家庭用エアコンは、建物の断熱機密性能や外気温などの条件によって消費効率が変化します。
従来のCOP(Coefficient Of Performance)は、コンプレッサーの回転速度が一定の機種を主眼とした評価方法でした。
※現在販売されているエアコンは、冷暖房エアコンが主流です。
インバーター機種ではコンプレッサーの回転数によって冷房能力、暖房能力が変化するため、定格能力だけでは実使用にマッチした評価を行うことができません。
このインバーター機種に最適な評価方法として、また、より実体に適した省エネルギー評価基準として通年エネルギー消費効率(APF : Annual Performance Factor)の表示が冷暖房・壁掛け形4.0KW以下に採用されるようになりました。
APFとは1年間に必要な冷暖房能力の総和(KWh)を機種ごとの期間消費電力量{冷房期間(KWh)+暖房期間(KWh)}で割った数値のことです。
※この数値が高いほど効率が良いと言えます。
具体的には、冷暖房の能力を測定する場合、COPでは冷・暖房時の定格能力の2つの平均で評価しますが、APFの場合は冷・暖房時の定格能力とともに、冷・暖房時の中間での能力、さらに暖房使用時における低温での能力の5つを測定します。
測定した結果を計算式に入力し、算出したものが冷房期間、暖房期間の消費電力量(KWh)となります。
APFでは室内機のサイズによって2つの目標値が設定されています。
定格冷房能力が3.2KWを超えて4.0KWのクラスでは室内機のサイズ(寸法規定)が高さ295mm、幅800mm以下でAPF目標値が4.9。それ以上のサイズ(寸法フリー)ではAPF目標値が6.0となっています。
因みに、4.0KWを超える能力のクラスに対しては従来通りCOPを目標値として定めています。 |
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