空と文字(MOUNTAIN)

読図



さて,観天望気を終えたら,読図の準備だ。
(コースを描いた)カラー地形図とコンパス・筆記用具が必要だ。
山で地図能力が無ければかなり危険である。誰かの後ろついて行かねば山を歩けないと言う人はとても迷惑な奴なので,各自である程度は読めるようになっておくこと。

まず,地形図の準備だが
1.コースを記入する
2.主要地点を記入する
3.磁北線を記入する
4.解りやすい所にメモを書き込む(カーブ,傾斜変化,コースから見えるだろう谷・尾根・川・人工物)
5.歩く前に読んでおくことが重要だ。(地図は先読みするものであり迷ってから見ても手遅れ。)

コンパスは初心者はダイアル付きのシルバコンパスを使うと良い。ベテランであれば100円ショップや時計についている物でも良いが,瞬時に現在地が判断できない者はダイアル付きコンパスを迷わず買え。そこでケチって命を落としては馬鹿の極みである。シルバコンパスと地形図を使うと色んな事ができるが,登山で役立つのは次の3つだろう。
1.現在地はどこ?(目標物と磁北線の角度を作り地形図上に線を引く。これを2〜3個別の目標物で行うと線が交わったところが現在地)
2.この道はどこへ行く道?(道の伸びている方向と磁北線の角度を作り地形図上で確認する)
3.あの山なあに?(目標物と磁北線の角度を作り地形図上に線を引く延長線上にある山)

さて,地形図の準備ができたら周りをよく観察しながら歩こう。
読図の練習は一人一人で行い,周りと一切話をせず,比較的迷いにくい,もしくは迷っても安全な山域で行うとよい。
タイムトライアルの結果の良い者から時間間隔を開けて下りると,混雑しなくてよい。

電波山の下りでは,少なくとも次のところくらいは読めるようになって欲しい。
ポイント1.南南西に進んでいた道が西に変わるところ。(カーブ)
ポイント2.標高550〜560m付近のなだらかなところ。(傾斜変化で読み取る。600〜560mは急坂)
ポイント3.送電線直下の左カーブ(人工物)
ポイント4.標高474m付近のなだらかな丘(地形で読み取る。)
ポイント5.標高400m。(地形で読み取る。左側が尾根から谷に変化)
ポイント6.標高350m。(傾斜変化)
ポイント7.標高330m。(小さなコル)
ポイント8.標高250m。(傾斜変化)
ポイント9.車道。(人工物)
ポイント10.林道。(人工物)

これらを地形図の準備の4でメモしておき,次に休んでじっくり読む(休憩ポイント)までのところは先読みして進むことになる。


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