城山炭鉱
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高崎炭田シリーズ三つ目
今回は日本燃化工業の城山炭鉱を紹介する。
高崎炭田は大小様々な鉱山が存在し、興亜炭鉱など大規模鉱山は書籍や残骸が残るものの小規模鉱山に関しては資料に乏しく住民の記憶にも残っていない。
乏しい資料の一つとして、ネットで「日本燃化工業」検索するとこのような記事を見つけた。
坑内ガス中毒死事件 帙番号 13
1 日本燃化工業城山炭礦が豪雨により坑内の水かさが高まり排水の ため入坑させられ、炭酸ガス中毒死した事件
2 告訴状>本庄警察署長宛<(昭和22 年2月)
告発状>前橋地方検察庁< (昭和26年4月18日)
3 就業規則届・就業規則(城山炭礦)(昭和23年8月1日)
〔労災法第18条適用について〕>群馬県労働基準 局長から高崎労働基準監督署長宛<(昭和25 年11月9日)
認定書>同僚による事故記述 <(昭和25年7月29日)
〔ビラ〕労働者 諸君に訴える(日付記載なし)
死亡診断書(昭和26年2月 27日)、その他〔概要説明書・勤務メモ・清算書〕
参考サイト
これは昭和22年に起きた死亡事故の裁判の記録である。
当時の群馬の産業を支えていた炭鉱の情報が、事故の記録だけと言うのも悲しいものである。

跡地は現在整備されていた。

倒れた電柱を発見。
しかし当時は木柱が一般的でありコンクリート柱は時代背景に合わない。


整備された広場の奥に石垣の残骸を見つけた。
殆ど崩れていた。

藪を掻き分け奥へ進むと捨てられたトタンが放置されている。
鉱山があったと分かる範囲は小さく、小規模に稼行されていたようだ。

たぶんこの辺に坑口があったと思う。
穴は埋められ、今はどこに坑口があったか分からない。
坑夫の給料は良かったと聞くが、過酷な肉体労働に加え常に命の危険に面している。
その事情を考慮すると、給料が良かったのは当然に思う。
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