や徳不作

政治にも金にも無縁の偉人無し

金だけが頼りの国は落ち着かず
03.09.06
 国交の話し合いに必ず鎧が覗くアメリカは人柄など問題にならない国らしい。精神的なリーダーシップなぞは絵に書いた餅としか考えていないらしい。尤も日本人の中にもその手合いが激増している。
 物と金だけが値打ちだと思っている人には心の平和は縁が無いのだろう。
 今の日本には政治にも金にも関係のない心の拠り所となるような偉人が必要なのだと思う。日本中の本当に幸せを体験している人々を特集するメデアは無いのか。その人々から我々の指針を学び取ろうではないか。
 世界貢献は資金援助しか考えない日本政府。経済が行き詰まればたちまち存在価値が無くなる。だから株価や円相場
に一喜一憂、世界経済に気をもむ日々。アメリカの拳骨、日本の札びら、似たもの同士ながが良い。一夜にして崩れる仲良さでは有るが。
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冷涼の空気に気づき垂穂見る 03.09.10
 朝晩の空気がひんやりして驚き、町並みを外れて歩いてみたらもう大部分の稲穂が頭を垂れていた。
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巻雲の田毎に違う黄金色 03.09.16
 巻雲高く澄みきった空気に大地はあかとんぼ以外は生き物の姿無くどこまでも広がる黄金色の新潟平野。
 新潟で良かったと思う一時である。
 目を凝らすと一枚一枚の田んぼの黄金色が微妙に違う。
 それぞれに農家の個性があり人間を感じて賑やかでもある
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小春日の苅田の空に赤とんぼ

赤とんぼまばらになりて雁来る

水澄みて釣り糸深く透けて見え
03.10.30
 稲刈りの終わった田んぼは静の世界だ。そんな秋のある日
天の施しのように日差しが明るく平野一杯に広がる日がふとある。生き残りの赤とんぼが思い出したように飛び交い、動の風景に変わる。
 その赤とんぼもまばらになり始めると北国から雁が隊列を組んでやってくる。
 澱んでいた湾内の海水も雁の来る頃には澄み始め、垂らした釣り糸も小説蜘蛛の糸の逆光景で深くまで透けて見える。
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新聞に載らない国ほど平和なり 03.11.28
 新聞は事件や暗い出来事を報道することが使命だと考えているらしい。(実際は読者が興味を持つから)
 ほのぼのとした出来事や、明るい出来事をもっと真剣に探して報道すべきでないかな。
 そんなわけで新聞の記事になるような出来事が何も無い国は平和だといえる。
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木枯らしに木の葉の如く鳩の舞う

自衛隊絵に書いた餅負いて発つ
03.12.9
 強風の中何に驚いたか土鳩が一斉に飛び立ったが、木の葉の如く散るように吹き飛ばされて方向が定まらず四散して着地した。

 自衛隊がイラクに行く条件がナンセンスである。武器を持ったものが相手の標的にならずに済むとでも思っているのか。
 ゲリラ戦は前戦とか兵站部などという区別は出来ないだろう
 前句の鳩のようになるのが落ちである。
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デモよりも大鷹のほう威力あり 03.12.20
 どこやらのダム建設に何年がかりでデモや陳情をしてきたが、当局の方針は変わらなかった。
 ところがその水没地区に大鷹の巣が見つかるとたちまち計画見直しの発表があった。
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雪つりの終えた翌日に雪が降る 03.12.19
 ぎりぎりまで雪吊り作業を延ばしていたが、天気図を見て覚悟を決めて雪吊りをした。
 予想どおり翌日から雪が降り始めた。ほっと胸をなで下ろすとともに、自己流天気予報の確かさを家族に自慢した。
 家族の反応は冷ややかであった。
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確かさも速さ鋭さいらぬ寿(とし)
03.12.27
 頭の良さには様々な要素があり,現役の頃はなんらかの頭の良さを求められた。 
 隠居の身になると誰も頭の良さなど期待しなくなり、ただ丈夫でいてくれればという雰囲気がまわりにある。
 強いて求められているとすれば柔らかさぐらいのものか。
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初雪や山茶花の垣薄化粧

雪つもり雪吊りの塔誇らしげ

ベランダの鉢物たちは雪見かな

万両の赤き房房雪に映え
03.12.29


我が家の庭のスケッチ



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初氷童に帰り踏み割りぬ

軒先の短きつらら屋根のふさ

狒狒と降る雪の夜半は耳鳴りす
04.01.015
 今年初めて水溜まりに薄氷が張っていた。幼い頃を思い出し、長靴でばりっと割ってみた。
 軒先に10cm程のつららがびっしりと下がって、まるで優勝旗の房のようである
 深々と雪の降る夜は急に物音が無くなる。聞こえてくるのは自分の耳鳴りだけである。
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吾が老に女房次第に親口調

言われずも自ら厚着する年に
04.01.20
 私が年取ってくるにつれ女房の口調が妻の口調から親が子供に物を言うような口調に変わっていることにふと気づく
 寒いからもう一枚着たらといわれるのをはね返して薄着をしていた。動きが良いからだ。ところが最近はそんなことを言われなくとも自分から重ね着をするようになっている。
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朝起(だち)に思わず握る外は雪

節分の鬼の役来て凝りに凝る
04.02.03
 最近無かった怪奇現象
 孫も3歳になり行事に参加できる年となる、そこで家族節分をすることになった。爺は鬼役を仰せつかる。お面、鉄棒、角赤鬼の衣装と朝から一人部屋に籠もり大わらわ。
 前句はその結果なら鬼のなせる技。
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融雪の地下水ポンプ水の湯気

融雪のパイプの水は赤い水

地下水を流して除雪苦労なし
04.02.08
 昨年12月融雪用の井戸を掘った。
バルブさえゆるめれば地下水が庭に流れ、雪は解ける。
昨年までの雪捨ての苦労は嘘のようである。
 しかし、この辺の井戸水は強い金気水で忽ち赤く錆が出る。
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春一番雪のだるまを崩しゆく

春一番雷鳴を持って吹き止みぬ
04.02.14
 節分の後にまた雪が積もる。孫に雪だるまをつくってやる。
その後日差しもあったが少しやせた程度で雪だるまの威厳は保っていた。
 それが半日ぐらいの春一番で雪の固まりに崩れていた。季節の足音は空威張りの雪だるまなど一ひねりという訳か。
 暗くなった庭でそんなことを考えていたら突然雷鳴が轟き稲妻が光った。その後扇風機のスイッチを止めたように風が収まる。
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喫煙に庭へ出てみる星赤し

柿の幹雨水吸い込み黒々と

山茶花の一輪だけが咲き残る
04.02.22
 オリオンの中天にかかる時刻が早くなり晴天なのに星の色は赤みを増してきている。春なのだ。
 心なしか春の雨を吸った木の幹は一際黒々と見える
 周り中春を告げる気配なのに一輪だけ頑強に枝に残る山茶花の花を見つけた。なにか象徴的な物を感じた。
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朝は粉昼は綿雪節句雪

彼岸まで冬型気圧顔を出す

牡丹雪袖に受け止め孫に見せ
04.03.05
 春の足音を聞いたのは錯覚であったかと思うような冬型の気圧配置が一週間も続く。
 雛節句を境に雪が降り出した。でもやはり春。空気の冷えている朝は粉雪でも太陽が昇る頃になると綿雪に変わる。
 胡桃の実程の大きさに絡み合った雪の結晶は美しい。
 3歳の孫娘に見せてやったら、もっとゆっくり見せてといった。
直ぐ消えていくのが不満らしい。
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はて今日は何をしようか隠居春

花便り人混みのない花なきや

隠居とて春ともなれば心浮く
04.03.31
 やりたいことは山ほどあるがやらなければならないことは何一つ無い。春ともなれば身動き良くなり何かしたくなる。今日はどれをしようか毎朝迷う。
 桜の花を見るのは好きであるが、ぞろぞろと人が行き来しているのは興ざめである。桜は一人眺めるのが最もふさわしい花と思う。
99
102
樹種だけの緑異なる初夏の山

初夏の山綾の緑は木々の声

欅の芽巨木と別な顔をして

モザイクの湖面の緑風そよぐ
04.05.04
 5月になると山の木々は一斉に若芽を吹き千差万別の緑が感動を与えてくれる。
 毎年この感動を絵にしようとしたり、詩にしたりしてみるが未だに感動の深さを表現できない。
 言葉で言えば緑しかない。そこが秋の色づいた山を表現するのと違って難しくもあり深い感動を与えもする。
103
105
台風の報ありきびに手して待つ

豆蒔けば山鳩の声恐怖なり

ジャンボくじ当たるはいつも300円
04.06.21
 今年は台風が日本列島に近づくのが早い。6月なのにもう6号がきた。こいつは大型で日本海を北上しそうだ。強風になる恐れあり。折角穂をつけ始めたとうもろこしが風に倒されては大変と頑丈な支えを立てた。
 こうなるとさあ来い台風という気になる。
 きび=とうもろこし 手=支え
 いつも天気予報をしてくれる山鳩のででーぽっぽという鳴声もまめを蒔くと恐怖の鳴声になる。
 ジャンボくじも当たるはミニばかり
106
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竜巻と集中豪雨は埒の外

油蝉炎暑の夏に拍車かけ

水害の直後炎天地獄戦

04.07.29
 例年のごとく梅雨末期に新潟県は集中豪雨に見舞われた。しかも今年は堤防破壊の悲劇が何箇所にも起きた。水の怒りや風の怒りは人間の常識を蹴散らして通り過ぎる。
 梅雨明けの幾日かは太平洋高気圧に覆われ炎天になる。時には一月あまりもこの高気圧は居座り旱魃をもたらす。
 水害を受けた地域の人たちにとってこの炎天は地獄の太陽となる。
 張り付いた泥、物の腐敗する悪臭、そこへ寄ってくる蚊や蝿。
 そんな時頭の上でジジーと油蝉が鳴きだすとたまらない。
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台風が通れる道の稲倒れ

小子化をせせら笑うや台風が

越の山フエンと雪をプレゼント
04.09.01
 私の家の近くに、300ヘクタールぐらいの樹木一本無い全くの平坦な稲田がである。今年は風速20M近い台風がいくつも通り抜けていった。
 不思議なのは台風のたびにそれぞれ違った形で稲が帯びのように曲がりくねって倒れる。風の通り道があるのだ。そのたびに違う道ができるのはなぜだろう。
 それにしても今年は台風の量産だ。原因を解明し小泉さんに教えてやりたい。
 台風がくればフエン現象が起き耐えられないような蒸し暑さ。季節風が吹けば軒先に届く大雪。これはひとえに脊稜山脈(越後山脈)が聳えているお陰?である。削り取ったらどうなるのかな。
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1 この年は雨風地震あとなにぞ

2 被災者が災害のこと笑み語る

3 報道の車が支援妨げる

4 家の向き揺れの向きとが被害に差

5 夕時の大揺れにさえ火事出さず

6 在宅で支援ができる術なしや

7 よくぞまあ生きていたもの幼き子

8 地磁気など地震情報日々測れ

9 傾きし家雪からは守れない

10 被害額雪が消えたらもう一度

11 災害地雪対策は万全か

12 生き死にになお分別を迫られる

1 台風で大水、大風で被害があった後追い討ちをかけるように大地震。自然が怒り狂っているようにさえ感じる。若し怒りが収まっていないなら大雪でとどめをさしにくるに違いない。

2 不思議に思ったのはTVなどに出てくる被災者が笑顔で被災の状況を話している人が多かった。諦めからか、習慣からか、新潟人のしぶとさか?外国人には理解できないところだろう。

3 報道の車が市役所の入り口をふさいでいて救援物資を運び込むのに支障をきたしていたようだ。
 事件があるたびに思うのだが報道関係者は何か特権でもあるように錯覚していないか?

4 ある集落の家屋の被害を見ると地震の揺れ方向と直角に棟の
ぐし瓦はばらばらになり壁も落ちている家が多く、屋根の方向が地震の揺れに平行な家は前者に比べると被害が少ないようであった。

5 この地震は6時一寸前で夕食の準備で火を使っていた家も沢山会ったはずなのに火事がほとんど出ていない。新潟地震のときもそうであった。新潟県民の沈着さがこの結果を生んだものと考える。

6 老人は被災し人のために何かやりたいと思っても現地に乗り込んだのでは手足まといになるのが落ちである。セメテ自宅にいてやれる手助けは無いものかと思う。

7 土砂崩れに巻き込まれた車の中で4日間も生抜いていた幼い命。神の仕業か運命かまたはこの子に与えられていた生き抜くための天分か何かは知らないけれど、ありがとうと涙が流れる

8 地震は火山性のほかは、断層のずれで起きるのが大部分であろう。大きなエネルギーの変化は地磁気や電磁波を日々測定していればもっと正確に予測できるはずだ。アメダス並みの観測網と測定回数を実現できないものか。

9、10 地震で傾いている家は現状で中程度の被害でも雪の重さが加われば被害の程度は大きくなることは明らかだ。被害の評価は雪が消えてからもう一度やり直すべきである。

11 行政は災害地の雪対策をどう立てているのか知りたい。道路の除雪は言うまでもなく、冬野菜の確保、防寒衣料の確保、雪解け水の対策あらゆる面で被災者の声を細かく知り万全の対策を持って貰いたい。

12、 塵の始末に行政は分別という杓子定規を被災者に求めている。被災者の塵は河川敷にでも分別なしで引き受け、全国から分別ボランテアを募ってゆっくり分別するというような方法は取れないものか
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つれぬ釣り竿にとまれる秋あかね

霙降り常連の顔ぐっと減り

近づける外洋船に虹が立つ

湾内があったまりしかアイゴ増え
・釣れぬ〜は10月末の作。釣り道具の中にメモがあったのでここに記した。
 ぴくぴくと当たりがあると羽を休めていた秋アカネが5cmほど竿を離れるが、合わせるまでの引き込みが無いのでそのままにしておくとすっと元の場所に止まりなおす。さっきからこの繰り返しが続く。

・テロ対策で湾内の釣り場が何箇所も立ち入り禁止になり、必然的に釣り場の人口密度が高くなる。この人は常連なのだということがわかりやすくなった。
 その常連も霙降る季節ともなるとぐっと数が減る。老人が多いせいだと思う。

時雨の頃は馬の背を分けるように雨が降る。港の中は日が射しているのに近づいてくる海洋船の上は雨が降っているらしく虹が大きくかかっていた。

東港に最近暖流系のアイゴやこぶ鯛の幼魚が釣れるようになった。アイゴの背びれには毒があり射されるとただではすまなくなる。
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窓は雪孫の寝顔で春思う

寒の内無雪とは言えざいははる

寒の水汲みたくなるよな川は無く

05.01.24
 昼寝をしてる孫の番をいいつかり窓の外の降りしきる雪を横目でこの子も4歳になる。
 春になったら三輪車でもかってやろうかなどと考えて飽きない。
 
ざい=池などの張る氷の方言

 寒九の水は腐らないという言い伝えがあり昔は川に小舟を出して流心の水を汲みお茶など点てたものであるが、今はいかに寒九といえども汲んでお茶を点てる気になる川は蒲原には無い。
 
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余寒過ぎ雨は温もり幹黒し

日光を十日も見ない寒のうち

雪積もり二坪でいいが小屋欲しい
2005年2月10日
 毎年感じるのだが春先に降る雨は木の幹をことさら黒く湿らせるような気がする。
 特に柿木の幹は際立って黒く湿るようだ

 今年は1月末から2月にかけて連日寒波が襲い雲の切れ間がなく」、日光を拝む機会がなかった。温暖化がとまったかとさえ思いたくなる。

 木工、つり道具の手入れ、鉢の手入れ、様々なことを庭先でやっている自分は、雪が積もり庭の広場を奪われると動きが取れなくなる。
せめて2坪でいいから作事小屋か欲しい。
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着雪が枝身揺るぎしぼたと落ち


軒先で降り惑う春の雪
05.2.22
 思いもかけぬ雪が積もる。木々は着雪で造形作品のように白く化身している。風もなくただ霏々と降り積もる雪は無音の世界を作り出す。時折枝が身震いしたかのようにぼとぼとと音を立てて雪を払う。
06..2.17
 風花とも言える軽やかな雪がふらふらと舞い降りてきて、軒先でふと舞い上がり進路を変えてゆれて舞う。気流が乱れているせいかと思うが、なんとも言えぬゆったりとした気分になる。 
136 軒先に蚊柱たちて春を知る 06.3.1
 2月15日に今年初めての蚊柱を見た。蚊柱はゆすりかの結婚式場だそうだが、蚊柱を見るともうすぐ春がくると嬉しくなる。
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年賀状元気と記し持薬飲み

高齢化行き先迷うこうのとり
 70も半ば過ぎれば持薬の一種類や二種類飲んでいてもげんきの部類だろう。やっぱり弱みを見せたくなかったのかな
 結婚年齢が高齢化し、加えて小子化。こうのとりは赤ちゃんの配り場所に迷うって居ることだろう。
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人影も魚影も隠す雪代は  3月下旬から4月の頭にかけて海水温が最も低くなる季節だ
おまけに雪代水が流れ込むようなところは魚の活性が極端に低くなる。
 従って何時も人の群がっている釣り場もがらんとして不気味な静けさをかもし出している。
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薫風(風)止みて真鯉緋鯉の添い寝かな

風の無い竿の鯉たち昼寝かな
06.05.03
 風が止んだ皐月の空に鯉幟の竿が立ち並んでいる。
真鯉と緋鯉だけの竿は添い寝をしているように見え、小さな鯉のいくつもある竿は皆で昼寝をしているように見える。
 ところで、鯉上りの順番はどうして真鯉緋鯉子供たちなのだろう。
 緋鯉が大きくて一番上のものもあっていいのでないかと思う
あるいは、小さな子供の鯉を一番上にして次が緋鯉で一番下に真鯉が泳いでいてもいいのではないかと思う。
 自分の家の実勢に合わせてあげるのはどうかな。
 そんなのみっともないと思う人は日本人の感覚が残っている人であろう。
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貧乏も楽しからずや山菜(やまな)摘む

先生に陳情も出来ぬ底暮らし

政治など関係ないと貧乏す

節々が腐った日本どこへ行く

土壌には黴菌だらけ苗枯れる

悪徳の業者を作る世の仕組み

自由とは良しも悪しきも成り立つや

改革は何時も行き過ぎぼろをだす

精神のリーダー無くして日本病む

採算を無視して仕事してみたい

親の汗見たこともない子が増える

142 出かけるときはおかずの調達とわびしい思い出出ても山菜取りをしているうちに豊かな気持ちにな    り楽しくなる
145 節々とは要人をさす

146 土壌とは国民のこと

149 凝り固まると行き過ぎの弊害が伴う

150 哲学者も宗教家も寝ているのか

151 採算は進歩のハードル(壁に近い)

152 親の有難さを目の当たりに感じる機会がない
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青空の底に突き刺す百日紅

緑陰の黒々と見える炎暑かな

じじいっとしずく飛ばして蝉のたつ

炎天にカナヘビ岩で座禅かな
153 真夏の青く澄み切った空に百日紅の真っ直ぐに伸びた枝が空に突き刺さるように伸びて
   花をつけていた
154  目が痛くなるような真夏の強い光で辺りは白く光っている。そんなときの植え込みの蔭は
   反対に暗くやみのように見分けが出来ない。
155  蝉は何かに驚くとじじっとなき小便?をはじいて飛び立つ。子どもの頃の思い出が浮かぶ

156  家の庭にはカナヘビが何匹か住んでいる。焦げるような暑い昼下がり決まって一番大きな
   庭石の上にカナヘビが日向ぼっこをしている。
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矢印で安心右折雪の道 157 大きな交叉点で直進の車の切れ目を狙って右折するのは命がけである。直進が赤になり右折の矢   印が出ると胸をなでおろすような感じで右折できる。特に雪の道では。
   平和なはずの日本でも車に乗る限り命がけがしばしばある
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生きていてただそれだけで寿がれ

将来を夢見るならば孫のこと

畑の土鋤き返しつつ春を待つ

雪吊りを終えて見上げる八十路空

来る年は何をかなさん除夜の鐘

世の中を糺せるような筆欲しい

数だけが物言う世では真理なし
161 空=くう=無想

年賀状に近況報告として記した7句
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初氷残月写し凛と張る

初霜は畑の畝に薄化粧
165 12月17日の朝,日の出前はは放射冷却と寒気のせいで水溜まりにも薄氷が張っていた。西の空には16日?の月がのこっていた
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大寒で一年間の空を読む

塩出しの蕨の桶に薄氷

高速が我が蕨山消し去りぬ
167 大寒の天候が年間の天候にリンクしていると今でも信じて年間長期予報   をしている人がいる
168 塩漬けにしていた蕨の塩抜きをしていた。朝起きてみると薄氷が張ってい  た
169 道路から離れた峰ひとつ越えた南面は私の隠れ蕨場だった。そこに高速  道路の切通しがつくられ、私の蕨場は大きな段切りの人工斜面に変ってしまった
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コタツにて蕨の山を胸算用

霜踏みて少年サッカー朝錬す

五センチの雪で騒ぐを老い嘲笑(
わらう)う
170 老婆3人がコタツに入りながら蕨談義をして春を待っていた

171 早朝ほほを真っ赤にして少年たちが芝生の霜を踏みながら サッカーの練習をしていた
 172 くるぶしくらいの雪が積もった。大騒ぎをして雪退けをして  いるのをみて隣の老人はこんなの積もったといわないと嘲笑って いた
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天気までこらえ性なく過激かな 173 気温36度とか降水量1時間に100mmなんて日本の数字で   なかったと思う。人間もこらい症なく誰でもよかった殺人など   あり得なかった。 
174 蒲原は雪下ろしなる季節要る 174 新潟平野の蒲原地方には秋のさわやかな季節と冬の乾燥し
 た季節の間に雷・霰・霙・突風・叩き付けるような氷雨など荒れ  狂う季節がある。短ければ1週間、長ければ1月も続く。
 秋のイメージとも違う冬のイメージでもない、ゆえに蒲原地方は 1年春夏秋冬のほかに「雪下ろし」とか「冬迎え}とでも名づける べき季節がある。

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政争をしている時じゃない日本

自由とは強食弱肉ではないぞ

投資家にメタボは無きや食い漁り

教育に金が要らねば子は増える

世の中は何であろうと寒椿

孫眺め凍てた心を暖める


投資家は義理も人情もない人種

老後とは幾つから言う除夜の鐘
176 党利党略で国民の生活に関るような議案も審議拒否は許せ ない。ましてやこの非常事態に
177 自由競争とは相手を打ちのめすまでやるものなのか

178 敵対的買収・株保有率が経営権を左右する・風土に合った  伝統的技や経営はどうなるのか。
  
179 なぜ3子を設けないのか理由を世論調査してみたい

180 経済危機が如何あろうと今年も寒椿はつぼみを膨らませて  いる。薄笑いを浮かべている如く
181 新聞もTVも心凍るような話で埋まっている、孫の成長を眺め ているときだけが文句なしに心温まる (09年年賀状記載)
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温暖化雪吊りさぼった寒のうち 184
 ここ2〜3年雪吊りをしなくともよいような冬が続いた。思い
 切って雪吊りをやめてみた。1月も半ばになると雪の予報がし きり に出る。毎日ひやひやしている。
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大門の雪踏みしつつ春想う

暖冬はどこかの話越の冬

一夜にて白一色に模様替え

ぐしの上降り惑う雪を見る

綿雪は梢の上で一踊り
85 この辺では玄関から公道までは2〜30mある門扉がなくとも大 門という
86 越後の冬はやはり雪に埋もれるのが常。暖冬でも無雪という 事はない
87 目が覚めると白一色に変わっているときの感動は雪国ならで はのもの
88 ぐし瓦の上まで真直ぐに降ってきた雪が舞い上がったり渦を  巻いたりして戸惑うように見える
89 雪は大きな木立の先に降ってくると舞うように揺れ動く
190 軒先に初蚊柱や雪しまる (09.2.20) 春分を過ぎたころ無風の日にゆすりかの結婚式がある。蚊柱がたつともうすぐ春が来ると胸が躍る。蚊柱がたつようになると降り積もった雪はしまって雪の上を歩けるようになる。もっとも最近は小雪で蒲原平野ではそんな体験ができる機会はない。
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巳の刻にオリオンよぎる定期便  22時頃成田発パリ行きの定期便が2便ある。天文に詳しい人なら23時頃この便がオリオンを横切るように見える作者の位置と季節がが分かるのでないかな
92 大臣は官の台本読む係り  国会中継を見ての感想

                                         


















































句集

全  方  位

福田幸張

   へ                   

季節になって初めて見聞きしたり感じたことを句の形で記録するのもいいかな〜と思い立ち今日から(06,3,1)そうすることにした。
場所は新潟市(秋葉区)での観察になる。そのつもりの句は
赤字で載せる

2008年01月30日 水曜日
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