エアコンの豆知識

 室内機から「ポコポコ」音がする 2008/05/04 更新


  ■ 状態
室内機から、運転中及び停止中でも「ポコポコ」音がする。
  ■ 原因
  1. 気密性の良い部屋でレンジフード等を使用すると、排水(ドレン)口から外気が浸入し、露受皿の排水口に溜まっている除湿水が吹き上げられて、異音「ポコポコ」が発生することがあります。
  2. 外気が強風の時も同様に「ポコポコ」音がすることがあります。※特にエアコンの設置場が高層階の場合。
  ■ 対策
逆流防止弁を排水(ドレン)ホースの途中に取り付けることによって異音を防止することができます。
逆止弁の一例
逆止弁の一例



 COPとAPFの違い


 家庭用エアコンは、建物の断熱機密性能や外気温などの条件によって消費効率が変化します。

 従来のCOP(Coefficient Of Performance)は、コンプレッサーの回転速度が一定の機種を主眼とした評価方法でした。
 ※現在販売されているエアコンは、冷暖房エアコンが主流です。
 インバーター機種ではコンプレッサーの回転数によって冷房能力、暖房能力が変化するため、定格能力だけでは実使用にマッチした評価を行うことができません。

 このインバーター機種に最適な評価方法として、また、より実体に適した省エネルギー評価基準として通年エネルギー消費効率(APF : Annual Performance Factor)の表示が冷暖房・壁掛け形4.0KW以下に採用されるようになりました。
 APFとは1年間に必要な冷暖房能力の総和(KWh)を機種ごとの期間消費電力量{冷房期間(KWh)+暖房期間(KWh)}で割った数値のことです。
 ※この数値が高いほど効率が良いと言えます。

 具体的には、冷暖房の能力を測定する場合、COPでは冷・暖房時の定格能力の2つの平均で評価しますが、APFの場合は冷・暖房時の定格能力とともに、冷・暖房時の中間での能力、さらに暖房使用時における低温での能力の5つを測定します。
 測定した結果を計算式に入力し、算出したものが冷房期間、暖房期間の消費電力量(KWh)となります。

 APFでは室内機のサイズによって2つの目標値が設定されています。
定格冷房能力が3.2KWを超えて4.0KWのクラスでは室内機のサイズ(寸法規定)が高さ295mm、幅800mm以下でAPF目標値が4.9。それ以上のサイズ(寸法フリー)ではAPF目標値が6.0となっています。

 因みに、4.0KWを超える能力のクラスに対しては従来通りCOPを目標値として定めています。


 エアコンのガス(冷媒)不足について

 エアコンで使用されるガス(冷媒)は基本的に、入れ替え、補充は不要です

時折お客様から「年数経ったらガスを入れ替えなければいけないんじゃないの?」「冷えが悪いからガスを補充して・・・」と聞かれることがあります。

年数経ったからといってガス(冷媒)を入れ替える必要はありません !!
  • エアコンで使用されるガス(冷媒)は非常に安定した物質です。経年劣化することはありません。
  • 冷蔵庫にも組成は違いますがガス(冷媒)を使用しています。冷蔵庫のガスを入れ替えるといったことを聞かれたことがないと思います。それと同様とお考えください。
基本的にガス(冷媒)を補充する必要はありません !!
  • 基本的にエアコンで使用されるガス(冷媒)は使用に伴ってその量が減ることはありません。
  • エアコンにはその機種に応じた適量のガス(冷媒)が封入されています。効きが悪いからといって必要以上にガス(冷媒)を入れると消費電力が増え、場合によっては機器の故障につながります。
  • エアコンの効きが悪い時は次の項目をご確認ください。
  • 室内機のフィルターが目詰まりしていないか
  • 室内機のフィルターの奥(熱交換器)が目詰まりしていないか
  • 室内機の送風ファン(シロッコファン)に埃が付着して風量が落ちていないか
  • 室外機の後ろ(熱交換器)が目詰まりしていないか
  • 室外機の風を妨げる物がその周辺にないか(室外機を囲ったようになっていないか)
  • エアコンの能力がその部屋の広さに見合った機種であるか
  • 以上の事柄をご確認いただいた上で、初めてガス(冷媒)不足を含む機器の故障と考えられます。
ガス(冷媒)不足になる要因
  • ガスが不足する要因として次の二点が考えられます。
  • 機器内部配管経路(冷凍サイクル)の亀裂、または溶接個所のピンホールによるガス抜け
  • 据え付け作業ミスによるガス抜け
  • ごく稀に最初からエアコンにガスが定量入ってない場合もあります。(新品不良)
ガス(冷媒)が漏れた場合の対処
  • 機器内部配管の亀裂、またはピンホールによるガス抜けの場合、ガス漏れ個所を探し出しての溶接作業を伴った修理となります。
  • 据え付け作業ミスによるガス抜けの場合は、配管接続部ナットの締め不足、閉めすぎ、フレアの加工不良、が考えられ、不良個所の修繕⇒真空引き⇒ガス(冷媒)の定量充填作業となります。


 外で、犬飼ってます?

 犬の毛が熱交換器(アルミのフィン)に詰まっていませんか?

エアコンの室外機が設置してある場所の近くで犬を飼っていらっしゃるお宅は、一度室外機の裏を覗いて見てください。
(チョット見難いですが、それゆえに見落としがちになります)

そのままご使用いただくと、熱交換効率が大変悪くなりますし、機器の故障にもつながります。

犬の毛が詰まっていたら、手の怪我を防ぐために必ず手袋をして熱交換機を変形させないよう慎重に取り除いてください。


 やっぱり、フィルターの点検が必要です。


 二週間に一度くらいの点検が必要とされています

エアコンを使う上で、フィルターのこまめな掃除は基本ですね。

フィルターを取り外した時に、奥にある熱交換機や吹出し口の奥も注意して見てください。

そこまで汚れている時はエアコンクリーニングが必要ですが、スプレー式のクリーニング液の使用はお勧めできません。(エアコンの樹脂部や金属部品を損傷させてしまう場合があります)

エアコンクリーニングは、確かな技術を持った電気店に依頼されることをお勧めします。


 エアコンの真下にテレビありません?

 エアコンの室内機から水が漏れることがあります。

エアコンは冷房運転時に室内の湿気を取って、ドレンホースにより室外に排出されます。

まれに、ドレン詰まりや熱交換器の詰まり等により、水が室外に排出されず室内機から漏れることがあります。

室内機の設置場所がやむおえずテレビの上になってしまった時は、テレビが室内機の真下にならないよう少し前に出したほうが無難です。

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 エアコンの配管は見えないほうがカッコイイ?

 配管は配管カバーを使用して露出で施行されることをお勧めします

エアコンの配管は隠蔽したほうが体裁いいですよね。

でも壁掛けエアコンの場合は、やむおえない場合を除いて配管の隠蔽をお勧めできません。

隠蔽した配管途中でガス漏れを起こすと(溶接によるロウ付け個所があると心配です)修繕が大変困難ですし、エアコンを買い換えた時に配管サイズの違いや、渡り線の違いにより、せっかく隠蔽した配管が使えなくなることがあります。

なるべく配管は配管カバーを使用して、露出で施行されることをお勧めします。


  エアコンの排水を受けないでね。

 ドレンホースは先が上がらないよう、タレ流しでご使用ください

まれにエアコンの排水を、植木鉢などの器で受けていらっしゃるところを見受けます。

エアコンの排水は水道の水と違って圧力がかかりませんので、ドレンホースの先が少し上がってしまうだけで室内に逆流していまうことがあります。


  エアコンの室外機を屋根の上に置くと・・・。

 極力エアコンの室外機を屋根にのせることは、避けてください

瓦屋根の上に乗せると、室外機がしっかり固定できず危険でし、屋根の照り返しにより室外機に過負荷がかかります。

また、故障した時の修理も余分な手間と費用がかかります。

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