ダビング10 Q&A 2009年1月2日


ダビング10 とは?
2008年7月4日から、デジタル放送(地上デジタル放送など)のコピー制御が ダビング10 に変わりました。


「ダビング10(ダビングテン)」とは、デジタル放送のコピー制御に関する新方式です。
従来、デジタル放送のほとんどの番組は、「1回だけ録画可能(コピーワンス)」のコピー制御がされていましたが、「ダビング10」対応の番組では、対応録画機のハードディスクに録画したものに限り、ブルーレイディスクまたはDVDディスクなどへ9回までコピー可能、10回目は移動(ムーブ)となります。


ダビング10

  • デジタル放送番組のすべてがダビング10になるわけではありません。
  • 録画機器のすべてがダビング10に対応しているわけではありません。
  • ダビング10対応番組をDVDに録画する場合は、CPRMに対応した録画機で、CPRM対応の記録ディスクにVRモードで記録してください。
  • DVDに録画した場合には、一部のハイビジョン記録できる機器を使用している場合を除き、一般に標準(アナログ放送と同等の)画質になります。
  • ダビング10対応番組であっても、ダビング10に対応していないDVDレコーダー、ハードディスクが内蔵されていないDVDレコーダー、内蔵ハードディスク以外のメディアに直接記録した場合には、従来の「1回だけ録画可能」な番組と同じ動作となります。
  • 録画したDVDはCPRM方式に対応していない機器では再生できません。
  • ブルーレイディスクレコーダーの場合、録画機器が対応しているディスクをご使用ください。
CPRM(Content Protection for Recordable Media)とは、デジタル放送番組に対するコンテンツ保護技術のひとつです。

私的目的で録画したものでも、著作権者等に無断で、販売したりインターネットで
公衆に送信すると著作権侵害となります。

基本編

Q1 なぜ、デジタル放送ではコピーの回数が制限されているのですか?
デジタル信号はダビングを繰り返しても画質・音質が劣化しません。そのため、高品質な不正コピーが流通するおそれがあります。放送番組の著作権が侵害されると、著作権者、番組制作会社、放送事業者等への正当な対価の還元ができなくなります。結果的に、番組の質の低下を招き、魅力的な番組が放送されなくなります。このような悪循環が生じないように、デジタル放送ではコピーの回数が制限されています。

Q2 ダビング10ができる回数は、なぜ最大10回なのですか?
一人の視聴者が持つ機器の数は多くても3台、1世帯における視聴者数の平均を3人と想定し、コピー可能回数は、3台の機器×3人=9回となりました。これに、移動(ムーブ)1回を加えて、ダビング回数は最大10回となりました。
この考えは総務省の諮問機関である情報通信審議会で提案されました。

Q3 すべての番組がダビング10で放送されているのですか?
地上デジタル放送ではすべての番組がダビング10となります。BS、CS放送については各放送事業者へお問い合わせください。

Q4 ダビング10開始前に購入した録画機器/デジタル放送対応パソコンは、ダビング10対応になりますか?

原則、ダビング10開始前に購入いただいた録画機器/デジタル放送対応パソコンではダビング10に対応できませんが、ソフトウェアのアップデートでダビング10に対応可能な録画機器/デジタル放送対応パソコンもあります。詳しくはメーカーへお問い合わせください。

Q5 現在売られている録画機器/デジタル放送対応パソコンは、ダビング10に対応していますか?

ダビング10に対応している(または対応予定)かどうかは、製品カタログや製品ホームページをご覧になるか、メーカーにお問い合わせください。

Q6 ダビング10に対応していない録画機器/デジタル放送対応パソコンでダビング10の番組を録画できますか?

ダビング10に対応していない録画機器でも、今までどおりダビング10の番組を録画することができます。この場合には従来と同様に「1回だけ録画可能」となります。

Q7 ダビング10が始まる前に「1回だけ録画可能」で録画した番組はどうなりますか?
「1回だけ録画可能」のままです。ダビング10の番組をダビング10に対応した録画機器/デジタル放送対応パソコンで録画した場合のみダビング10での録画が可能になります。

応用編

Q8 ダビングしたDVDは、他のDVDプレーヤーで再生できますか?
お使いのDVDプレーヤーがVRモードの再生に対応し、かつCPRMに対応している場合は再生できます。お使いのDVDプレーヤーの取扱説明書をご覧いただくか、メーカーにお問い合わせください。

Q9 DVD/ブルーレイディスク/HD DVDにコピーしたダビング10の番組を、ハードディスクに戻すことはできますか?

できません。

Q10 ダビング10対応番組をDVD/ブルーレイディスク/HD DVDレコーダーでハードディスクからディスクにダビングする場合、市販の録画用DVD/ブルーレイディスク/HD DVDならどれでも大丈夫ですか?


DVDレコーダーの場合、CPRMに対応した録画用DVDが必要です。CPRM対応録画用DVDには「CPRM対応」、「デジタル放送録画対応」などの表記がされているか、デジタル放送のロゴマークが付いています。
ブルーレイディスク/HD DVDレコーダーの場合、録画機器が対応しているディスクをご使用ください。
録画機器が対応しているディスクは、機器の取扱説明書をご覧いただくか、メーカーにお問い合わせください。

Q11 ダビング10の回数は、どのようにカウント表示されますか?
機器の仕様によります。機器の取扱説明書をご覧いただくか、メーカーにお問い合わせください。

Q12 ダビング10では、10回までであれば自由にダビングできるのですか?
私的に楽しむことを目的とした場合のみ、10回までダビング(9回までのコピー + 1回の移動)ができます。ただし、私的目的で録画したものでも、著作権者等に無断で販売したり、インターネットで公衆に送信すると著作権損害となります。

Q13 ハードディスクにハイビジョン画質で録画したダビング10対応番組は、DVDにハイビジョン画質でダビングできますか?

DVDへダビングした場合は、一部のハイビジョン録画できる機器を使用している場合を除き、一般に標準(アナログ放送と同様の)画質になります。また、ブルーレイディスク、HD DVD、iVDR-Sなどへはハイビジョン画質のままダビングが可能です。記録メディアは、コンテンツ保護方式に対応したものが必要です。

Q14 アナログ映像出力から、他の映像機器にコピーできますか?
アナログ映像出力にはCGMS-A(Copy Generation Management System-Analog)と呼ばれるコピー制御信号が付加されています。対応する録画機を接続してダビング10対応番組の映像をコピーした場合、一世代までに限定されます。二世代目、いわゆる孫コピーはできません。

Q15 ケーブルテレビのセットアップボックスに録画機器を接続して、ダビング10で録画できますか?

ハードディスクを内蔵していないセットアップボックスはダビング10の対象外です。ダビング10で録画するには、ダビング10に対応したハードディスク内蔵セットアップボックスが必要です。詳しくはケーブルテレビ事業者、またはメーカーへお問い合わせください。

Q16 録画機にi.LINK出力端子があります。もう1台の録画機とi.LINK接続してダビングできますか?

双方の機器の仕様によります。それぞれの機器の取扱説明書をご覧いただくか、メーカーにお問い合わせください。
ダビングできる場合は、もう1台の録画機のハードディスク、またはDVDなどのディスクへ9回までコピー可能、10回目は移動(ムーブ)となります。もう1台の録画機のハードディスクへダビングした場合、それ以上コピーはできません。移動(ムーブ)のみ可能です。

i.LINK

パソコン編

Q17 ハードディスクに録画したダビング10対応番組を録画機器/デジタル放送対応パソコンのアナログ出力から他の録画機器に録画できますか?

ダビング10対応の録画機器/デジタル放送対応パソコンで再生した場合は、他の録画機器で録画できます。ただし、デジタル放送対応パソコンには、アナログビデオ出力に対応していない機種があります。詳しくは、機器の取扱説明書をご覧いただくか、メーカーにお問い合わせください。

Q18 パソコン用外付けデジタルチューナーではダビング10に対応できますか?
機器の仕様によります。詳しくは、機器の取扱説明書をご覧いただくか、メーカーにお問い合わせください。

Q19 ダビング10にソフトウェアのアップデートで対応したデジタル放送対応パソコンをリカバリすることになりました。リカバリ後もダビング10対応のまま使用できますか?


リカバリ後は出荷時の状態に戻りますので、ダビング10に対応していない状態になっています。再度、ソフトウェアのアップデートが必要です。
※リカバリ:パソコンのハードディスクの状態を出荷時の状態に戻すこと。

Q20 ダビング10にソフトウェアのアップデートで対応したデジタル放送対応パソコンのテレビ受信用ソフトウェアを再インストールすることになりました。再インストール後もダビング10対応のまま使用できますか?


再インストール後は出荷時の状態に戻りますので、ダビング10に対応していない状態になります。ダビング10に対応するには、再度、ソフトウェアのアップデートが必要です。


用語解説(このページでは、各用語を次の意味で用いています。)

用語 意味
 リムーバブルメディア 脱着可能な記録メディア(DVD、ブルーレイディスクなど)のこと。
 コピー リムーバブルメディアに複製を作成すること。
 移動(ムーブ) 複製を作成後、オリジナルデータを消去すること。
 CPRM "Content Protection for Media"の略で、デジタル放送番組に対するコンテンツ保護技術のひとつ。
 CGMS-A "Copy Generation Management System-Analog"の略で、コピー世代管理システムのこと。コピーに関する管理情報(世代管理、コピーの可否)が映像信号に重畳されている。対応する録画機器がこの管理情報に合わせて動作する。
 VRモード DVD VR(DVD Video Recording Format)のこと。DVDフォーラムで策定された規格のひとつで、記録用メディアのための著作権保護技術(CPRM)にも対応している。
 iVDR "Information Versatile Disk for Removable usage"の略で、iVDRコンソーシアムによって策定されている脱着可能なハードディスクの一種。
 リカバリ パソコンのハードディスクの状態を出荷時の状態に戻すこと。

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※出展 : 社団法人 電子情報技術産業協会、社団法人 デジタル放送推進協会