はじめに
平成12年現在、マルチメディア、印刷、パソコン等なんでもデジタルの時 代に移行しているなか明治・大正・昭和・平成と150余年の歴史をもつ活版 印刷に、歴史的に保護するという観点からスポットライトを当ててみようと 思います。
江戸時代末期の1848年長崎にてオランダより活字、活版印刷技術が伝えら れて以来、木版印刷にとってかわって長期間印刷とは活版印刷をさす時代が つづいたが、昭和60年あたりでオフセット印刷と出荷額でも逆転し、その 後も衰退の一途をたどり、今では活版印刷のシェアは数パーセントになって います。
しかし活版印刷への愛着から、新しい技術に移行しつつも、40年前の活版 機をまだ現役で使っておられる業者さんもいると知って、知っている範囲内 で印刷の歴史をまとめてみました。
なおこの記事は昭和36年発行の「兵庫県の印刷史」昭和16年発行の「印刷 の技術講座」を参考にしました。
印刷のはじまり
世界的に印刷のはじまりは中国 で時代は唐の初め頃と推定され ている。

当時は木版印刷で、版画の要領 で木を彫ってしました。
一応西暦770年に完成された「 百万塔陀羅尼」が法隆寺に現存 し世界最古の印刷物とされてい ます。
中国の木版印刷技術は15世紀 ごろヨーロッパに伝えられたが 15世紀中ごろドイツで活版印 刷が発明されたので、木版印刷 は広く普及しなかったようです 。
活版印刷の登場
活字および活版印刷の発明者はドイツの グーテンベルグとされています。

@アンチモン合金を鋳型に注入して活字 をつくりこの活字を並べて組版する。

Aその組版されたものに、機械的な力で 紙を押し付ける木製のプレスを使う。

B水性のインキでなく顔料を油で練った インキを使う。

彼の発明は、事業家ハンフストと工芸家 ピーターシェッファーにより完成されフ ストの工場(印刷所)からは、有名な「四 十二行聖書」や「詩篇」などが生み出さ れた。

活版印刷は木版印刷にくらべて、製版が 早く安くできる。印刷が鮮明である。印 刷速度が速い。などの利点があるため急 速にヨーロッパに普及した。
グーテンベルグの使用した印刷機
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最終更新日2005.2.08



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