(6)初ドライブですれ違うSLの制作

※制作のきっかけと資料集め
チキ号が完成して初めてのドライブの時、
村の中をしばらく走った後で蒸気機関車と
すれ違いますが、これが実に変わっていて
カッコイイSLなのです。まず色がキレイなブルー!
『きかんしゃトーマス』で青いSLには憶えがあるとは
いっても、実車となるとインパクトが違います。
それからよく見ると機関車の形も変わってる…。
ボディが筒状じゃないんですよ。
ホテルブレッド型というか、松茸の輪切りというか、
上が膨らんで、下は長方形にシェイプされていて、
しかもその形のまま、先頭から運転席まで一直線で
まさにホテルブレッド丸ごと1斤状態!(笑)
これとすれ違ったのは偶然でしょうが、製作者側にも
印象深かったらしく、この汽車は予告編にも登場!
この予告編を見た当時のメカ好きの日本人は、きっと
見慣れぬカッコイイ車と汽車の共演に、期待で胸を
膨らませたことでしょうね…。
                                                             


本編ではホンの短い時間の登場にすぎないし、
全然お話には絡んでこないこのSLですが、
やはりインパクトは強かったとみえ、このように
イラスト化もされています。
私も最初は「青い汽車とすれ違ったよな〜」位の
認識しかなかったのが、このイラストを見て改めて
形の特異性に気付いたのでした。

それで上の画面撮影をしたのですが、やはり今回も
資料はありません。
写真どころか文献すらもなく、英語で検索しても
「『チキチキバンバン』に登場するSLが何か?」は
解りませんでした。
「モチはモチ屋に」と思い「鉄道板」と「鉄道模型板」の
両方がある某巨大掲示板を覗きに行ったんですが、
日本の鉄ちゃんは日本の鉄道にしか興味無いよう…。
日本語で検索して、サイドに書いてある「GWR」とは
゛GreatWesternRailways”の略称で、イギリスの
かつての地方鉄道の一つで、今は統合されて、
列車はいくつかの場所で動体保存されていることは
解りました。しかし実車の形式を確かめたり写真を
見つけることは不可能で、調査もここまでか、
と思われたのですが……。









※トーマス、あなどり難し!
思わぬところに突破口がありました。
そうです、先ほどチラッと例えに出した『きかんしゃトーマス』です。
私はこのシリーズを熱心に見てなかったので最初ピンと来なかったんですが、
トーマスってまさにイギリスの鉄道の話なんですよね!
で、『きかんしゃトーマスとなかまたち』っていうくらいだから
例のSLと同型の奴がいるんじゃないかと持って捜したら、見つけました!

         

 

このオレンジ色の機関車はベンという名前で、「ふたごのビルとベン」というエピソードで登場するそうです。
トーマスやエドワード、パーシー等、私でもすぐに名前が出てくる仲間とちがって、ちょっとマイナーな奴ですが
それでもちゃんとこうやってオモチャも出ています。(双子なんで、ビルの方でも良いわけですよねw)
このオモチャはトーマスエンジンシリーズというダイキャストを使ったシリーズで、おあつらえ向きに
「あおいきゃくしゃ」というのまで同じ規格で出ているので、
買ってきて色を塗り替えて顔を削れば(!)、すぐに、チキのSLができあがるわけです。
ま、客車の形が多少違いますが、それは例によって気にしません。
あくまでイメージモデルですから(笑)。

ただ、このベン(ビル)も「あおいきゃくしゃ」もマイナーな奴なんで、
近くのスーパーのオモチャ売場では売ってないんですよね。
だから、今度大きなオモチャ屋に行く機会があるまでまでお預けです。
まったく難航していた調査も、思わぬところから解決できそうです。
ほんとうに「トーマスあなどり難し!」でした。



その後また調査が進み、このベンは動輪が2組しかないので、チキSLその物ではないらしいということが解ったんですが、
SLの排気量が増えると同形で動輪が増えることもあるそうなので、たぶん、同型の大型版じゃないかという推測が生まれました。
設定上もビルとベンは「小型機関車」なのでマッチします。ま、いずれにせよ形はほぼ同じなので、やはりこれをベースにしようと思います。



その後、さらに調査を進め、ほぼ元車両が判明しました。
これはJ94 Saddle Tankですが、
まずこれに間違いないでしょう。
この形式はサドルタンクと呼び、
ベンも同じタイプに属します。
煙突がチキSLより短いですが、上の
画面写真をよく見ると、白い継ぎ目が
見えるので、たぶん煤煙軽減装置か
何かを取り付けているんでしょう…。




ベンの実車写真も見つけましたが、
やはりかなり違いますね(笑)。

 

                                                                                                                                                             

J94自体の鉄道模型も発売されています、それもおあつらえ向きの43スケールで!
ただネックはコストで、この写真の品、機関車だけでおそらく10万円程度、
客車も買ったら全部で30万円くらいになりそうで、とてもそんなお金はありません…_| ̄|○

 

 

 

 

それからエアフィックスからこのようにプラモも出ているんですが、
見るからに絶版キットっぽいんで入手はまず無理でしょう…。

ということはやはり現実的な選択肢としては、やはりベンのオモチャの
改造が手頃ということになるでしょうね。あくまでイメージモデルだし…。

 

 

 

ということで、またベンのアイテムを捜したんですが…
せっかくだから、レールの上を走らせたくなってきたんですね(笑)。となると、やはり手頃なのはプラレールです。
実はトーマスに目を付けたのも、近くのオモチャ屋でメタリックトーマス3両編成を見つけたのがキッカケなんですが、
そこには残念ながらベンもビルも売ってなかったんですよ。しかしnetで捜したところありました。
ただ貨車とセットなので、右のトーマスの客車を
流用する必要がありますが、まぁトーマスは中古がいくらでも
転がってるのでコストをかけずに何とかなるでしょう…。
プラレールはレールが安いのも魅力で、チキ模型展示スペースの
周囲を1週さすには、たぶん1000円もかからないと思います。
色が青いのが閉口ですが、それは目立たない色に塗るかな?

 

 

 

たまたま旅先で立ち寄ったハローマックにベンがあったので購入し
ついでにレールも買ってきて、そのまま置いてみました。
レイアウトの都合で赤いUターンレール2本になったせいもあり、
そのまま置くとレールが存在を主張しすぎですね〜(苦笑)。
やはり地味な色に塗らないとコレが主役に見えちゃいます。
せっかくだから、ちょっと走らせてみたところ、これがけっこう楽しい!
「鉄ちゃん」の気持ちも良く理解できます。
ヤフオクでトーマスの中古を早く手に入れて、改造作業に
かかりたいと思います…。(9月25日)






 

なかなかトーマスが手に入らないので、見切り作業開始!
ヤフオクで安くトーマスを手に入れようとしているのですが、人気商品のため、
すぐ新品と大差ない値段になっちゃうので、とりあえずベンの作業に取りかかります。
そのベンの改造ですが、ネジ1本で上側が外れるので作業は非常に楽です。
J94に比べると、上半分のアーチの端の角度が急なので、ここを丸く削り、
あとは顔を削りこんでいって、単なる蓋に戻します。
煙突の延長部はなんと歯槽膿漏予防用の歯間ブラシの根本部分が
ちょうどはまったので、それをそのまま使います。
後は、車体を青く塗って、動輪の周囲を色、クランクシャフトを赤に塗れば、
とりあえずの出来上がりです。





 

ようやく中古のトーマスが手に入りました……
なんとか定価の1/3程度の値段で手に入りました。
貨車がちょっと濡れてるのは洗ったせいで、なんとこの顔のシール、
紙製なんですね。コスト的な制約なのかもしれないけど、遊んでいるウチに
すぐ破れちゃうんじゃないのかなぁ…。
あっ、でも中古なのに破れてないからいいのか!(笑)

では、さっそくこの客車を青く塗って連結させましょう。
ついでに機関車のサイドのGWRの文字も書き入れます。







さて、出来上がりは……
はい、どんなもんでしょう。仕上がりはこのとおりです。
上の写真より文字が大きいのは手書きの限界じゃ、許せ!(笑)
レールも茶色に塗ったので、そう目立たないでしょ?












 

 

 

 

そして全体写真……。

そして今回の全体写真です。ここまでモノが増えると多少の重なりはやむを得ません。秘かに飛行船のゴンドラに手を入れて、
男爵のフィギュアを乗せているのが解りますか? ボンビーを作ったからには男爵夫人も作ろうかな? それも湖落っこちバージョンで(笑)。
(9月29日)

 

 

 

 

 

 

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