おススメ!「9条BOOKS」
みなさんも、9条や平和に関する書籍をご紹介ください。
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『イマジン9 想像してごらん、戦争のない世界を』
文・星川 淳/川崎 哲 絵・成瀬政博 合同出版 952円+税

 「戦争のない世界なんて、夢ものがたりでしょうか。いいえ、戦争は、人がつくり出すものです。だから、人は、戦争のない世界をつくり出すこともできるのです。」
 「世界中の国が憲法9条をもったらどんな世界になるでしょう。」それを想像する本です。戦争のない9つの世界が、短い日本語と英語の文章と絵で表現されます。そのあとに、9つの世界の回折がります。9条をえらび始めた世界の人々の声、あなたにできること、考えてみよう。日本の憲法のこれから、と続き、日本国憲法9条の各国語訳もあります。(T)
『5大陸20人が語り尽くす憲法9条』
グローバル9条キャンペーン編 かもがわ出版 1,900円+税

 「はじめに」に書いてあるように、「この本は、海外の人から見た日本国憲法9条の本です」。海外の人が、これほどまでに、他国である日本の憲法9条に大きな関心を寄せ、しかも、「世界には9条が必要だ」と語り、活動している姿がよくわかる本になっています。
 本書は、「紛争地にとっての希望」「戦争国家と対比する」「アジアにおける存在意義」「軍隊をなくす」「世界は9条をえらび始めた」の5章から構成されています。「9条世界会議」開催の呼びかけもあります。憲法9条を世界に広げ、9条の理念を地球規模で実現するという「グローバル9条キャンペーン」(2005年に始まった国際運動)の紹介もあります。
 日本国内で「改憲」阻止、9条擁護を願う国民はもとより、「9条の会」の活動にとっても、「海外から9条をみる視点」は極めて重要です。(T)
『憲法9条を世界遺産に』
太田光・中沢新一  集英社新書  660円+税

 お笑い芸人で「爆笑問題」の太田光(ひかり)さんはテレビや本で「憲法9条を世界遺産に」と提案し、その本はベストセラーです。テレビ番組で、太田さんは「太田総理」役で「憲法9条の日」をつくり祝日にしようと提案もしました。この番組で憲法9条を守ろうという訴えを見て、「九条の会」の活動に理解を深めた人もいます。
 『憲法9条を世界遺産に』(集英社)は太田さんと人類学者中沢新一さんの共著です。なぜ、世界遺産なのか。太田さんは語ります。「戦争していた日本とアメリカが、戦争が終わったとたん、日米合作であの無垢(むく)な理想憲法を作った」「僕は、日本国憲法の誕生というのは、あの血塗られた時代に人類が行なった一つの奇跡だと思っているんです」「あの奇跡的な瞬間を、僕ら人類の歴史が通り過ぎてきたのだとすれば、大事にしなければいけないんじゃないかと思う。エジプトのピラミットも、人類の英知を超えた建築物であるがゆえに、世界遺産に指定されているわけですね。日本国憲法、とくに九条は、まさにそういう存在だと思います。」
 では、太田さんはどうするか。「その奇跡の憲法を、自分の国の憲法は自分で作りましょうという程度の理由で、変えたくない。少なくとも僕は、この憲法を変えてしまう時代の一員でありたくない」と言い切ります。(T)
『井上ひさしの子どもに伝える日本国憲法』
井上ひさし 絵:いわさきちひろ  講談社  952円+税

 憲法の大切さを子どもたちに伝えたい作家・井上ひさしさんの新しい試みの本が「井上ひさしの子どもに伝える日本国憲法」(講談社)です。井上さんは「九条の会」の呼びかけ人です。本は「絵本・憲法のこころ」で、憲法の精神を表している前文と第九条を小学生にも読めるように優しく書いてあります。いわさきちひろさんの絵が加わります。第九条は次の文で始まります。『私たちは、人間らしい生き方を尊ぶというまことの世界をまごころから願っている。人間らしく生きるための決まりを大切にするおだやかな世界をまっすぐに願っている。だから私たちはどんなもめごとが起ってもこれまでのように、軍隊や武器の力でかたづけてしまうやり方は選ばない。』
 本は、「お話、憲法って、つまりこういうこと」で、憲法の考え方や条文の内容を子どもたちにわかりやすく話しています。巻末に日本国憲法全文も載っています。(T)