家庭用生ごみ処理機の豆知識 

 家庭用生ごみ処理機の種類

生ごみ処理機には、バイオ式乾燥式粉砕式などの方式があります。

 1. バイオ式

バイオ(bio)とはバイオテクノロジー(biotechnology)の略で「生命」「生物」の意味を表します。枯れた植物や動物の死がいなどは、いつの間にか消えてなくなりますが、これは自然界の掃除屋である微生物の浄化作用によるもので、植物や死がいは微生物により元の成分である水、炭酸ガスなどに分解されます。そして、これらは植物に吸収され光エネルギーを受け成長し、また動物に食べられる。この現象を物質循環といいます。

バイオ式はこの物質循環の中で、微生物が有機物を分解する過程を応用したものです。

自然界では微生物のすみかは土壌ですが、装置内では微生物が培養しやすい基材(チップ)を用います。

生ごみと基材を混ぜ合わせ、処理槽内を微生物が繁殖、育成しやすい環境(酸素、温度、水分)を造り出し、微生物の働きで生ごみの分解を促進させます。処理中はバイオ式特有の腐葉土のようなにおいがする場合があります。

培養基材(チップ)は1ヶ月から半年に一度、交換もしくは補充が必要です。

生ごみは水と炭酸ガスに分解し、約1/8〜1/10に減量され、処理後は有機肥料素材として利用できます。

 2. 乾燥式

生ごみの80%は水分で構成されていますが、この主成分である水分をヒーターによって熱風乾燥し減量、減容します。

排気に含まれるにおいの成分を触媒の働きで酸化脱臭させることで、排気臭が少なく室内使用も可能です。外気温に左右されないので寒冷地域でも使用でき、バイオ式のような基材を必要としないので、処理槽すべてに生ごみを収納し処理できます。

乾燥スピードが早く、本体が小型の割りには多量の何ごみ処理が可能です。また、処理物はバイオ式と同様に、有機肥料素材として家庭菜園などに利用できます。

 3. 粉砕式

生ごみを高速回転刃で細かく粉砕して減容します。

また、粉砕式とバイオ式を併用したタイプもあります。


 家庭用生ごみ処理機の設置場所と設置方法

 バイオ式の場合

@設置場所
  • 転倒防止のため、屋外の水平で安定した場所に設置する。
  • 感電や漏電火災などを防止するため、直接雨ざらしになる場所や雨水がたまり水浸しになるような場所には設置しない。
  • 風通しのよい場所に設置する。
A設置方法
  • 排気口を塞がないために、壁面から5cm以上離して設置する。
  • 土や芝の上に置く場合は板やブロックなどを敷く(本体底の四隅の脚は板やブロックの上に確実に載せること)。
  • 子供が近寄る場所、製品が倒れる恐れのある場所ではバンドなどで固定する。
B電源プラグ、アースの接続
  • 防雨型防水コンセントに、生ごみ処理機のプラグが接続できる場所を選ぶ。
  • 防雨型防水コンセントがない場合は、電気工事店へ取り付けを依頼する。
  • アースを接続する。

 乾燥式の場合

@設置場所
  • 床面は強度のある場所を選ぶ。
  • 周囲にストーブなどの可燃物のある場所は避ける。
  • 屋内の風通しが良く、水平で安定した場所に設置する。
  • 本体は壁などから必ず5cm以上離す。
  • 屋外設置の場合、雨ざらしにならない場所を選ぶ。
  • 避難場所や避難器具の障害にならない場所を選ぶ。

Aアースの接続
  • アースを接続する。


取り扱い上の注意

  1. 処理槽(処理容器)には灯油、ガソリン、ベンジン、シンナー、アルコールなどやそれらが付着したごみは入れない。火災の原因となります。
  2. 大きいものや硬いものは入れない。攪拌運転できなくなり故障の原因となる。
  3. 生ごみを投入するときは三角コーナーやシンクのストレーナーなどで十分水切りをする。水分が多いとバイオ式では分解に必要な空気が得られず、においの原因となります。また、乾燥式では乾燥不足の原因となります。
  4. 生ごみは入れすぎない。においまたは乾燥不足の原因となります。
  5. たばこ、油類は入れない。微生物が死滅します。

 処理できるものとできないもの

食品類 処理できる(○) 処理できない(×)
穀物、肉、野菜

果物、魚、魚の骨

鶏の骨(手羽先程度)

茶かす、菓子類

その他、人間が食べられるもの

ガム
×
酒類・アルコールを含む食品
×
貝殻類(貝殻、カニの甲羅)
×
牛や豚の骨
×
大量の塩や塩分の多いもの
×
その他、人間が食べられないもの
×

 有機肥料としての使い方

 バイオ式の処理物

プランターでの使い方

@土に処理物を20%程度の割合で入れ、手で湿りを感じる程度まで少々の水を加え良くかき混ぜる。
A有機肥料となるまでに、雨水のかからない場所で水はけを良くし、風通しの良い日陰で成熟させる。

有機肥料になるまでの期間

苗を植える場合 種をまく場合
夏季 約1週間 約1ヶ月
冬季 約2週間 約2ヶ月

そのままの状態での使い方

処理物を植物の周辺にあまり近づけないように適量をまき、処理物を覆いかぶせるように土をまく。
2〜3週間で有機肥料になります。

 乾燥式の処理物

プランターでの使い方

腐葉土に処理物を約5%の割合で混ぜ、2週間程度成熟させると有機肥料となります。

そのままの状態での使い方

植物のまわりの土を掘り起こし、処理物と土を良く混ぜながら植物の周辺に入れる。
2〜3週間で有機肥料となります。

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