くぼしげのつぶやき

12月31日

 未だに、何も終っていない。どうしようもないと思いつつ、キーボードをたたく私。今年は色々あった。

 海外ではアメリカでのビルへのテロや炭疽菌テロ。米英によるタリバン・アルカイダへの攻撃。エスカレートしたパレスチナ紛争。エイズの蔓延。

 国内では、小泉政権の誕生。ハンセン病問題の一応の解決。狂牛病問題。そして年末の不審船事件。

 私個人についても、就職の決定(一つの夢の実現は、一つの夢の断念を意味する)などなど。

 来年は、就職することになる。自分の力でお金を稼ぐ?今の私の地位はお金を払いながら文章を書く。来年からはお金をもらうために文章を書く。この人生のコペルニクス的転回にどう立ち向かえばいいのか私は途方にくれている。

 今までの私は、ある種「世俗」とは隔絶した位置にて社会を云々話していた。来年の私は(自らを生産活動に身を置かないものの)「世俗」に身を置きながら社会を云々語る人間への変化を遂げる年となるのだろう(いや、ならなければならない)。

 ただ、「私」という個人は生産活動から隔絶した、ある種の寄生虫的存在である事実に何ら変化はない。私が住んでいる日本と呼ばれている国は、生産活動を行うことなく生活が出来る非常に「豊かな国」である。そう言う意味では、パキスタンの難民キャンプにいる人々と同じなのかもしれない。おそらく、私はきわめてラッキーな人生を歩んでいるのだろう。何しろ生産活動を行うことなく「豊かな生活」を享受できるのだから。そう言う意味では、難民キャンプにいる人々とは対偶の位置にいるのかもしれない。かの人々は、何とか生きている人々なのだから。

 

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2001/12/31