熊伏山の自然 H16.8.5

「熊伏山」は、天龍村の最高峰(1,653.3m)として、信州百名山にも選ばれているそうです。今回の下伊那教育会生物委員会の山岳調査では、南信濃村から青崩峠にいたり、そこから熊伏山に登りました。登山道は、青崩峠からかなりの急な上りで、登山道脇には青崩れ?のガレ場が顔を見せており、一歩まちがえれば危険な山に見えました。今回は、チョウに詳しいmakiuti先生も調査に加わってくれたので、たくさんのチョウも確認することができました。

登山口の南信濃村観光協会案内所。南信濃村には、かつて、森林鉄道も走っていました。 宿泊に利用した「やまめ荘」。やまめの塩焼きなど、食事もすばらしいです。
林道の終点から、20分ほどで青崩峠に着きました。青崩峠から見る静岡県水窪町方面です。 青崩峠から熊伏山に上りはじめてすぐのところで、おそれていたヤマビルが石の上でうごめいていました。
石の多い登山道に生えていた、ホソバガンクビソウ。 青崩峠付近では、ソウシチョウの鳴き声も確認できました。ソウシチョウは飼い鳥が野生化したもので、北に向かって分布を広げているものと思われます。
木々の生い茂るくらい登山道にはオオヒナノウスツボが咲いていました。 熊伏山への登山道の生えるヤマホタルブクロは、とても小型で可憐な感じがしました。
熊伏山の頂上付近から見る南アルプスの山々。中央よりやや右側のピラミット型の山が聖岳(3,013m)そのすぐ左側が赤石岳(3,120m)です。そこから左に向かって、悪沢岳、塩見岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳と続きます。
どんどん北に分布を広げているツマグロヒョウモンが熊伏山でも確認されました。写真:Nature Photo Gallery様のHPより 熊伏山への登山道で見つけた、体長30cmもあるミミズ。
登山道脇のかなり太い樹木の幹に、ツキノワグマの爪跡がありました。熊伏山といわれるだけあって、クマも住んでいるようです。 山頂付近で、お湯が何度で沸騰するか実験しました。94℃で沸騰しました。
林道終点から青崩峠への途中の暗い林の中に咲いていたオニルリソウ。 やはり、暗い林の中に多く見られたミズタマソウ。